スーパーセンシティブ11 #34歳うつ克服日記
▼うつ克服の体験談一覧
https://note.com/mahiru2go/m/mfb709f683172
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■療養生活
友人宅に3カ月滞在し、離婚した母の家にて更に2カ月半を過ごしました。
人の面倒を見られる状態ではなかったので、子ども達は実家の父に預けて。父はいわゆるイクメンではありませんでしたが、約半年の間、孫の世話を全うしてくれました。
■きっかけ
母の家に居候するという話が出たころ、母から提案がありました。
「まひるちゃん、たろうたさんて覚えてる?
ほら、お母さんの知り合いで、
まひるちゃんが高校生の頃、家庭教師をしてもらった人。
あの人がヨガの先生になったらしくて、
たろうたさんのやっているヨガ教室に通った生徒さんが
重度のうつ病を克服したらしいのよ。
まひるちゃんが良ければだけど、話だけでも聞いてみない?」
当時の私には、母もだいぶ参っていて、藁をもすがる思いでヨガの話を持ち掛けたそうです。不思議なことですが、家族とすら話す気にならなかった私が、その時は会う気になったのです。
■出合う
16年振りに会うたろうたさんは、別人になっていました。
金髪・ロン毛・革ジャンが定番だったのに、黒髪・坊主・綿のシャツになっていて、どこかお坊さんのような穏やかな空気が漂っていました。
この人になら話せる。私はこれまであったことを全て話しました。
たろうたさんは自分の意見を挟まず、ただ話を聞いてくれました。全てを吐き出した後、「ヨガに来てみないか?」と提案を受けました。
強制はしない。いきなりポーズをとれとも言わない。まずはスタジオに来ることだけを目標にして。スタジオに着いたら寝ているだけでもいい。
「とにかくスタジオに来る。それだけで、変わっていくものがある」
無意識に、それが必要だと感じ取ったのでしょうか。
この提案から2か月後、私の足は駒込のヨガスタジオへと向かっていました。
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