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ハムレット殿下に捧げる「愛の夢」
先日、ものすごく久々に人前で演奏する機会がありました。あまり詳しくは言わないでおきますが、簡単に言えば合格か否かを審査されました。 選曲の理由は、他に考えていたいくつかの条件全て合致するものがこれしかなかったから。時系列としては、ハムレットなイメージを付けた方が後です。 結果、不合格。 理由は、何だ? そういえばこれはいつものことだったと思い出したのだが、演奏中の記憶はほとんどない。中間部の一番派手な部分と言えば伝わるかな……と思いますが、その部分でミスタッチが多かったことは覚えてる。激しくしすぎだと思われているとしたら解釈違い。プラス、夢は眠っている時に見るものでもあり、例えば「将来の夢」のような希望を表す意味もある。私は、今までなんだかんだ激動だったと思ってるし、その激動のきっかけは、クドいほど連呼している「コード・ブルー」。しかしその激動がなんだかんだ楽しい(一時期ガチつらかったけどまた楽しいと思えるようになった)ので、ハムレット+演奏の私→どうせなら激しくいきたい、と思うのよ。 口で説明すれば伝わるかなぁ🤔と思うけど、いちいち口で説明しなきゃ伝わらないのは、表現が足りなかったか伝わらないやり方だったか、どちらにしろ自分の問題。 ことば、ことば、ことば。 な作品を無言で伝えるのは難しい! ちなみに、昔この曲を舞台で弾いたことは、私にとって、血の思い出でもある。 年齢的に体毛を剃らなきゃいけなくなって、本番前日に初めてT字カミソリを使った。左手の親指の腹を切ってしまって、リストカットならぬフィンガーカット状態で、本番に臨んだ。その時の映像を振り返ってみたんだけど、我ながらフィンガーカットの翌日とは思えない感じにはなってたが、かなり子供っぽくて「愛の夢」感のない仕上がりだった。年齢相応といえば聞こえはマシなんだけど……これは大人な曲ですよねぇ……🤔 あとは、 フランツ・リスト(この曲を作った人)は手がものすごくデカかったらしく、ドからドを通り越してソまで届いたらしい。そのデカさを活かして、リスト並にデカい手の持ち主じゃなきゃ楽譜通りには弾けないから、彼はきっと自己中だ、他人に弾かせる気ィあります?笑 ※私も指が届かない(届いたとしてもギリギリすぎて良い音が出せない)音符はバラして弾いてます。 しかも、ピアノを演奏者の身体がよく見える設置の仕方にし始めたのはリストが最初で、それは今も続いてる。 リストって相当主張激しい人なんだろな~笑 自分で考えたところで、何の話もきいてないから、審査員さんたちの考えをわかることなんてできない。そして審査に関する問い合わせ不可とはどこにも書いてないし言われてないから、メールで凸った。「~今回の結果を自分自身を高めるために役立てて参りたいと思います。つきましては~」という具合に書いて送ったら、明かせないとのお返事。だったら始めから不可って言って!!と私は思うんだけど、それに学校の伴奏とかじゃなければ講評って頂けるし。 ──少し話は逸れるけど、学校の伴奏は、それはそれでいい経験になるから、本当にやっといて、やらせてもらえて、良かった。音楽の方向でやる表現が一番俳優業に近いのでは、と考えてる。 講評の指摘が的確で「ヴッ」となるのが恒例だと思うんだけど……まぁあまり深くは言わない。自制しないとめちゃくちゃ口が悪くなりそう🤐 何が良くなかった? 逆に、良いところがあったら、それは何? 何を思いましたか? これ良い議論のネタだと思……ってのはルソー的な考えかな? 「教養書100冊を1冊にまとめてみた」という本、なかなか面白いのでそのうち語りたいと思ってるんだけど、変なテンションになる自信がある。 この動画は練習で本番は残ってないんだけど……最終的にはこれのつもりで本番行ったので、観てみて何かご意見ありましたら、もしよろしければ教えてください🙇🏻♀️ バックナンバー 「観劇記録『ハムレットSSS2』」 https://note.com/mai_o0/n/n4a3fc741e330