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絵本を読んであげたいけど、できないとき

今、保育しているKちゃんが、絵本を
「よんでー」
と持ってきた。

ところが、その時、私は昼ご飯の用意をしているところ。

さて、どうしましょう?

もし、お昼ご飯の用意の手を止めて、絵本を読んであげると、
お昼ご飯の時間が遅くなってしまいます。

さらに、お昼ご飯の後は、お昼寝の時間です。
お昼ご飯が遅くなると、Kちゃんのまぶたが重くなってきて、
お昼ご飯をちゃんと食べられなくなってしまいます。

あなたならどうしますか?



私は、Kちゃんに、今は絵本を読んであげられないことを伝えることにしました。

でも、もし私が
「今は絵本は読めないよ」
と伝えたとすると、Kちゃんは
悲しくなって泣いてしまうか、
私に向かって怒ったそぶりを見せるか、
どちらかになってしまうでしょう。

私がKちゃんに伝えたのは、

「絵本が読みたいんだね。じゃあ、お昼寝終わったら読もうか?」
でした。

Kちゃんは、絵本を読んでもらえるのが嬉しくて、
「やったー!」と飛び上がっていました。

そんなやりとりをしつつ、お昼ご飯の準備を終えた私。
「さぁ、お昼ご飯食べようか」
と言うと、
「うん、食べる!」

お昼ご飯を食べたKちゃんは、ぐっすりお昼寝をして、
目が覚めると、また絵本を持って来ました。
「よんでー」

私が
「絵本、読むねー」
と言うと、私のお膝の上にちょこんと乗ってきて、
2人で絵本を広げて、絵本を楽しんだのでした。


ちっちゃい人には、否定形は理解しにくいので、
先が見通せるように伝えてあげると良いようです。

「潜在意識は、否定形が理解できない」
という話がありますが、

潜在意識はちっちゃい人みたいなもの、かもしれません。

 

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