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就活と、これからの話。

就活真っただ中、同期がもがいている中。そんな時期にあえて大胆な発言。
昨日の記事を読んでいい気持ちをしなかった人もいると思います(というかたぶんきっと多い)。ごめんなさい。

私は自分の世界でしか生きてなくて、何かに追い詰められたり何かのために身や心を削った経験がなくて、だから他人から見てこんな甘ったれたバカみたいな選択ができてしまうんだと思います。ちゃんとした受験勉強もしたことないし。誰かを蹴落として(という言い方が適切かはわからないけど)枠を勝ち取るぞっていうハングリー精神がないままここまで来てしまった。

第三者からみて、というか大多数の就活する側から見て、「なんとなく・とりあえず」就活する人間が好きでない、という昨日の書き方は「なんとなく・とりあえずでも何もしてない(なにもできてない)くせに言うことだけはいっちょ前だな」「家やその他さまざまな事情で就活しないといけない人もいる中であの言い方は無責任ではないか」「就活しながらやりたいこと見つけようと思っていたのにその言い方は心外だ」っていう負の感情を抱かせてしまったと思う。みんなの頑張りを否定してしまうような言い方になっていたと思う。ここから先は弁明ではないけど、昨日の言葉足らずなところを補足しつつ個人的な考えを述べていこうと思います。


まず、就活について(というかこの記事のメインテーマでしかないけど笑)。私は「一生」「絶対」就活をしないわけではないと思う。大学に通っている9割以上の人が3月1日から就活を始めているわけだけど、そのタイミングではしないって決めた。私の中でやりたいことがあって、それを叶える道筋で企業への就職は今のところ必要でないと判断したから、今はしない、です。

企業に属するということは社会的責任があるし、時間の拘束もある。自分の都合で休んだり、パッと辞めることは簡単じゃない。企業に就職しながら自分のやりたいことを趣味として続けたり、企業に属しながら夢を追いかけてスクールに通う人もいるだろう。だけど私は器用じゃないから一つのことしかできないってわかってる。新人のころは仕事を覚えるのに一生懸命になるだろうし、自分のために自分の好きなことに時間を注げるのってわずかだと思う(というか私はたぶんできない)。やりたいことを胸に秘めたまま仕事を一生懸命やって、一通りこなせる一人前になるのは30代手前だろうか。そのころには安定感のある自分の収入や生活を知っているから、やりたかったことは趣味として落ち着くだろうし、逆にそのタイミングですべてを手放して夢を追いかけようと行動するのはすごい勇気がいると思う。「人生遅すぎるということはない」とはいうけれど、キャリアや地位を得て、満足のいく生活ができていたら挑戦することが怖くなってしまうと思う。

私が進もうとしている道はいばらの道だ。多くの人が選ばないであろう道だし、選んだとしても途中で挫折感を味わって引き返すような道だ。いばらを進んだところで見える景色はバラ色でないかもしれない。見えた景色にこんなはずじゃなかったと絶望するかもしれない。実際今の私は無力だ。一人でなにもできないし、なにか大きなことを成したわけでもない。無力なうえに新卒採用重視の日本で今就活しないのはやっぱりバカかもしれない。でもバカになれるのは若いうち、特に20代のうちだと思う。だからひとまず、納得のいくまで自分の今やりたいことを貫いてみたいと思う。自分が思い描いているように生きてみて、その中で就職したい!って思える会社に出会えたらそのときまたチャレンジしてみたいって思う。新卒採用重視の日本社会にもまれて「22歳のときに就活しといたらもっとスムーズやったやろな~」って思うことはあっても悔いたり恥じることはない気がしてる。スタートを切るタイミングはそれぞれ違ってもいいんじゃないかな。

私の父は新卒の時から現在に至るまで一度も投げ出すことなく、一つの会社に勤めています。コツコツと黙々と一歩ずつ進む父の姿は偉大だし、そんな父だからみんなに信頼されてる。尊敬してるし、父の頑張りがあって今の生活があって好きなことをさせてもらえてる。感謝してもしきれない。そんな父を見て育ってきてるから、就活頑張っている人を馬鹿にしてるわけでも否定したいわけでもない。ただ、私の選ぶ道がみんなと違うってこと。それに伴って思うことを昨日今日と続けて書いてみました。


つぎに、私の将来のこと。
これだけ書いてみたけど、「今何してるん?」って聞かれて「夢をかなえるためにこれとこれとこれをしてます!」って明確に言えるわけじゃないから、結局は口先人間みたいになってしまってる、よね。就活してるみんなは説明会や面接に行ったりエントリーシート書いたり具体的な行動に移せてるから、私よりよっぽど現実的に未来を見据えてる。だから、私も口先だけにならないようにこうやってここに残しておこうって思います。私は表現者になりたい。「下積み何年もあったけど、頑張ってきてよかった」と涙する人がどうしようもなくかっこよく見えてしまう。私もいつか、かっこいいと思ってもらえる大人になりたいし、表現者として食べていけるようになったらそれ以上幸せなことはない。無形の思いを有形のものとして表現して、誰かを鼓舞したり寄り添ってあげたり勇気づけられる人になりたい。ここに自分の考えを書きためていこうと思ったのもその理由の一つ。口先だけじゃなく、言葉に出すことで行動に移せる自分になりたい。就活の話ってあんまりオープンにしないものなのかもしれないけど、みんなの就活とか働くことについてどう思っているかとか知りたいな、聞いてみたいな。

夢を追うにあたって、私は(結婚するかわからないけど)自分の子供にいい思いをさせてあげられるような稼ぎは得られないかもしれない。それでも、夢を追ったっていいんだよって言ってあげられる大人になりたい。そのために、ちゃんと夢をかなえる責任があるって思う。何をもってかなったとするのか、今は明確にはわからないけど。

「これからどうするん」って言われて「自由に生きる」とまあスナフキンのようなことを言っている私ですが、このようなことを考えていました。こんなに長い文章をここまで読んでくださった方ありがとう。昨日の記事と関連していうなら、おこがましいけど、「なんとなく・とりあえず」就活しないという選択を取ったわけではないこと、こんな考えの人もいるんだなってことを納得しなくていいから分かってほしい。散々な構成の文章ですが、何か一つでも拾ってもらえればと思います。

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