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【推薦図書】天才を殺す凡人〜配られた才能を武器に変える〜

こんにちは、遠藤です。

「なぜ、あの人はわかってくれないのか」
「組織を伸ばしたい、何かに挑戦したい」
「職場の人間関係に悩んでいる」

もし、そう思っている方がいたらおすすめしたい一冊があります!
北野唯我さん著書
『天才を殺す凡人-職場の人間関係に悩む、すべての人へ』です。

 ●今、挑戦しようとしている人に捧げる本●
『大企業が革命を起こせない理由がここにある!
新しい挑戦をしようとしているときに、阻害する人間関係に関する悩みについて、そのメカニズムの解説と対処方法が詰まっている一冊』

■天才が凡人と秀才により殺される理由

▷天才・秀才・凡人の関係性

この世の中は
天才・秀才・凡人 で、できている。
そして、問題なのは、
「天才」に対して「秀才」と「凡人」がマイナスの感情を持っていることだ。

https://diamond.jp/articles/-/174113

天才は
秀才
に対して「興味はない」。
しかし、凡人に対しては「理解してほしい」と思っている。
理由は、大多数を占める「凡人」の協力なしには、成功は成り立たないと知っているからだ。
さらに、幼少期から天才は凡人によって虐げられてきたケースもあり、「理解されたい」という思いが根強く存在するケースがある。

一方で、凡人は
天才に対し、
成果を出すまでは「コミュニティの輪を乱す異物」と認識し、不気味で怖い存在だと排斥しようとする。
秀才に対しては、「この人は天才なのでは」と勘違いしているケースが多い。

秀才
天才の凄さに気づきながらも、嫉妬したり、「天才がいなくなれば頂点に立てる」という動機で、潰そうとしたりします。

「特に天才には理解されない苦しみがある」
理解されない理由

物の良し悪しを判断する「軸」が違う事が、「コミュニケーションが成立しない状
態を作っている!この軸の違いによるコミュニケーションの断絶が、99.9%の原因なのだそうです。

▷3つの「才能」と「軸」の違い!

人間には3つの才能がある。
三者はそれぞれの才能を「軸」にして物事を評価している。

創造性(天才)・・・独創的な考えや着眼点を持ち、人が思いつかないプロセスで物事を進める
再現性(秀才)・・・論理的に物事を考え、数字や秩序を大切にして堅実に物事を進める
共感性(凡人)・・・感情やその場の空気を敏感によみ、相手の反応をみながら進める

天才は「創造性・独創性」に長け
秀才は「再現性≒ロジック)」に長け
凡人は「共感性」に長けている。

https://diamond.jp/articles/-/174113

具体的には
天才は「(世界を良くするという意味で)創造的かどうか?」で物事を判断し、
秀才は「理に適ってるかどうか?」で、
凡人は「その人や考えに共感できるか?」
で物事を判断している。

コミュニケーションの断絶は
「判断する軸が異なること」によるものが大きい。

▷多数決は「天才を殺すナイフ」

天才と秀才と凡人は根本的に「軸」が異なり、お互いを理解し合えない相手にしてしまう。
本来であれば、この「軸」に優劣はない
しかし、問題は「人数の差」なのだ。

人間の数は
凡人>>>>天才、その差は数100万倍。

したがって、凡人は多数決という名のナイフで天才を殺すことができ、
秀才は論理やルールを使い息の根を止める
こともある。この現象は世界中で起こっているのだそう…

■組織に変わらないのは、3つの「軸」を「KPI」で測るから

※KPI→→→目標達成するための数値

大企業がイノベーション(革命や進化)ができない理由は、3つの「軸」を1つの「KPI」で測るから。

https://diamond.jp/articles/-/174113

ビジネスは「作って→拡大され→お金を生み出す」
というプロセスに乗り、それぞれが異なる種類のKPIで測っている。

問題は「創造性」を測る指標がなく、良いアイディアなのかの説明能力が弱いこと。

「再現性」は論理的に説明でき、「共感性」も多数決の「数」で説明できる。
が、「創造性」だけは判断材料がなく、本当にいいものか、ダメなものかな判断がつかない、、、

▷創造性は凡人からの「反発の量」で測る!

