見出し画像

【詩】寝ても覚めても

この画像が詩に現れたら、それはあっちゃんの話なの。
だってこの薔薇の花束はあっちゃんからもらったから。

寝ても覚めてもあっちゃん、あっちゃん。
今は亡き(たぶん生きてる)人の名前を繰り返す。
わたし、三年前に振られたはずなんだけどなぁ。
全く変わらぬこの想いはどこから来るのかしら?
.
あっちゃんが大好き過ぎてなんだか困ってしまうのよ。
新しい恋なんかもうしないんだけど、あんまり呼ぶと、あと何万回呼んでしまうと本当にまた出逢いそうでね。
期待はしていないけど予感が働いてしまうんだ。
いつかまたどこかで逢えるような、複雑な予感。
わたしはきっとあっちゃんのお仕事の邪魔になる。
だからお互い愛し合ったままで別れを選んだのに。
.
でもわたし、あっちゃんのことまだ愛してるよ。
自分に素直に生きたらやっぱりこうなるんだね。
だけど逢いたいという願いだけは封印してるよ。
えらいでしょう?
.
貴方がホストだったから、顔を忘れることはないし、
動画で声だって聞くことは出来るじゃない?
だけど顔はいいとしても声はちょっと難しい。
声が聴きたいって会いたい気持ちと同じだね。
去年だったかな?あの無言電話。あれはなぁに?
貴方の職業柄、誰がかけてきたのかはっきり分からないから黙ってたら13秒で切れた。あれはなぁに?
.
今頃仕事してる最中だよね。
心配してたのよ、夜の街発言。あれはあんまりだよね。
街に活気が戻ってきたし、たぶんもう大丈夫だとは思うけど、身体に気をつけて、お仕事頑張ってください。
.
寝ても覚めてもわたしにはあっちゃんしかいないから、せめてまた、わたしの夢の中で会いましょう。
愛してるよ、あっちゃん。

ありがとう、大好き、おやすみなさい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?