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現実はコントロールできない

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世界の仕組みを知って楽に生きるためのメッセージを
YouTubeで音声でもお届けしています。
音声のみなので、
ラジオのような感じで聞き流してください。

YouTubeにアップするにあたって、
少し体系的にまとめています。

このnoteは、文字起こししたものです。

こんにちは、
世界の仕組みを知って楽に生きるメッセージを
お伝えしています、まいこです。

1.みんな現実をコントロールする方法が知りたい

今、苦しい状況で、何とかしたい。
どうしても叶えたい願望がある。

こういうことがきっかけで、
スピリチュアルなことに興味を持ち、
また悟りの話に辿り着く方も多いですよね。
私もそうでした。

そういう方々からしたら、
全く面白くない話、
それが今日の
現実はコントロールできない、
という話です。

実際、だからこそ、
真理の話は嫌われ、否定されますが、
逆に、
引き寄せの法則や潜在意識の話は、
本は大ベストセラー、
動画の再生回数は爆上がりです。

現実をコントロールする、
言い換えれば、
苦難を出来るだけ避けて、
快楽を出来るだけ得ようとする、
それがみんなが求めていることです。
みんなが求めているから、
そこに需要があるから、
お金になるから、
たくさん情報が溢れています。

もちろん、
それが悪いことではありません。
コントロールできると思えるうちは、
それを楽しみ、味わえばいいと思います。

今日は、なぜ、
成功者たちが、
引き寄せの法則などで、
全てうまくいくとか、
全て手に入れたなどと言って、
現実をコントロールできているように見えるのか、
というカラクリも説明した上で、
本当は、
現実はコントロールできない
という話をします。
昔の私のような引き寄せ迷子の方も
ぜひ聞いてほしいです。

2.現実はコントロールできないと知る目的

まずは、なぜ、
現実をコントロールすることはできない、
と知る必要があるのか、
今回の話の2つの目的を説明させてください。

前もお話した通り、
悟りのお話は、
私たちが個別の存在として生きている
と思っているこの世界は
夢であることを知り、
夢から目覚めて本当の自分を知りなさい。
そうすれば、
この世界でどんなことが起きていても、
平安で幸せでいられるから。
ということです。

でも、私たちは今も夢の中にいます。
だから、その前提で、
私は自我に向かってお話しをする、
と言いました。

個別に存在し、
生きていると思っている自我は、
いつも死を隣り合わせに感じ、
いずれ必ずやって来るのだと、
存在消滅の恐怖の中にいます。
野獣に襲われるでもなく、
戦国時代でもない、
この文明が発達した
平和な時代であっても、
いじめや失業、
鬱やウイルスなど、
社会的にも心身の健康の上でも、
私たちの存在は常に脅かされ、
いつも死の恐怖を抱えていることに、
異論はないと思います。

だから、自我は、
この恐怖から逃れるために、
現実をコントロールする必要があります。
思い通りにコントロールできて初めて、
自分の身が守れると安心できます。
ですから、
現実をコントロールしようとするのは、
自我の当然とも言える特性です。

ですが、
この個別の存在として生きている、
という感覚はそもそも勘違いでした。
私たちは全て一体である一つの存在で、
消えたり無くなったりしません。
だから、
コントロールする必要はありませんでした。

なーんだ、そっか、
めでたしめでたし。
となればそれでいいのですが、
そうなっていないから、
私たちは夢の中で苦しんでるんですよね。

だから
現実はコントロールできない、
と理解して、
無駄な期待や欲望をなくし、
楽になるのが1つ目の目的です。

そして、
どうせ思い通りにならない現実に対して
興味がなくなり、夢から覚める、
つまり本当の自分を思い出すのが
もう1つの目的です。

さて、これから
現実はコントロールできない、
という本題に入ります。

3.現実をコントロールする方法?

まず現実をコントロールする、
すなわち現実を自分の都合の良いように
変えていく方法として、
行動のレベルと
思考のレベルがあると思います。

行動のレベルは、
勉強法やダイエット法とか、
集客やセールス術
コミュニケーション術といった、
どんな行動をするか、というものです。

で、これをやっても思った結果が出ない、
もしくは、一時的にできても継続できない、
もしくは、やろうとしてもできない、
そういう人が今度は、
行動ではなく、マインドの問題だ!となって
次に、思考のレベルで何とかしようとして、
思考の現実化とか、
引き寄せの法則とか、
潜在意識の書き換えとか、
どんな思考や感情を持てばいいのか、
ということに取り組み始めます。

これで人生うまくいっている人は、
悟りには興味ないですよね。
楽しく幸せな夢を見ているうちは、
夢から覚める必要を感じません。

私は、過去に、
引き寄せの法則を活用して、
自分の望む結果を得られたことは
何度もあります。
でも、現実が思い通り変わらないことも
たくさんありました。

そして、
自分のやり方が悪いからではないか、
もっと自分の知らない
すごい方法があるんじゃないかと、
色々情報収集しました。

そして結局、
どうしても変わらない状況に、
もがき苦しみ、
真理のメッセージに出会いました。

その結果、今なら分かることを、
お話しします。

4.全てうまくいっているように見える人のパターン

まず、思考や感情をコントロールして、
全てうまくいっているように見える人は、
いくつかのパターンがあります。

一つ目は、
その人にとって都合の悪い出来事を、
わざわざオープンにしていない場合。
どんなに成功しているように見える人でも、
何一つ不自由のないように見える人でも、
困難はあります。
だからこそ、
何であの人がというような人が
自ら命を絶つということもよく耳にします。

