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【初開催】オンライン#双極トーク

昨日、2018年6月27日19時~21時で、初開催となるオンライン#双極トークを実施しました。

双極トークとは、簡単に説明しますと

「双極性障害」「はたらく」「対処」に関わる内容を、当事者の方のみがあつまってゆるくマジメに対話する場 

です。

※#双極トークの詳細は以下をご覧ください

●オンライン#双極トーク本番前

今年の3月から、私の勤務する品川の職場を使って、リアルに集まる双極トークは4回ほど実施して、やり方や流れなどは大体見えてきていました。

ですが、オンラインとなると勝手が違う。

定時後、職場の会議室でパソコンをひろげながら、緊張して開催の時を待ちました。

18時40分くらいから、ちらほらと参加者の方がログインをし、

「声が聞こえませんー」
「電波がわるいかもしれないですね」
「パソコンにマイクがついてないとのこと、スマホでつなげますか?」

と、双極トークを始める前のセッティングがとても重要だと、やってみて痛感しました。

●オンライン#双極トーク スタート

そしていざ、スタート。今回のオンラインは「Zoom」というサービスを使っており、各々のPC画面の共有も容易にできます。

私のPCをもとに、オンライン#双極トーク用の説明資料を使って説明。ここはリアル双極トークと変わらずスムーズに行うことができました。

毎回実施しているチェックイン。日常から、双極トークという非日常に入る儀式的なものをみんなで行いました。
ちなみに今回の参加の方々のお住まいとしては群馬、愛知、奈良、京都。

そこから、双極トーク本編へ。参考までに今回出たテーマは以下になります。

・地元にあったら嬉しい双極性障害の当事者会ってどんなもの?
・なんで同じ職場で働き続けているか?(職を転々としているもの?)
・職場における気分の波をどうコントロールするか、対処法
・軽躁時に思い付いたアイデアを採用するのが怖い。皆さんどうしてる?

皆さん、今まで当事者会に参加したことない方々で、オンラインでのやりとりで、双極性障害の当事者同士だから分かる深い共感を体感しているようでした。

リアルで実施した時と同じような、優しく、まじめで、ゆるやかな、とても良い空気感がそこにありました。とても居心地よかった。

最後は参加者みんなで記念写真。
※右上、まつらさんは今回のサポートメンバー。Zoomでの当事者会に慣れていらっしゃるので、協力をお願いしました。

20時半にはオンライン双極トークとは終了し、あと30分は雑談。
緊張がとけ、自由に会話を交わしとても盛り上がっていました。

以下、参加後アンケートから感想を抜粋します。

●オンライン#双極トークの感想

・今回初めて双極性障害を持つ方々と顔を見ながら会話できて、貴重な体験でした。喋る時間の長さを心配していたのですが、実際やってみると時間が短く感じるほど楽しい時間でした。
二回目が開催されるなら、ぜひ参加したいと思っています。

・当事者の集まりは初めてですが、とても温かい 、でも話す内容は濃く、的を得たお話が聞けて、有意義な時間になりました。みなさんが病気を抱えながらも、一生懸命生きていること、存在のユニークさ、他の人を思いやる優しい気持ちを感じて、終わってからもなんだか感動していました。
私は、母が双極で、それにとても抵抗があり、自分も同じ病になったことをまだ受け入れることができていませんが、今回、母や自分以外の同じ病の方に接っすることが、自分の病を受け入れるきっかけになりそうです。
みなさん、本当にありがとうございました。

●改善点

・ビデオ通話の都合上もあり、誰が喋りだすか予測が立て難く、もう少し司会の強制力があってもいいのかなと感じました。

・私の体調もあるのですが、終わったあとバテてしまい、自分的にもっと休むことを入れたらよかったと反省しています。オンラインだと、抜けにくい感じはありますね。
あと、あまり遅い時間にならない方がよい気がしました。軽躁になり、その後眠れない…

●松浦の感想

私個人の感想としては、インターネットがこれだけ普及した今、オンライン#双極トークの取り組みをやっていく重要性と価値を感じました。
参加された方の中には、地方に当事者会がないからこそ、自分で立ち上げようと思うと発言されていた方がいて、印象的でした。

私はこの双極トークを松浦だけしかできないものではなく、私と面識があり、想いを理解して、実施ルールを守っていただけるなら、どんどん広めていけたらと思ってます。

また、私の双極トークは「はたらく」がテーマですが、違うテーマで当事者会を取り組まれている方も最近は増えていて、どんどん広がっていくと選ぶ側も選択肢が広がっていいなと思っています。

オンライン#双極トーク、不定期にはなりますが今後も実施していきますので、ご興味ある方はぜひ、オンラインでお会いしましょう^^

追記
私が双極性障害という病気を受け入れられたキッカケは、同じ病気の方にリアルでお会いしたこと。
出会っていなかったら、未だに受け入れられなかったかもしれない。
そんなキッカケを1人でも多くの人に届けたくて、リアルもオンラインも、#双極トークをしている。


最後までご覧いただき、ありがとうございます。