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オリーブの季節の始まり

9月に入ってから時間の過ぎ方が加速している。
それくらい忙しい日々を過ごしていて、noteを更新するのに3週間以上も空いてしまった。

ずっと暑かった気候も、いつの間にか朝晩にかけてかなり涼しくなった。
それでも昼間は半袖になれるくらいの寒暖差があることによって、ここは砂漠の国なんだということを思い出させてくれる。

10月になってからは、街の八百屋にオリーブが並び始めた。
たくさんのオリーブが並んでいる様子は、その黄緑色の鮮やかさに、思わず写真を撮りたくなるほどだった。

八百屋の前には見慣れない機械。
中にオリーブを入れているけど、オリーブをどうする為の機械なのかが分からなかった。

近くにいたお客さんが、袋いっぱいのオリーブを購入。
買ったオリーブはこの機械の中に設置された。

八百屋のおっちゃんがハンドルを回すと、中のオリーブがゴリゴリと擦られて下に落ちていった。

機械から出てきたオリーブの実はひび割れた状態になっていた。

実はこれらのオリーブ、家庭でオリーブのピクルスを作るために購入されているらしい。

八百屋のおっちゃんの説明によると、オリーブの実は、割らないと苦味が増す。
だから、家に持って帰る前にこの機械にかけるのだそう。

そう説明をしてくれた八百屋のおっちゃんは、得意気な顔をしながら、八百屋の裏で作っているオリーブのピクルスを見せてくれた。

レモンと一緒に浸けてあるオリーブを食べさせてくれた。

爽やかなレモンの香りと、オリーブの苦味。
アラブの食卓の味だった。
油がたくさん使われるアラブ料理のお口直し的な役割として、このピクルスの存在感は大きい。

オリーブの計り売りの様子


去年の12月には、同僚から搾りたてのオリーブオイルをもらって、その美味しさに感動したことを覚えている。

搾りたてのオリーブオイルは、スーパーで見かけるような一般的なオリーブオイルよりも、緑色が強く、濁っている。

左が搾りたて、右が市販のもの。

搾りたてのオリーブオイルは、オリーブの爽やかな香りが市販のものに比べてはるかに強く、これと塩をパンに付けて食べただけで、幸せな気持ちになった。

今年も、搾りたてのオリーブオイルを手に入れたい、、、
そして、今年はどこかでオリーブピッキングを体験できたらいいなぁって思っている。



「生命の木」とされているオリーブ。
オリーブは、中東に住むの人々にとって、無くてはならない身近な食材の一つだ。

そんなオリーブの木を使ってヨルダンで難民支援をしている逞しい日本人がいる。

国内の紛争から安全を求めて逃げてきた難民は、そこで終わりではない。
彼らの生活における日常的な苦労は、ずっと続いていく。

大橋さんは、そんな難民に継続的な「仕事」と「安心できる場所」を届けるために、ほとんど使われてこなかったオリーブの「木」に商品としての価値を見出し、悪戦苦闘しながらも難民へ就業機会を提供している。

彼女のクラファンのリターンには、オリーブの美しい木製食器が並んでいる。

ぜひ、彼女の難民への想いも含めてご覧ください。


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