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内向型の人にこそ、「異国ひとり」のすすめ。

こないだある飲み会で、「海外に一人旅をする人の気持ちが分かる人・わからない人」という話になった。僕は圧倒的に前者かつ、自分でボリビアにもモロッコにも一人で行けちゃう人だし、異国の地を身一つで歩いているときの何とも言えない高揚感というか、RPGしてる感じが大好きで、その時に同行者の気分とか意向とかに気を遣いたくない、という気持ちが大きい。でも、「分からない派」にそのことを言うと、『大丈夫か?』と心配されたりすらするわけで、気を病んでいるんじゃないかということらしいんですが、それくらい、「寂しいし、誰かと一緒の方が楽しいに違いないし、その時の気持ちを共有できないのが嫌すぎる」ということらしいです。

別にどちらが正しいとか、大人だとか、そういうことじゃなくて、違いが面白いなあということと、その場にいる人に限って言えば、「内向型人間の方が、海外一人旅好きである」ということでした。内向型、っていう言葉だけとって考えると、海外なんて摩擦係数の高い環境にわざわざ行きそうもない人物像がイメージされるけど、自分を顧みて思うのは、そこは相反しないんですよね。

「いつもの自分」を知る人が誰もいない環境に行き、自分に対しての期待値がゼロな状況で、まっさらに現地の人とコミュニケーションをとることが、とても、気持ちいいというか清々しく、むしろ多弁になったりすらするわけです。だから、いわゆる「ひとりになりたい」という気持ちだけで海外に赴くわけではなくて、そこが外向型寂しがり屋タイプには、どうもわかってもらいづらい。言い換えると、自分は「人が嫌い」なわけではなく、「人から自分に寄せられる期待値と、それに応えようとする自分に疲れる」ってことなんです。だから、異国の人々とのコミュニケーションは超楽しかったりする。外向型寂しがり屋さんは「そんな、知らない国の言葉も通じない人と話すの怖いじゃん!」というタイプもいるので、案外、外向型とか内向型とかっていうのは、相手が「知り合い」か「未知の人」かによって、順接と逆説、パターンがさらにあるなとすら思います。

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なので、僕みたいな内向型の人にこそ、一人旅はおススメですね。話したい時に話せばいいし、独りになりたければいくらでもなれるし。そうやって異国に一人でどーんと飛び出すことによって、自分の人との向き合い方をリセットできると自分では思ってます。治安とかそういうことは置いといたとしたら、日本人が全然いない所の方がますますおすすめ笑 ツアーじゃないほうがいい。ちゃんと旅程を組めば危なくはない旅行の仕方もあるし、なんなら旅慣れている人に聞くといいと思います。

というわけで、「内向型だけど人のことは好き」「でもコミュニケーションスタミナ低めなので、すぐカラータイマーがなるw」という自分の性質が良くわかっているので、今年は異国に一人で行きたいなと思う今日この頃。

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