見出し画像

悪気なく誰かを悪者にしてませんか?

「〇〇さんがやってないので出来てません」

月曜日の定期報告会でのこと。
「このレポートって更新したの?」
「それは〇〇さんがまだやってないので出来てません」
こんなやり取り、まあ会社でよくある出来事かもしれない。

相手が、メンバならば。
この発言をしたのがその仕事を任せているリーダーであり、かつ初めてではなかったために私は見咎めた。
だって こんなこと言われてるって彼のメンバが知ったら、どう思う?
そうやって、報告した彼に訊いてみる。
「・・・それは、嫌ですね。」

そう、そういう嫌なことを今自分がしてたんだよって、
言われないとなかなか気が付かないものだ。
でも、

悪気がないとしても、私は、
そんなリーダーにはなって欲しくないし求めてもない。
だから言う。

「リーダーならば、どうしたらよかったと思う?」


リーダーとメンバの違い

私は、人にお願いするときは究極自分で何とかするつもりで
全部やってくれたら超助かるなって思ってお願いすることにしている。
その人ができる限りやってくれたら、全然足りてなくても嬉しいし
全然やってくれなかったら、伝え方を間違えたか、その人に見誤った量を渡した自分の判断ミスだなーって思って足りない分は補って進める。
なので別に頼んでやってくれてないことに実害はそんなにないのだけど
リーダーの場合はその成長のためにちょっと頼み方を変える場合がある。

メンバは、庇護対象。
リーダー(あるいはその候補)は、背中を預けられる
横に並んでいつか追い越してもらえるようにそのポテンシャルを見る。
最初に期待値を伝えて、やるって言ったら、初めて責任ごと任せてる。
だからね、もとより渡している裁量が違う。
その分、責任も渡している。(最終的には自分が被るけどね)

「君は、人のせいにして放置して間に合いませんでした、報告終わり
 でほんとに良かったんだっけ?」

だからこそ、それを放棄するなら、
メンバの扱いに戻さなくてはいけない。
求めていないことをお願いするのは、酷なことだから。


そんなリーダーについていきたいと思う?

「期限管理が甘かったです。
 本来は、自分が期限を逆算していつまでにお願いというべきでした。」

そもそもの差し戻しを含めた逆算をしたリマインドができてないこと。
そして
「それと、間に合わなかったら究極自分で何とかするっていう選択肢が完全に抜け落ちて簡単に諦めているのは無責任という他ないよね。」

「そんなつもり、ありませんでした・・・がそうなってました。。」

そんなつもりでなくても、結果的にそうなってしまうことはままあります。
にんげんだもの。
ただ、
それをリーダーがやると、チーム自体の未達になるのです。

これが個人の未達よりも問題なのは
メンバの成果をも巻き込むことになるから。
で、それが裏ではメンバのせいにされてたなんて聞いたら、
勿論そんな人についていきたいと思うメンバーは、いなくなりますよ。

無意識だったとしても、リーダってメンバに見られていますし、何をどう言ってるかって聞かれているもの。

人を指さすと3本は、自分に向いてるって言いますよね?
リーダーになったら言動や行動には重々意識する必要があります。

さて対策は、難しそうでしょうか・・・?






実は既に上記にも書いたように、
お願いしたことの状態と期限を把握しておく、たったこれだけです。
単純に予定よりビハインドしていればリカバリ、問題なければそのままお願いするだけで良いのですから。


若手リーダーは、任せることと丸投げすることを往々にして誤りがちです。
よろしくお願いって言ったら、そのあと何も見てなくて、
状況を聞いても「アッわかんないです聞いてきます」となりがち。


任せると丸投げについては、
水曜のリーダーとの話で出そうなので
今回はこの辺で🌟


この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,545件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?