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『わたしと相続の100日物語』⓫週目

Twitterにて連載中の『わたしと相続の100日物語』の11週目(1/10~1/16)分をご紹介します!

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❓『わたしと相続の100日物語』とは❓
夫を亡くした主人公(ゆきこ)の相続を、100日間追いかけるTwitter漫画です。
2022年11月1日に相続が発生!
実際の日にちと物語の日にちを連動させて、1日1話(お昼12時投稿)でリアルな相続100日間をご体験ください。
(相続専門の行政書士の実体験をベースにしたフィクションです)

1/10(火)

この日、ゆきこは「相続人代表者指定届」を受け取りました。
ゆきこ「何かしら?役所からなんて…」

【専門家によるひとことメモ】
相続人代表者指定届とは、不動産の固定資産税などを納付する「代表者」を指定するための書類です。
(ゆきこさんの自宅はまさおさん名義だったため)
相続人から1人代表者を指定し提出すると、今後その人宛に納税通知書が届きます。

1/11(水)

昨日受け取った「相続人代表者指定届」について、かずゆきに電話で相談します。
ゆきこ「この家の税金のことね!」

【専門家によるひとことメモ】
この書類で指定した代表者は、税金(固定資産税)を支払う上での便宜上の代表者であって、決してその不動産の所有者ということにはなりません。
不動産の名義変更は、別途法務局での手続きが必要になります。
https://www.souzoku-isan.net/case/post-347/#1-3

1/12(木)

コスモス銀行には(まさお名義とは別に)ゆきこ自身の口座があります。記帳をすると、何やら大金が…?
ゆきこ「お父さんの生命保険だわ!」

【相続手続き豆知識】
生命保険は、手続きしてから1~2週間で振り込まれることが多いです(保険会社によります)。遺族年金に比べて早く振り込まれるため、生命保険がある場合は早めに手続きしておくとよいでしょう。

1/13(金)

先日(1月6日)にPCで手続きについて調べたゆきこ。そのときに今日訪問する予約をしていました。
ゆきこ「ひとまず、相続に必要な書類がわかってよかったわ」

【専門家によるひとことメモ】
ゆきこさんは銀行の相続手続きのために、被相続人(まさお)の戸籍を集めていますが、被相続人の出生から死亡までの一連の戸籍は、不動産やその他の相続手続きでも必要になります。
(提出した戸籍は返却されないこともあるので、必ず窓口で「還付」のお願いをしましょう。)

1/14(土)

昨日行ったあじさい銀行での話をもとに、子どもたちに必要なものを伝えます。
ゆきこ「まだ書類は手元にないから、集まる日はまた連絡するね」

【専門家によるひとことメモ】
相続手続きで提出する印鑑証明書は、銀行などの手続き先によって「発効後●か月以内」といった期限を設けているところが多いです。相続が始まってすぐに印鑑証明書を取得しても、この期限を超えてしまっていると、受け付けてもらえず取得しなおさないといけなくなります。

1/15(日)

1月7日にかずゆきから紹介された司法書士事務所。ドキドキしながら電話しますが…
ゆきこ「あ、今日は日曜日だったわね💦」

【専門家によるひとことメモ】
土日に時間を作って相続手続きをしようと思っても、手続き先の銀行などは休みのところが多く、なかなか手続きが進みません。
そうした悩みから、相続手続きの代行を選択される方も増えています。

1/16(月)

昨日休みでつながらなかった司法書士事務所に、改めて電話して相続の相談をします。
ゆきこ「ほんと、書類ばっかりね~」

【専門家によるひとことメモ】
不動産の相続手続きに、権利証は必須ではありませんが、所有者であることを証明するため、また登記の状況によっては必要になることがあります。


※続きの⓬週目は、noteでは1/23(月)に公開します!
どうぞお楽しみに✨

1週目(11/1~11/7)のまとめはこちらから!