二つ目は、
その人にとって都合の悪い出来事を、
意図的に隠している場合。
成功法則自体を商品にしていて、
自分に困難や不遇が起きていたら、
何でその問題もその成功法則で解決しないんですか?
と突っ込まれるからです。

三つ目は、
その人にとって都合の悪いことでも、
その人自身が解釈し直して、
良いことに捉えている場合。
離婚や失職なども、
次のステージにいくためのステップだよね
といった具合です。

四つ目は、
その人にとって都合の悪い出来事に、
その人がフォーカスしていない場合。
見えないことは存在していないことと同じなので、
いつも自分にとってよかったことにしか
注目していなければ、
その人にとって悪いことは
起きていないも同然です。

5.うまくいく場合とうまくいかない場合の違い

次に、
思考や感情をコントロールして、
うまくいくことと、
うまくいかないことがあるのは
どうしてかというと、
うまくいったことは、
起こるべきことだったし、
うまくいかなかったことは、
起きるべきことではなかったということです。

言い方を変えると、
うまくいったことは、
それぞれ個別の自我の
こうなってほしいという願望と、
全体で一つの存在として現れたことが
たまたま一致したけど、
うまくいかなかったことは、
それらが一致しなかったということです。

スーパーマリオのゲームの中のマリオが、
うまく敵を倒した〜!
オレって強い!
って思ってるけど、
実はゲームをプレイしている人に
操作されているだけだったと。

一方で、
マリオからすると、
右に行こうと思ってんのに
左に勝手に進むー!
どうなってんねん!
ってこともあるということです。

6.願望を実現したという物語

そして、
願望実現できた人は、
こういう方法で願望実現したという
物語を後付けするのですが、
実際はというと、
なぜか分からないけど
当人の努力ではどうすることもできない
時代背景や環境条件なども整い、
なぜか分からないけど
当人にその願望が湧いてきて、
なぜだか分からないけど
引き寄せメソッドなどの実現のための方法を
知ることができて、
なぜだか分からないけど、
願望が実現するような心の状態になり、
その出来事が起きたということです。

7.願望が実現できない理由

逆に願望実現できない人は、
・願いが叶ったものとしてそのつもりでいる、とか
・全てに感謝する、とか
・願いが叶わないかもしれないと心配せずに、
 願ったこと自体を忘れる、とか
・いつも良い気分でいる、とか
無理難題を言われて、
願いが叶わない〜となる訳です。

引き寄せの法則が願望実現の方法だ、
というのは、
思考や感情は
簡単に自分の思い通りにコントロールできる
という誤解に基づいているんですね。

ここで断っておきたいのは、
引き寄せの法則自体は、
世界は心の状態である。
現実は心の投影である。
という意味で真理です。
そのことについては、
次回以降の音声でお話しします。

本題に戻りますと、
実際には、
1.私たちに自由意思はない
の音声で説明した通り、
思考や感情だって思い通りに変えられません。

もしできるとしたら、
起きてきた思考や感情に気づいて、
「あ、また願いが叶ってない、
願いが叶ってほしいって思っちゃった、
いけない、これじゃダメダメ、
叶ったつもりでいないとね、
叶えてくれてありがとうございます」
とか考え直すことですよね。
でもそれって願望が叶ったものとする
という状態とはほど遠いですよね。

8.現実をコントロールしようとしてもいい

さて、今回は
現実はコントロールできない、
というお話をしました。

そもそもコントロールできると思っている主体、
自我自体が幻想なのですが、
その自我が聞いている前提で、
現実はコントロールできない
という説明をしました。
いかがでしたか?

少しは
自分が何とかしようとすることに
あきらめがつき、
目の前に起きる出来事も、
やってくる思考も、
湧き上がる感情も、
例え快適なものでなかったとしても、
願望実現が遠ざかってしまうものであっても、
あるがまま受け止めて、
力を抜いて楽に生きられるようになれれば、
嬉しいな、と思います。

でも、そうは言っても、
やっぱり何度でも、
こうなってほしい、と思って、
現実を変えてみようトライする分には、
それはそれでオッケーです。
何も間違っていません。

自分がどう頑張っても
逃れられない困難があるんだ、
自分にはどうしようもできないことがあるんだ、
と徹底的に打ちのめされ、降伏したら、
自然に、
自分がコントロールしようという気持ちは
薄れてきて、
自分という感覚も薄れてくることも
起きてくるかもしれません。

これからもこのような、
世界の仕組みのお話の音声をあげて行くので、
よかったらチャンネル登録して聞いてみてくださいね!


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