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他人の意見を変える心理学

こんにちは、まひろです。

僕の記事は自身の経験や心理学、そしてそれらを用いた結果とその活用法を書いています。


今回は前回の記事「考える力をつける方法」に続き、他人の意見を変えてしまう心理学について書いていこうと思います。


明らかに間違ったことを言っているのにそれをネジ通したり他人の話を聞かない頑固な人周りにいませんか?一人が周りの意見を聞かないとチーム全体が乱れどんどん悪い方向に行ってしまいますよね。

しかし、他人の話を聞かないには理由がありまして、すべての人間は何か新しいことをする時や新しい環境に変わる時に不安恐怖といった感情を抱くのです。なので「意見を聞かない」と言う行為は行動で言うと防衛本能なのです。

これらから言えることとして保守的な人に意見を聞いてもらうにはまず不安恐怖を与えないようにしなければなりません。

これもすべての人間に言えることなのですが、自分にとってネガティブな感情は人間は受け入れたくないのです。例えば、この前見たテレビで詐欺集団に所属し老人からお金をだまし取った少年がこんな発言をしていました。


「老人は金を貯めてるだけで使わないから、僕がそれを使って経済を回してあげている。」


客観的に聞けば理論崩壊も甚だしいですよね。まずその少年が働く前にご老人たちは経済を回されてきて、しかもそのお金を使っていないと言う根拠も全くありません。


ですが、本人からすると”金が欲しいから社会的に弱い人からお金をだまし取っている”というネガティブな事実と向き合うことは厳しいことなんです。だから自分にとって少しでもポジティブな考えをこじつけてしまうのです。


これからわかるように人間とは自分にとってポジティブなことを優先してしまうのです。だから、その心理が強い保守的な人に正論をぶつけてもその正論が自分にとって都合が悪いと正論から逃避してしまうのです。


なのでまず他人の意見を変えようと思ったら人間は自分に取ってネガティブな感情よりポジティブな感情を優先してしまうということを理解することはとても重要なことです。


ここで疑問に思いませんか?人間にそんな習性があるなら意見を変えることなんてできないんじゃないかって。そんなことはありません。ピンチはチャンスという言葉があるように、この習性を活かすのが今回の記事のミソなんです。


どういうことかというと、すべての人間には多かれ少なかれ好奇心があるのです。例えばよく広告で”1ヶ月これを飲むだけで〇〇キロ痩せた”というのをよく見ますよね。まあ十中八九嘘なのですが、ダイエットをしている人からすると興味があるわけです。若干嘘っぽいなと思っても買うまでは行かずとも少し見ちゃったことありませんか?


その心理テクを使うんです。


例えば、相手にギャンブルをやめさせたいとします。みなさんお金は好きですよね?(笑)お金が欲しい人の好奇心を使うとするならこうするんです


〇〇をやめるだけで資産が増える!?


とか、もし会話で言うなら


「なんか資産の増やし方があるんだけど興味ない?」



こうするととお金が欲しい人は少し興味を持ちますよね。そしてその話の中で「実はギャンブルはこうこうこうでそのお金で土地や株を買った方が儲けるらしいよ」みたいなことを言うと相手は「あー、じゃあギャンブルやめよっかな」と考えるわけです。


なので、相手に意見を聞いてもらいたいなら直接正論を投げるのではなく、相手のポジティブ(自分やみんなにとってネガティブなこと)を相手のまた別のポジティブなことにとってはネガティブなんだよって伝えると話を聞いてもらいやすくなるんですね。


今上に書いたことが理解出来れば、これから相手に頼み事や願い事をする時に意識できるようになると思います。



というわけで他人に意見を聞いて欲しい時は是非紹介した方法を使ってみてください。


最後まで貴重な時間というコストをかけ、目を通して頂きありがとうございました。




もらったら社会貢献のためにユニセフに募金します。 ※こいつは嘘をついています。募金せずに帰り道でコンビニに寄ってたばこ買うに違いありません。