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本の話と小さい頃の話

はじめての投稿から、時間が経ちましたが、存在はちゃんと覚えています。
前回の投稿を見て、私を知ってくださった方からメッセージがきたりして嬉しかったです。見つけてくれてありがとうございます。

最近の私は、新しいワクワクを求めて色んな人と会ったり探したり、ミーティングをしたり(ただのおしゃべり。でもそれがとっても大切)、
わかりやすく言うと、新しいビジネスをやろう!と計画中いうことです。

そういえば、土台となる会社も3年目。
私は設立記念日とかを忘れてしまう性分なんですが、、、
今年は税理士さんからの連絡で思い出しました。
まだまだ3年目ですが、この3年で会社は3つになったし、なんだかんだ色々やってるんだなぁと実感。
とはいえ前職を辞めて、この三年間は自分のことを大切にする時間が増えました。
友人に会い、後輩に会い、昔の恋人に会い、ゆっくりと時間の流れを感じています。

この間、友人に【いつも本を読んでいるね】と言われました。
たしかに、本屋には週に何度か行きます。
そして買いますが、ほとんど10ページ以内で捨てます。
なので、本当にいつも読んでいるかはわかりません、、、
買ったから読まなきゃという、得したい願望はありません。

小さい頃、母が【本を読みなさい!】と五月蝿かったので、
私はいつも最初の2ページと最後の2ページだけ読んで、中身は想像だけで感想を言ってました。
なのに、それがうまくなっていき、小学校の高学年になると感想文などで沢山の賞をとったりしてました。
とんでもないですねぇ〜

最近は便利なもので、Kindleでサンプルが読めるので、それを読んでから本を買いに行ってます。

そんな拘り(?)が強い私。
最近とても心を打たれた本があります。シェアさせてください。

言葉にできない想いは本当にあるのか

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いしわたり淳治さんが、朝日新聞デジタル&Mで連載しているコラムが書籍化されたものです。(知らない方は名前をクリックしてね)
私は中学生の頃から当時いしわたりさんがやっていたバンド、SUPERCARを聴いていたので、形が変われど、今でもいしわたりさんの作品があって嬉しいです。
【愛をこめ〜て花束を〜】の作詞をした人と言えばみんなわかると思います。代表曲あげればキリないですが、今は日本一の作詞家。
この本は音楽家だけではなく、社会やビジネス、全ての人が言葉の勉強になると思います。
商品の言葉やHPの言葉を考える時、どうやったら人に届くだろう?
わかりやすく、違和感なく、優しく丁寧に伝えるにはどうすればいいんだろう?
せっかく心を込めても
〝何言ってるかわからないもの〟になったら意味がない。
メールでもそう。ラインでもそう。
うーん、伝わらない優しさは優しさじゃないぞ!
そう思って、私も必死です。

話は戻り、この本、
一番注目するのは、一話ごとの終わり方、話の締め方、結論の考え方の書き方が、さすがすぎます。

最近では新しいバンド(THE BLACKBAND)を始めたらしく、恐ろしくイイです。
初めて聴いた時、ものすごい歌詞と縦書きの破壊力、、、に泣かされました。


【あの日 口紅を汚して 始まった恋が いま マスカラを汚して 終わっていく】

こんな経験あったような、なかったような。

続いて

行こう、どこにもなかった方法で

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バルミューダの社長、寺尾玄さんの本です。
おしゃれな人の家には絶対ある家電メーカー。
私は料理とは無縁の人生ですが、そんな私ですら購入を考えたことがあります。デザインガカッコイイカラ。
炊飯器を妹夫婦が買っていたので、私も買ったみたいなものってことで、
きっと、もし社長に会えた時には、バルミューダ持ってます!って言うと思います。

この本、ビジネス本かと思いきや、家族の愛に溢れていて、
1ページ目から大号泣。
外で読んでいましたが、涙が止まらないので、帰宅して読み直し。。
スーパー速読人間ですが、読み終えるのに5時間かかりました。
涙で読めないんですよ、息できなくなるほど。
なかなかすすめなかったです。

ご本人も【当時は、金に泣いた。泣き続けましたね】と仰るほど、
お金がなかった話ばかりでしたが、
どんな人にもチャンスがあるということがわかる本でした。
手作りの商品、リーマン・ショックの時に訪れた危機、やけくそで挑んだ新製品開発、赤字、借金、乗り越えて創業期から上場までの道のり、
ティッシュ一箱なくなりましたよ。

私が上京してきた時、ちょうどリーマンショックで世の中は大不況と言われていました。感覚的には覚えてませんが、
当時の社長に
【あなたたちはイイ時代じゃないから可哀想。何か挑戦して失敗しても、成功しないのは時代のせいでもあるよ】
と言われたのを覚えています。
社長はバブルも経験したので、何をしても成功した、という経験の話をよくしてくれました。
改めてリーマンショックについて調べたりしながら、昨夜は寝ました。

8年ほど前に出会った方の話なんですが、不動産屋を経営している人で、
言葉にすると難しいですが、、、個性的な人で、、、
〝ぶっとんでいる〟の最上級みたいな性格で。
声も大きいし、ちょっと下品だし、食事をしている時に私はついに聞いてしまったんです。
【どうしてそんなに頭おかしいの?!】
そしたら爆笑しながら
【俺ね、リーマンショックのせいで借金が100億できたの!家族いるし、死んでも保険で返せない額だから生きるしかなかったの!今は30億くらいまで返したよ!そのせいで頭おかしくなったんだよ!】
って、もぉびっくり。
そこからは、リーマンショックが起きる当日の朝の話から、すごく田舎で育った話、
東京に出てこないで、田舎で生きてればよかった、と思う気持ちなど、
とてもリアルで嘘がない、色んな話をしてくれました。

そんな話を聞けていたからこそ、
今の経営者としての自分にも繋がると思います。
私たちは、社会に出てすぐ
リーマンショック、東日本大震災、新型コロナウイルス感染症、
経験している世代。
就職だって氷河期でしたよ。

本から話は逸れましたが

このコロナだっていつかは沈静化する時がくると信じて。
大変だったと話したいですね。

タイトルの画像が何故、
風力発電機の写真かと言うと、これは私の地元の写真なんですが、
本を読んでいてバルミューダの扇風機の話があって。
風についてすごく勉強になりました。

私は高校生の頃、夜中にベランダから抜け出して、この場所に行ってました。
その時は【でっかい扇風機】と思ってました。
このでっかい扇風機の真下に行くと、腰が抜けるほどの大きさ、なにより風のパワーと音に興奮して叫んでいました。
もちろん立ち入り禁止でしたが。

関係ないようで、好奇心旺盛な性格はこの感覚を味わったせいかと思っています。

母は小さい頃から
村上春樹さんの本を私にすすめてきてました。
風の歌を聴け というように、私はきっとリアルに風に聴きに行ってたんでしょう。


近々、夜中に抜け出してこの場所に行ってた話を母にしてみます。
呆れるでしょうね。。。


今回も長くなりましたが、読んでくださり、ありがとうございます。
感想などあれば、
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