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海外に行って脳内モルヒネ出している件

ここ3か月で世界が凄まじく変わり、他国に行けないなんて状況、私が生きている中での記憶では今まであったことがない!

思い起こせば16歳でアメリカに1年間ホームステイし、20歳でデンマークに留学。寮で1年間過ごした。日本の大学も外国語大学だったので、16歳から大学終わりまでで、南極以外の世界中の大陸に友達ができた。

デンマーク留学の年度終わりの夏休み、日本の大学に「すぐ帰って来るように」と言われていたけれど、無視して寮生活でできたヨーロッパ中の友達の家に泊まらせてもらい旅をしまくった。無視して本当に良かった!!やりたいときにやりたいことやっておいて良かった!こんなに世界的に国境封鎖される時がくるなんて思ってもみなかった!その時の好奇心に従って生きるのはとっても大切!

その後、就職した新卒の頃、航空会社で働いていたので、安いチケットで旅をしたし、転職してアパレルとか雑貨を企画したり生産したり販売したりいろんなことをしたけれど、貿易やら海外での調達先探しから、海外工場の管理やら、海外でのバイイング、逆に海外営業、海外店舗出店など色んなことをしてきた。常に軸は海外とかかわること。

独立してからも、海外と常にかかわって営業に行ったり、展示会に出たり、海外で展示会を主催したり、とにかくそんなことをしている、現在コロナの影響で行けなくけなくなったけれど、今月はケニアに行って現地の会社の登記手続きなどする予定だった。

世界中でちょっとでもかかわったことがある人の国数で言ったら、ちゃんと数えてないけれど、70か国くらいは行くと思う。

行ったことがある国は25か国(トランジットは含まないのがモットー)で、思ったより少ないが都市数と複数回同じところに行っていることを考慮したらまあまあ海外には行っている方だろうと思う。

なんでそんなに海外好きになっちゃったかというと脳内モルヒネがでちゃったんだと思う。

アメリカ留学前は一回も外に出たことが無かった。家族が海外にいるみたいなそんな家庭じゃないし、そういえばこんなに海外に行っているの親族見渡しても私だけだ。

アメリカに16歳で行った時に、日本での常識がアメリカでは意味ないことだったんだと衝撃を受けた

・おばあちゃんでもテーブルに普通に足をのっけてリラックスしている。

・校内で先生いても誰がいてもキスしているカップルなんて普通。

・ノートは斜め向きにペンで書いて間違ったらぐちゃぐちゃに黒く消すし(日本だとシャーペンまたは鉛筆でちゃんときれいに消しゴムで消す)

・体重はキロじゃなくてポンドで測るし、背もフィートだし、温度も華氏だし、左ハンドルだし。

・晩御飯レンチンだし。などなどなど。。

上げだしたらキリが無い!!!!びっくりしたと同時になんだかとっても楽になった。異文化を知ると、日本での良し悪しの価値観に縛られてた自分がすんごいフリーになった感じがしたのが脳内モルヒネ。

一番心に残っているのは、アートのクラスの1年生(フレッシュマンと呼ぶ)、15歳のクラスメイトが妊娠した時。アートのクラスの先生が、「めちゃくちゃおめでたいことだから、みんなでお祝いのカンパ集めよう!!」ってトマト缶かなんかの空き缶を授業のはじめに回しだしたの!その時本当に鳥肌が立って!

だって、日本で高校生(フレッシュマンは日本の中3にあたるし)が妊娠したことを喜ぶ風潮いまだになくない?私が留学してたのなんて、時が経つスピードが恐ろしいけど22年も前!先生が率先して祝福してる姿を見て、「すごく良い!」と思ったわけなんです。

アメリカ留学中に、各国の留学生とも知り合った。ドイツ、オランダ、韓国、ブラジル、ウクライナ、コロンビア、スロベニア、香港、台湾、メキシコなど色んな国の子と仲良くなってそれぞれまた違って、知る度に目から鱗が落ちて、鱗何枚入ってるねん!って思うくらい。

未だに世界を知るとそれだけの新しい違いがあるし、良いところも悪いところも見えて、日本も好きになるし、世界が多様なことを知れば知るほど、自分も自由になるその感覚が本当に大好きで!それを体感したくて仕方がないわけです。

どうせ世界は多様なんでしょ!それを知ったから、国籍とか性別とか宗教とか年齢とかもっともっと世の中にはいろんな見えない縛りがあるけど、違いは悪っていう認識が全くなくなって、「常識」からはみ出すのがあんまり怖くなくなった。多様な世の中って本当面白い!

コロナの隔離生活が終わって収束したら、まだ見ぬ世界でまた脳内モルヒネを噴出させたいなと思うのである。

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