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よ
2022年10月25日 01:11
「お前、最近口が悪すぎるよ」そう本気で注意するトーンで友人Bに言われた。やるせなかった。君たちの知性を信じてリスクを取ってるのに、分かってもらえないんだ。その上、自分が正義なのだと勘違いし矮小化された加害被害構造を決めつけている。悲しかった。友人Bのその発言は、ふざけてウインクしてきた友人Aに対して自分が言った、「なんか友人Aって惜しいよな」という言葉に向けてだ。文脈上、ルックスをいじ
2022年10月10日 02:54
34km地点、頭の中は食べ物でいっぱいだった。とにかく何かを口にしたいという欲望に支配されていた。 初めてのフルマラソン超え、それなりに準備してきたつもりだった。しかし、700mもの高低差や倒木を跨いだりくぐったりする林道などの、単に"マラソン"とひとくちに表現するにはバラエティ豊か過ぎるコースで想像以上に消耗し、持ってきた携行食などとうの昔に食べきっていた。 つまるところ自分の準備不
2022年10月10日 02:03
今日の晩御飯は何にしよう。こないだ大量に貰った玉ねぎを消費しないといけないから、豚と炒めて生姜焼きにでもしようか。でも最寄りのあのスーパーは9時までだからな、間に合うかなあ。なんて考えながら外へ出ると、想像より何トーンも暗くなった街を、週末の台風の残り風が吹き抜けていた。 思わず、やれやれと言った調子での「寒いんだけど。」という言葉が口を突いた。 そういえば昨日インスタで金木犀の香りのコ
2022年10月10日 01:57
高所恐怖症とは無縁の人生を送ってきた。 子供の頃、木登りで4mほど落ちて腕を折った後も、ギプスのまますぐにまた登っていた。おだてられなくても木に登る、高いところが好きなバカだった。だがもし雪国で育っておだてられたとしても、とてもじゃないがこれはできないな、とジャンプ台を見上げて思った。 そよ風が気持ちのいい秋晴れの午後、15時から練習があるというのを聞き、見物に来ていた。ジャンプ台をぐる