給与のデジタル払い、どう思いますか?

先月から、給与のデジタル払いが
解禁になりました。

どのような会社で、
いつからスタートするか
など、まだ分からない点は
ありますが、
キャッシュレス決済が
広まりつつある昨今にあっては、
少なからず無視できない話題では
ないか、と私は考えています。


あなたは、
いわゆる●●ペイのような
キャッシュレス決済は使って
いますか?


私は、利便性の良さとポイントの
還元などを考えながら、
1種類に絞って活用しています。


実際の所、コンビニやチェーンの
飲食店などで、レジでのやり取りを
聞いていると、●●ペイを使って
会計を済ませている人が増えているように
私は感じていますが、
あなたはどう感じていますか?


さて、今回このテーマを取り上げたのは、
給与のデジタル払いが、不動産投資に、
いい意味で影響を与えることに
ならないかな?という、
格好よく言えば、私が思い描いている
提案みたいなことを思いついたからです。


まず、給与のデジタル払いが、
一部にでも広がった場合、
もし私が賃貸物件の借主だったら、
こんなことを思うだろうなという所を
出発点にします。


「●●ペイを使って、
 家賃を払えたらいいのに・・・」


現状、家賃の支払い手段としては、
口座への振込、口座振替、
クレジットカード払い、あたりが
メインかと思います。


これらの手段を利用する場合、
多くの場合に、振込手数料や
振替手数料などの負担が
生じていると思います。借主負担で。



仮に、月にすれば数百円だとしても、
年間にすれば
数千円になる可能性があります。


であれば、少しでも抑えたいと思うのが
人間心理。


今後変わるかもしれませんが、
現状、●●ペイの場合、
送金手数料がかかりません。


もし家賃の支払いが、●●ペイでできれば、
会社から受け取る給与の内、
例えば家賃分など、毎月必ず発生する
支出分は、デジタル払いで受け取る
という選択をしても良いのかな、と思います。


その結果、借主さんの支出も振込手数料分
などを抑えることができて、
その分を他の支出や運用などに
回すこともできるようになります。


また、最近日本でも増えている、
海外から日本へ働きにいらっしゃる方に
とっても、家賃がデジタル払いできる
ようになれば、
メリットがあるように感じます。


日本でわざわざ口座を開設しなくても、
給与を全額●●ペイで受け取り、
その中から、賃料の支払いに充てる
ということがしやすくなると思うからです。


今度は反対に、大家の立場で考えてみます。


賃貸管理会社さんからの家賃の送金は、
私もそうですが、現状はほぼ100%近く、
預貯金口座への振込で行われています。


そうなると、
先程の話ではありませんが、
やはり振込手数料のような
経費がかかります。


この手数料分、賃貸管理会社が
負担してくれるか、大家である私たちが
負担するかは、ケースバイケースですが、
少なからず発生はしてしまいます。


私も、賃貸管理会社数社とお付き合いを
させて頂いておりますが、
その内1社は、銀行と支店が先方指定で
あれば振込手数料がかかりません。


そのため、年間約6,000円強ではありますが、
その負担をさけるべく、某銀行の都内の
支店に行き、事情を説明して、
口座開設をしました。
(1つの金融機関内では1人1口座が
 原則のようですが、賃貸入金管理用に
 作成したいと説明したら、その時は
 了承頂けました)


この賃料送金も、極論、全額デジタル払いに
なったとしたら、賃貸管理会社も
大家である私たちも、手数料のことを
意識する必要がなくなります。


管理費や修繕積立金の支払い、
ローンの返済は毎月発生するので、
そのために受け取った賃料を
支払いの口座へ移し替えるというような、
ひと手間はかかってしまいます。


ただ、それも、
月に1度などであれば、
それほど大きな手間には
ならないのではないか?
とも思います。


最後に、今ワードとして出てきた
管理費・修繕積立金に関しても、
デジタル払いができると、
マンションの共用部の
維持メンテナンスにも
プラスに働くように感じています。


区分マンションの場合、年に1度、
管理組合の決算があります。
総会の時期と合わせて。


決算の数字、あなたは目を通した
ことありますか?


管理費・修繕積立金は、毎月口座振替で
払っている方が多いかと思います。


組合により、組合が負担しているケース、
大家であるあなたが負担している
ケースなど違いはありますが、
管理組合が口座振替手数料を負担している
ケースでは、区分所有者の数に比例して、
振替手数料は多くなります。


これが少なくなれば、極論0円になれば、
管理組合としての経費が減って
お金が残るので、その分を、
維持管理に充てられるようになります。


昨今、様々な要因が重なって、
修繕にかかる費用も高く
なりつつあります。


今後、長い目で見ても、
下がる要因よりも上がる要因の方が、
多いような気がしています。


なので、管理組合という目線から
考えても、抑えられる支出は
削減するという努力が、
今後は今まで以上に必要になるのでは
ないかと思います。


4月から解禁になった
給与のデジタル払いに着想を得て
私が個人的に思ったことを、
こうなったらどうだろう?
のような提案的に伝えさせて頂きました。


共感頂ける部分、
ありましたでしょうか?


夢物語で現実的ではない、
と感じましたでしょうか?

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