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ルーナサがもっと楽しくなる豆知識◆前夜祭SP

こんばんは! 白樺の騎士団・まほろです。

明日はいよいよルーナサ(8/1)ですね!

※「ルーナサとは?」と思った方は下記をご覧ください。

ルーナサの前日(イヴ)にちなんで、今回はルーナサに関連のある豆知識を紹介させていただきます。

参考文献は下記の通りです。

↑コンパクトなのに内容が濃い素晴らしい本です!ケルトの文化に興味がある方は是非ご覧ください!



◆ヨーロッパにおけるルーナサの重要性

まず、ルーナサ(=ラマス/ハリエニシダの祭り)が古代のヨーロッパ社会にとってどのような存在だったのかを見ていきましょう。

また、ルーナサがヨーロッパの文化に与えた影響についても言及させていただきます。



①お見合いをスタートさせる日

古代ヨーロッパでは、ルーナサの頃にお見合いを始めていたそうです。

そのためルーナサは人生設計を考える大事な日だったと考えられています。

本格的な冬がくる前に家族を増やし、生活を安定させることが、厳しい環境で生き抜く術だったのかもしれません。



②シェイクスピアやローマにも影響を与えた

突然ですが、『ロミオとジュリエット』ジュリエットの誕生日はいつでしょう?

正解は…7/31! ラマスの前日(イヴ)です。

(※イングランドではルーナサではなくラマスという名前で呼ばれています)

この設定から、シェイクスピアが8/1の祭りを意識していたことがわかりますね。

また、古代ローマ帝国はケルトを支配下に置いた際、ケルトの文化を残し、8/1に行事を開催していたそうです。

ローマも無視できないほど、ルーナサは人々の生活に根付いていたのかもしれません。





◆ルーナサの主役・ルー

ルーは、ケルトの太陽神です。

何度か白樺の騎士団のnoteに登場しているので、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれません。(6/19、7/29の記事に詳しく出ています。7/29の記事は本記事冒頭のリンクから、6/19の記事は下記リンクからどうぞ)

ルーは「なんでもできるイケメン」で、あらゆる分野の才能を持っています。(羨ましい!)

まさに"ケルト神話のヒーロー"という感じですね。

地名の由来になったり、ゲームのキャラクターのモデルになったりと、人気がある神様です。

出自も興味深いので、いつかそれをテーマに記事を書けたら良いなと考えています。

興味がある方は是非調べてみてください!




◆ルーの母は穀物の女神ーふたりの母

ルーにはお母さんがふたりいます。

①生みの親・エトネと、②育ての親・タルティウです。

ふたりとも穀物の女神と言われています。

ルーナサの起源は、ルーとタルティウが登場する下記の神話にあるそうです。

タルティウは農地をつくるために、荒地を豊かな土地へと変えていました。しかし力尽き、タルティウは亡くなってしまいます。ルーは育ての母の死を悼み、その功績を後世に伝えるために祭りをすることにしました。その祭りがルーナサの始まりと言われています。

ルーナサの起源、いかがでしたか?

悲しいお話ですが、ルーのやさしさが表れた素敵なお話ですよね。

神話の中で、ルーはタルティウとエトネの両方の母の期待に応える親孝行な息子として描かれています。

興味がある方は是非神話を読んでみてくださいね(^^)




◆地下にいる精霊「クロム・ドゥブ」

「クロム・ドゥブ」とは、地下に住む精霊のことです。

もともとは多くの生贄を要求する恐ろしい神でしたが、後に地下で農業をサポートしてくれる存在になりました。

ルーナサのお祝いのときには、地下でがんばる精霊のことも思い出してくださいね。




本日もお読みいただき、ありがとうございました!

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