1.本当の自分である

音声で聞きたい方はこちら↓

世界の仕組みを知って楽に生きるためのメッセージを
YouTubeで音声でもお届けしています。
音声のみなので、
ラジオのような感じで聞き流してください。
YouTubeにアップするにあたって、
少し体系的にまとめています。
このnoteは、文字起こししたものです。

こんにちは、
世界の仕組みを知って楽に生きる
メッセージをお伝えしています、
maikoです。

今日からは、
「真我」をテーマにした新しいシリーズで、
1回目の今日はこのテーマ自体の説明ともなる、
「本当の自分である」について
お話しします。

私は、このyoutubeで発信するにあたり、
悟りやノンデュアリティの話を、
体系的に分かりやすくお伝えする
ということを意識しています。

ですから、本題に入る前に、少し、
私のメッセージの全体像を、
以前お話しした「悟り」「自我」という
テーマも含めて整理しておきますね。

真我というのは、
本当の自分という意味です。
なぜ「本当の」と付けているかというと、
私たちが普段感じている、
自由に思考し、判断し、行動している、
この私という個別の存在が自分だ、
というのは、実は錯覚だからです。

この自分を、
真我に対しての自我と言いますが、
全ては自然現象のように
一体的に起きているだけで、
そこに主体的、個別的に動くことができる
自分というものは本当はいません。

そして、
自由に思考し、判断し、行動している、
個別の存在としての自分、
という感覚がなくなった状態のことを、
「悟り」「解放」などと言います。
その時、
世界のありのままを知ることができ、
その世界の仕組みのことを「真理」と言います。

私はテーマごとに再生リストにまとめて、
副題を付けているのですが、
最初の「悟り」シリーズは”世界の仕組み”、
次の「自我」シリーズは”楽に生きる”でした。

youtubeのチャンネル名にもなっている通り、
聞いてくださる方が、
世界の仕組みを知って、
まずは、個の自分として、
目の前の悩み苦しみから救われ、
少しでも楽に生きるお役に立ちたい、
という思いからです。

そして、
今回の「真我」シリーズの副題は、
”真に生きる”としています。
これは、
本当の自分として生きるという意味です。

これから私は、
”本当の自分とはー””真我とはー”ということを、
お話ししていこうと思っています。

ですが、それは、
真我とはそういうものだからそれを目指そう、
というように、
誰かが取り組むことができる内容ではありません。

自分が思考し、判断し、行動していると思うこと、
あるがままをコントロールしようとすること、
その”自我”がなくなったとき、
”真我”は自然と現れ出るものです。

本当の自分として生きるとは、
自然と現れ出るものに、
ただ身を任せるだけです。

それは、
本当の自分ですから、
努力はいりません。
自然です。

ある意味で楽なのですが、
楽だと感じる自分はいません。

この世界も守るべき自分も
幻想であることを知り、
快楽に興味がないから欲がなく、
苦難に興味がないから恐怖がない。
だから、物事をコントロールしようとしない。
それが、自我がない、という状態です。

コントロールしようとしない時に、
本当の自分、
存在の本質とでもいうべきものが、
この世界に私たちの身体や思考や感情を通して、
溢れ出てきます。

それらの起きてくるままに
身を任せることが
ここで言っている
本当の自分として生きることです。

今回の「真我」のシリーズでは、
その本当の自分、存在の本質って何さ、
ということをお話ししようと思っていますが、
今日は、その中身の話の前提とも言える、
「本当の自分である」
ということについて話します。

探求とはすなわち、
本当の自分を探し求めている、
と言えると思います。
本当の自分であろうとします。
私もそうでした。

そして、
瞑想にたどり着く方が多いですよね。

瞑想の定義も本当に様々ですが、
呼吸や思考を観察したり、
今目の前の出来事に集中したり、
身体感覚をありありと感じたり、
そういったことに私も取り組みました。

それらは間違いではないかもしれませんが、
きちんと1から10まで指導を受けずに
自己流で私がやっていたことに関して言えば、
全て自我がやっていることであって、
本当の自分であることとは違いました。

呼吸や思考や目の前の現象や身体感覚は、
本当の自分に現れていることではありますが、
変化し消えていく幻想ですから、
不変の実在である本当の自分ではないものに
フォーカスしていることになり、
むしろ逆効果とも言えます。

