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【自己分析】「学祭」で考える超簡易版「ホランドの6角形モデル」

自分の適職を考えるときに役立つキャリア理論の一つに、「ホランドの6角形モデル」というものがあります。

平たく言うと、「人の性格と仕事は大きく6つのタイプに分けられるよ」という理論です。
ただし6つのタイプのうち1つだけに限らず、複数のタイプを持っている場合もあります。
判定結果が今の自分の職業通りだったり、実は少し違っていたり。自分の志向性を探るヒントになり面白いと思います。

診断するには、「CPS−J」などのテストがあるのですが、超超簡易版として身近な例を挙げてみます。

「学祭」を思い浮かべてみましょうか。次のような役割があったとして…

①会場の大道具、小道具
②過去の集客データ分析
③ポスターやフライヤーデザイン
④お客様案内
⑤資金のスポンサー交渉やゲストの出演交渉
⑥事務・経理係

何をやりたいと思いましたか??

↓↓↓

この理論では、下記のようなタイプ分けになります!
①R 現実的 (Realistic)
②I 研究的 (Investigative)
③A 芸術的 (Artistic)
④S 社会的 (Social)
⑤E 企業的 (Enterprising)
⑥C  慣習的 (Conventional)

   R
C            I
E      A  
  S

これはこういった6角形に並び、隣り合うタイプには近しい要素があります。

①Rタイプは、物などを「手を動かしてつくる」ことを好みます。対人折衝よりも技術を好む傾向にあります。ものづくりの中でも研究ではなく実際に作る仕事やプログラマなどが代表例ですね。

②Iタイプは、その名の通り研究的な仕事を好みます。論理的な問題解決も得意です。研究職が代表例です。

③Aタイプは創造活動を好みます。デザイナーや美術家、タレントなどが代表例です。

④Sタイプは他者とのコミュニケーションがある職業を好みます。カウンセラーや教師、看護師などがこのタイプですね。

⑤Eタイプは他者とのコミュニケーションがある職業を好むという点ではSにも似ていますが、経済的利益や組織目標の達成など、事業的・企業的な目的が大きくなります。経営や営業職などがここに入ります。

⑥Cタイプは、組織や経済的目標のために動くという目的はEタイプに似ていますが、なかでも事務的な活動を好みます。ルーティンワークも好きです。正確に金銭を取り扱うことができるので経理や財務などが代表例です。

タイプを複数持つ場合もある、と言いましたが、例えば設計職(SEや機械など、考えてものをつくる仕事)が合っているなぁとすれば、RとIの要素が入ります。記者ならAとSの要素が入ります。
ちなみに私はCPS−Jの結果、E、Sが強かったので、営業職×カウンセリングのような今の仕事と一致していると言えます。

新卒の就活や、在籍企業の中でどういうキャリアを歩むかで迷った時、そして転職のタイミングで役立つ理論の一つかなと思います!

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