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アダススープというアラブ料理を作ってみたら、気持ちが前向きになった。

12月も中旬になって、ヨルダンも寒さが厳しくなってきた…。昼間は20度近くまで気温が上がるとはいえ、石造の家は冷えてしょうがない。
そんな中、身体の芯からあったまることができるアダススープというアラブ料理に出会った。

初めて飲んだのは先週、活動先の幼稚園にて。
週に一回、季節に合わせたアクティビティをしているみたいで、今回は寒くなってきたから…ということで、アダススープを子どもたちに振る舞うことになった。

アダスというのは、レンズ豆のこと。とても鮮やかなオレンジのお豆。

皮付きと皮なしがあるみたいだけど、これは皮なし。

日本ではハラールショップとか限られた場所でしか買えないけど、ヨルダンでは簡単に手に入る。1kgで200円くらいと、値段も安い。

鉄分も多く含まれていて、疲労回復、美肌効果のあるビタミンB群が豊富らしい。

幼稚園で振る舞われている様子。大きなお鍋にスープがたっぷり。

飲んでみると、レンズ豆の粒が少し残っていて、食感が楽しい。
冬に食べるおでんのような、なんか心がホッとする味付け。身体がぽっかぽかして、とっても美味しかった。結局、3杯ももらってしまった笑

すごく気に入ったので、現地の様々なアラブ人にレシピを教えてもらい、家で自分で作ってみることにした。

野菜は玉ねぎがスタンダード。玉ねぎ以外は、好きな野菜を入れるみたい。

材料
・レンズ豆
・玉ねぎ
・赤かぶ
・塩
・ターメリック
・ミックススパイス
・コンソメ
・オリーブオイル
・レモン

最初に、お米を研ぐような感じで、レンズ豆を数回洗った。
レンズ豆に水を入れて沸かした後、アクが出てくるので、取り除く。
その後は、上記の順番で材料とスパイスをどんどん放り込んでいっただけ…という超手抜き作業(笑)

最後にレモンを絞ったら完成!

煮込んでいる間に、タッブーレというサラダも作った。(写真左上)

とっても美味しくできました〜!
少し風邪気味だったけど、身体がお腹の中からあったまる感覚がした。ポカポカ感じるのは、ターメリックが入っているからかな。

分量も測らずに作ったので、思ったよりもレンズ豆が水を吸ってかさが増して、水分が少ないスープ(というか見た目はカレーのよう)になってしまった。
細かな分量の調整はこれから修行が必要やな〜


最近はヨルダンで体調を崩すことが多くて、実は日本食がとっても恋しくなっていた。日本食を作るのに、ヨルダンでは手に入らないものが多いし、なんだか「足りていない」という感覚。

だけど、今私はヨルダンにいて、逆に日本にいたら手に入れにくいような材料が、ここでは簡単に手に入る。

ここにあるもの」「今、目の前にあるもの」をもっと大事にしよう。
そんな気持ちにさせてくれたのが、このアダススープ。

めんどくさがりな私だけど、簡単に作れた。
少しずつ、他の中東料理にも挑戦していきたいな。

次は同じく、レンズ豆を使ったムジャッダラという豆ご飯を作ってみようかな〜



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