そしてそもそも、
何をしてもしなくても私たちは、
本当の自分であるのだから、
本当の自分であろうとするときはつまり、
本当の自分ではない、
と強く信じているということになり、
全然本当の自分であってないですよね。
自分が何もしない時だけ、
しないことすらしない時だけ、
本当の自分であります。

ですから、
本当の自分であろうとするなら、
本当の自分であろうとしないのが、
まず大前提です。

その上で、
ではどうすればいいのか。

家にないものを
探すときは、
家の外に出て新しく手に入れてくる
必要がありますが、
必ず家にあると分かっているものを
探すときは、
新しく手に入れるのではなく、
家の中の邪魔なものを、
どける必要があります。

ですから、
私たちが、
本当の自分であるためには、
新しい自己認識を手に入れるのではなく、
間違った自己認識が消えていく必要があります。

そのためにできることは、
毎回毎回、毎瞬毎瞬、
本当の自分ではないものを
消すことです。
消すとはつまり、
無視することであり、
無関心でいることであり、
相手にしないことであり、
実在だと認めないことです。

え？どうするの？って思われる方は、
心配しないでください。
そういう経験が必ず起きてきます。
何度でもちゃんと起きてきます。

不快なこと、苦しいこと、都合の悪いこと、
後悔・心配の思考、
怒り・悲しみの感情、
それらと無縁の生活ができている人は、
ここにはいらしゃっらないでしょう。

それらを感じている時、
この出来事や思考や感情は、
自分のものではない、
現れては消えていく幻想だ、
と毎回、毎瞬見破りましょう。

そうなると、
快いこと、楽しいこと、都合がいいことが起きても、
全て自分の力では何もしていないことが分かるし、
だから達成感もなくなって、
ただ感謝だけが起きるし、
そして現れては消えていく幻想だと知って、
執着する自分も消えていきます。

そうすると、
本当の自分であります。

ここでなんですけど、
どうしてそれが本当の自分って分かるの？
って皆さん思いませんか？

私はずっとこれが、
疑問だったことなんですけど、
今なら分かります。

もし本当の自分が空っぽだとしたら、
現れてくるもの全て幻想だと消していけば、
最後に無気力になると思うんです。
何も無くなって、
動かなくなると思いませんか？
でも、そうならない。
ちゃんと存在が残って、
存在の本質が残ります。
つまり、
それが本当の自分ということです。
本当のベース、基盤ということです。
それが底なしの恐怖とかじゃなくて、
本当によかったなあって思いますけど。

しかも、最後に残ったものが、
え？そんなの初めて！知らんかった！
初お目見え！初耳！だったら、
それが本当の自分ってほんまかいなって
なるじゃないですか。
でも、
そう言えば昔からずっと知ってた。
ずっとそばに感じてた。
そういうものだから、
それが本当の自分ということです。

そしてそして、
結局存在の本質って何？というのが、
悟りやノンデュアリティの話で言われている
愛ということなんですね。
自分を消していったら、
最後に愛が残る、愛が溢れる。
でも、
私は、この愛という言葉が抽象的すぎて、
全然分からないしピンとこない、と
思っていたので、
これから音声でお話ししていこう、
というのが今回のシリーズです。

悟りやノンデュアリティの話とは関係なく、
一般的な話で言っても、
自分が悩み苦しみに明け暮れていたら、
いつも自分、自分、自分のことばかり、
他の人のことなんて思いやる余裕はありません。

ですから、
まず、自分が救われることが第一優先です。
その時に初めて、
他の人やものも大切に思えるって話ですよね。

まあ、悟りの話では何と、
本当に自分が救われるときは、
自分は消えるんですけどね。

自分って、この身体や思考ではないですよ、
自分がやっているという思い、そして、
自分がコントロールしようとする思い、です。
その代わりに、
本当の自分の思い、みたいなものが、
この身体や思考に現れてきます。
それが本当の自分であることです。

今回は、
本当の自分である
ことについてお話してきました。
いかがでしたか？

これからもこのような、
世界の仕組みを知って真に生きる、
メッセージをお伝えしていきますので、
もしよければ
チャンネル登録して聞いてみてくださいね。