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引越し業者が見積もりのために、家に押し掛けてきた

大学の頃、実家を出て、大学近くに1人暮らしをしていました。

親と喧嘩で家を出るため、引越しの手順自体どうしたらいいか困っていました。

とりあえず、『引越し侍』という見積もりサイトで見積もりを申し込みました。
引越し侍は当時よくテレビCMで流れていて、複数の引越し業者からの見積もり値段がわかるというものでした。

手続きとしては、引越し侍の申し込みサイトで以下の情報を入力しました。
・郵便番号
・引っ越す日にち
・引越し先
・引越しタイプが単身か家族でか
・ダンボール何個分の荷物か
・本棚やテレビやベッドなと大型の荷物はあるか
などなど

私の荷物は
・ダンボール5個分
・衣装ケース2個
・テレビ(2人がかりで持つぐらいの大きさ)
・本棚(高さ170cm以上、奥行き2冊入るぐらい)
・敷布団、掛け布団、毛布、(ベッドはなし)
ちなみに引っ越す時期は2月半ばです。
これくらいの荷物で高くて2万ぐらいかと思ってました。

入力が終わり、申し込みが終わりました。
『申し込みが完了しました。引越し業者からの連絡をお待ち下さい。』という表示がありました。
引越し侍のサイト上かメールとかで複数の引越し業者からの連絡が来るのかと思っていましたが、違いました。

5分ほどで『A社(会社名は伏せます)』から連絡が来ました。
「私A社の〇〇です。お引越しのお見積もりでお電話いたしました。maho様のお電話番号でよろしかったでしょうか?」
「はい、そうです。すみません間違えて見積もりをしてしまいました。」
想定外だったので、間違えたフリをして、見積もりを拒否してしまいました。申し訳なかったです。

その後2,3分でまた別の会社からかかってきました。
その際はちゃんと見積もりの値段を聞き、
B社ではお客様の荷物ですと、3万3千円かかります。」と言われました。
高いなあ思い、「他の業者と比較して検討します」と言い終了。

程なくして3社目から電話が来ました。
C社の内容は見積もりについてではなく、「見積もりをするために、直接家まで来る」という内容でした。
グイグイくるなあと感じましたが、実際に持っていく物を見れた方が正確なんだろうなと思い、その時は納得しました。
いざ来られて、見積もりを判断されたところ、「2万7千円です。」と言われまだ高いなあと思いました。

「正直高いなと思うんですけど、これくらいが相場なんですかね」と尋ねました。
「そうですね。今の時期は繁忙期ですので、どこの業者もこれくらいになってしまいまして…、ここでご決断いただかなければ、他のお客様からの予約が入る可能性があるので、今より高くなるかもしれないんです。」と言われました。

結局断り切れず、その場で契約しました。
当時19歳の私としては、「これより高くなる場合があるし、B社と比べると5千円も安いなら、もう契約した方がいいよなあ。」と判断してしまいました。

落ち込んでいる間にも4社目の業者から電話が来ました。「C社契約したから断るしかないなあ」と思いつつ、
「アート引越し社の〇〇と言います。お見積もりのお電話にまいりました。」
「すみません。先ほど、別の業者と契約をしてしまいまして、お見積もりが必要なくなりました。」
「見積もりのお値段だけでもお聞きになりませんか?」ととのことだったので、念のため聞きました。
19800円です

ええ!C社よりも7千円も違う!
2万円切ってる!しまった…
契約したし、もうキャンセルできないよなあ

しかし、オペレーターの方からの提案がありました。
実際にまだ引越しをされてるわけでもないので、C社の契約をキャンセルはできますし、7千円も違いますので、こちらの方がよろしいかと思いますが。
もし、お客様の方でキャンセルのご連絡がしづらければこちらのほうでキャンセルの連絡をいたしますがいかがですか?

衝撃的でした。業者から業者に連絡をして、キャンセルを代行してもらえるなんて、もちろんキャンセルを代行してもらってアート引越し社を選びました。

その後他の業者からの電話は来ませんでしたが、
15分後ぐらいにアート引越し社から電話が来ました。先ほどは若めの女性でしたが、今回は立場が上そうな男性です。
「先ほどC社へのキャンセルができましたので、ご心配ありません。また、C社からの連絡がきても無視して大丈夫ですので。」
まさに安心感のあることを言っていただきました。

この経験から得られる教訓としては、

契約は全ての業者の見積もりを聞いてからでないと損をするということ

契約はキャンセルできる場合があるということ

ですね。

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