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光と陰、表と裏、愛とそうでないもの

私がブレンド茶作りのベースとしている漢方の教えに、陰陽論という法則がある。
森羅万象を陰と陽の2つの側面からみた理論のことで、
自然界の全ての物や現象には2つの面が存在していると言われています。

陰陽論を繰り返し学ぶ度に全てのものの見方や捉え方がどんどん広がっていく。
華やかでキラキラしている様に見えるものや人にも悩みや葛藤があったり、
一見正しく思いやりのある行為でも相手の状況によっては決して寄り添った行いでない場合も多い。
逆に周りから見たら辛く苦しい状況の中にも、必ずあたたかく しみじみと幸せを感じる瞬間も存在していて、どんなものや状況にも表と裏の両面があって1つ、だと実感しています。

陰陽論のお陰もあるが、中年になって愛というものが少し分かってきた。
愛はコントロールがなく、そのままを当然のように受け入れていて、
愛の前ではみんなゴロンとお腹を見せて寝転ぶ猫みたいになってしまう。
相手にドキドキ夢中な恋や肉体欲求とは似て非なるものだと私は思う。
愛は必死に見分けようとしなくても、ちゃんと分かる。
愛は無意識的にみんな大好きで、
そうでないものにはどこかで違和感を感じちゃうようにできている。

まだまだ修行の道は長そうだけれど、私はmahochaのお茶にコッソリと愛スパイスを添えています…。


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