「創造性」は既存の枠組みに当てはまらないので、直接観測することができないが、"間接的に"測る方法がある。
それは、「反発の量」である。
そのため、社会の感情を観測すれば「創造性」が間接的に測定可能なのである。

https://diamond.jp/articles/-/174113

優れた芸術家には、ある種の「恐さ」があるように、破壊的な革新を起こすには「反発の量(強さ)」をKPIに置くべきだ!
と筆者は話しています。

本来、3者は、コミュニケーションの「軸」は異なっても、「実は言っていることは同じ」であることがマジで多いようだ。

■「3人のアンバサダー」を見つける!

※アンバサダー→理解者、宣伝する人、つなぎ役

コミュニケーションの断絶を防ぐ際に、活躍する人がいる。両方の気持ちがわかる「アンバサダー」だ。

https://r25.jp/article/645192431250156302

このアンバサダーの協力を得る事で、
話し合いや交渉の橋渡し役となり、コミュニケーションの断絶を避け、スムーズに話ができる。

①「エリートスーパーマン」・・・高い「創造性」と「論理性」を兼ね備えているが、共感性はほぼない。大会社の社長や投資銀行にいるような人。
②「最強の実行者」・・・「論理性」と「共感性」を待ち合わせ、要領が良く、一番多くの人を動かせる。会社の「エース」タイプ(一番モテる)
③「病める天才」・・・高い「創造性」と「共感性」をもち、爆発的なヒットを生み出す。しかし、「再現性」がないため、ムラが激しく、病むことも多い。一発屋のクリエーターのタイプ。

▷天才を救う「共感の神」の存在

天才は、「創造性」はあるが、「再現性」や「共感性」が低いため、普通の人を説得できない
そのため、天才がそれを実現するために必要なのは、様々な部署や人に根回しする「才能ある人物をサポートする人物」!つまりは、「共感の神」が必要なのです。

共感の神・・・
凡人の中でも「特に共感性が高く、誰が天才か、誰が秀才かを見極める力」がある。人間関係の天才であるため、天才の気持ちを理解でき、サポートする事ができる!

■世界が進化するメカニズム

天才は、共感の神によって理解・支えられ、創作活動ができる。
そして、天才が生み出したものをエリートスーパーマンや秀才によって「再現性」をもたらされ説明可能な形となり、最強の実行者によって、人々に「共感」されていく。

この仕組みこそが、人間力学からみた「世界が進化するメカニズム」なのだそうです。

■全ての人が「3つの才能」を持っている

天才・秀才・凡人は、誰の中にもいるのだそうです。その才能を自覚するかどうかで、お互いの気持ちを想像したり、理解し認めるようになれるそうです。

■配られた才能で戦う、才能を磨こう!

突然ですが、スヌーピーにこんな名言があります。
飼い主のチャーリー・ブラウンに『なんで君は犬なんだい?』と質問されたスヌーピーの言葉。

『なぜ犬かだって?仕方ないだろ、人生は配られたカードで勝負するしかないのさ』

才能も同じ。
「秀才に生まれたかった〜」
「あの能力欲しかった〜」
などと考える時間よりも
「自分に配られた才能をどう活かすか」
に力を使った方がいいと筆者はいいます。

また、才能は後天的に磨く事も可能なんだそうです。

「再現性」
最も後天的に身につきやすい。物事を理論立てて考えたり説明したりする癖をつける。数式に数字を当てはめるイメージ!
●「共感力」
相手に興味をもち、相手の感情を察したり、共通点をみつけたりすることで培われる。
「創造力」
これは知識や経験値が大きい。
色んな情報や考えをインプットしたり、アウトプットする。また、「なぜ?」と考える癖をつける事が大切。

■最後に

「理解できない」のではない、「自分が変わらない」だけだ。

何かの本で見た言葉なのですが、まさにそうだなぁ〜と思います。

自分と軸が違う人を理解し認める事が、
会社や組織を向上させ、生きづらさをなくす
1つの手段なのだと学びました!

最後まで、お読み頂きありがとうございます。

遠藤まい

<参考文献>
https://r25.jp/article/645192431250156302

◎遠藤まい
\ずっとキレイでワクワクな毎日を♪/
看護師•保健師,フリーランスでいくつか仕事しています💄
【ちょっとした日常の想い】
【自己啓発・仕事に役立ちそうな事】を発信していきます🍀
▼カフェ/おかし/健康美容品はインスタで発信✨ https://www.instagram.com/mai.e0624/

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