「双極性障害」×「はたらく」を語る会 #双極トーク 2019年 第10回 実施報告
双極トークの2019年第10回(通算18回目)を11月30日(土)に実施しました。
以下、スタッフのシラユキがレポートします。
●チェックイン
街にクリスマスソングが流れる中、今年最後の開催となりました。初参加8名、リピーター7名、計15名の方にお越しいただきました。
まずは主催者の自己紹介とスタッフの挨拶があり、続いて皆さんに自己紹介と今の気分を伝えてもらいました。
平常を0として+5(軽躁)から-5(うつ)の範囲で、-1が3名、フラットの0が2名、あとは+1から+3の範囲、それから不明という方がいらっしゃいました。
初対面の人に会う場でもあるので、会場に来るだけで気分が上がる可能性はあるかも知れませんね。前日の寒さが和らいでよく晴れていたのも体調に影響したと思います。
さて、会の始めには「なぜ参加しようと思ったか?」という質問にお答えいただきました。以下、ご意見を紹介します。
・病気についていろいろ知りたい
・相談できる人がいないので。働くことに対して前向きになれるきっかけがあればと思った
・働き続けるためのヒントを得たい
・出会いと気づきがあり、得るものも多いから
・一度参加してリピートしたいと思った
初めての方は一歩踏み出そうと勇気を出して来てくださったり、リピーターの方からはまた来たいというご意見を複数いただいたのが嬉しいですね。
●双極トーク
そして本編へ。テーマトークを3班に分けて行いました。
「双極性障害xはたらくx対処」に関するトークの話題は以下の通りです。
テーマトーク班①
・会社での目標設定時の工夫
・無職の時に備えて、辞める前にしている対策・計画
・この仕事は合わないと思った時どんなアクションを起こしますか?
・自分に合った仕事がわからない
・「普通」と「軽躁」の境目がわからない。どうやって気づくのか?
テーマトーク班②
・仕事にのめり込み過ぎて躁になっているのに気づかない。躁のコントロールをどうしているのか聞きたい。
・うつで起きられなくなってしまった場合の対処法
・うつの時の自己評価の上げ方を知りたい
・働くきっかけ、タイミングは?
テーマトーク班③
・復職のタイミングの見極めは?
・仕事に行くモチベーションが下がった時にどう対応するか
・布団から出られないような時、うつっぽい時に心掛けている事
・就労はオープンですか?クローズですか?そこに至った経緯は?
発表者の話に大きくうなずいたり、時には笑いが起きたりして、深い場所で共感出来る場になったのではないでしょうか。
●チェックアウト
本編終了後に皆さんから次のような感想をいただきました。
・同じ悩みを共有できた
・参加することが体調を測る指標になっている
・具体的なことを聞けてすぐに取り入れられそう
・共感が嬉しかった
・なるほどという気づきが多かった
・仕事を頑張ろうと思えた
・居心地がよかった。解決策を見出した
・自分の本音が見えてきた
・来てよかった。励ましの言葉をもらえた
本編終了後の自由交流でも皆さん積極的にお話をされていました。緊張がほぐれ、進行役がいなくても話が弾んで笑顔が見られました。
一年を通して多くの方にお越しいただきました。深い共感を得られるのと同時に皆さんにとって居心地のよい場になれば幸いです。
●ご感想
参加していただいた方々のご感想をTwitterから引用して掲載します。
●次回の#双極トークについて
次回は来年2月の開催となります。
12月に入って1年の総決算ですね。この1年を振り返る時期でもあるのではないでしょうか。
来年も皆さんにとって幸多き年になりますように。
リピーターの方はもちろん、初めての方も来る年にお会い出来るのを楽しみにしております。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。