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商売人の思考、物語を知りたい。リアルとネットの両面で

私にしては珍しく、小説などの物語以外の本をインプットしたくなって
今、二つの本平行して読んでいる。

まずひとつめはこちら

著者、林伸次さんは、
私がもともとcakesでもnoteでもファンで、恋愛分析系の記事から本業の飲食業の話も興味深く読んでいる。
林さんが、飲食店で成功している店に取材していろいろ尋ねたことをまとめて、同業者目線でのコメントを書いているのがまた面白い。

つぎがこちら

こちらはタイトルのとおり、ネットショップのノウハウが書かれている本だ。インターネット上でどうやって商売していくのだろうと基礎から知りたくなり読んでいる。

で、本題。

ここでは、書評を書こうとしているわけではなく、
なぜ、私がこの二つの本を選んで読んでいるかの経緯を綴ってみたい。

別に、
お店を開業しようとしているわけではない。もちろんネットショップをしようとしているわけでもない。

私は物語りたい系の人種であって、商売したい系の人種ではない。
いまのところ。

なのだが、
祖父母、父母と自営業で、商売をやっていたこともあり
商売人のバックグラウンドを取材対象として知りたい。と思っている。

家族の話を聞くことが増えた。
商売での紆余曲折が人生にも大きくかかわって、それがドラマチックで、
物語のネタになりそうだと思っている。

関連エッセイはこちら


二つの軸で読んでいる。
①リアル店舗の商売とその経緯を知りたい。なんで店をしようとしたのか
②ネット店舗での集客やらノウハウの話を知りたい。インターネットでどこまで可能性が広がるのか。

なんで、
この二つの軸で読んでいるのかってことをつらつら書いてみようと思う。

ここ最近の投稿でも、私が、転職活動していると言及している。
転職活動をしていると、「仕事」ってなんだろうって考えることが増える。

そこで、思い出すのが父の姿だ。
父は会社員(衣料品関係)をしていたが、
会社員を辞めて、祖父母の店(婦人服)を引き継ぐ。
(私は小さく、会社員時代の父の姿の記憶がない。私の知っている父は店にいるイメージだ。)
そして、景気のあおりを受けて店はピンチ。
集客しようとしたのか、関連本を読みながら、店のHPをつくってと画策する。
(約20年くらいまえの話だ。いまほどインターネットは当たり前じゃない)
いろいろ試行錯誤しようとしたけど結局、店を畳む。
それからは父は友人のつてを頼って別の仕事をするのだけど、ここでは省略。

店を閉めるか閉めないかの当時、父はインターネットの可能性を探していたのかもしれない。
昔とは時代が違うけど、私がもし父と同じ立場だったら、インターネットの可能性をどう考えるだろうかと。
こういうnoteを書いたり、インターネット上に想いを綴っている私なら、どう考えていただろうかと。
そんなことを思い馳せるのだ。

そして母からも、店を始めた祖父母の話をちらりと聞く。
商売人として苦労もしながら、よく店をまわしていたのだと。
祖父母は戦後の混乱期から商売を始めていたようだ。
今は祖父母とも亡くなってしまっているが、もし話すことができたなら、
どうやってたの? って昔話を尋ねたいな。
そんな思いもあるから、店をやっている人が、どういう経緯で店をやり、どういうこだわりがあるのかっていうのに興味がある。
そこには確かに物語がある。


物語りたい系の私は思う。
人の想いや記憶の点を繋ぎたい。

今は、自分自身も、聞いた話も、感じた想いも、散らばっているけれど、
紡いで何かを生み出したい。
ゆくゆくは。

そんなことを思う。



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