あなたは、最近、ご両親と連絡とられていますか?

私は最近、遺贈寄付に
興味、関心があります。


おおまかなイメージをお伝えすると、
あなたがお亡くなりに
なられた時、遺った財産を、
無理ない範囲で寄付をする。
その使い道を、生前に遺言などに
したためておく、という内容です。


NPOなどの非営利団体を中心に、
社会課題の解決に向けて
活動されている団体などの中から、
あなたが望む社会、
関心のある分野の活動に
取り組まれている団体へ、
お金の面から想いを託す、
と言い換えても良いかもしれません。


人生最後のお金の使い方を考える、
ということにもつながると思います。


遺った財産をすべて寄付する必要は
ないので、例えばですが、
2,000万円の内の100万円だけ、
ということも可能です。


ご家族がいらっしゃるならば、
配偶者やお子様などに、
基本は遺して差し上げる。
ただ、その内の一部を、
社会に還元するという
イメージでもあります。


私のような、現時点では、
仮に遺った資産があったとしても、
引き継いでもらう相続人が
いない可能性がある人間の場合、
特に考える必要がある
という想いにもなりました。


そして、遺贈寄付のことを
考えていると、同時に
考えることになるのが相続です。


自分の資産を
誰に、どのように遺すかを
考えるという点もありますが、
ご両親やご兄弟などが
ご存命であれば、遺される
立場として、
相続に向き合うこととなります。


もしかしたら、
自分の資産の遺し方を
考えるよりも、
こちらの方が、順番としては
ある意味、先に考えた方が
良いのかもしれません。


そこで、あなたに
お伺いしたいです。


「最近、ご両親と
 連絡取られていますか?」


すでに、ご両親が他界されていて、
相続をご経験されていたら、
愚門となっていること、
お詫び申し上げます。


ただ、ご経験済みであれば、
ご経験を踏まえた視点から、
お目通し頂ければと思います。


相続で、一番大変なことは
何だと思いますか?


財産を、どのように分けることが
円満につながるか
ということでしょうか?


相続未経験の若造である
私が言うのも恐縮ですが、
相続で一番大変なことは、


「どこに、どのような資産や負債を
 保有しているかを把握すること」


ではないか、
と私は考えているのですが、
あなたは、どう思いますか?


相続で、どのように分けるかで
揉めたりして、相続をきっかけに
親族が仲違いするという話を
耳にすることもあるので、
もちろん遺産分割もケースによっては
大変なことだとお察しします。


ただ、その前に、全体として
どれだけの資産や負債があるかが
分からなければ、そもそも、
どう分けるかの出発点が
定まらないこととなってしまいます。


話がある程度まとまった後に、
気づいていなかった場所から、
追加で資産が見つかったなどという
話も耳にしたりします。


だからこそ、ご両親などが
ご存命であれば、判断能力がある
元気なうちに連絡を取り、
顔を合わせて、


「どこに、どのような資産や負債を
 保有しているか?」


を、確認しておくことが、
一番の相続対策になるのではないか、
と私が考えています。


私自身は、この点に関しては、
ある程度の準備はできています。


どこの金融機関に預貯金や有価証券を
保有しているのか?
保険は、何に加入しているのか?


預貯金や有価証券の、正確な残高までは
把握しきれていませんが、
仮に相続が発生したとしても、
見つからない資産の存在や
隠れた負債の存在などを
探す手間はない状態にしてあります。


ぜひ、あなたも、


「知り合いの
 ファイナンシャルプランナーが、
 亡くなった時に困らないように、
 どこに何があるかを
 把握しておいた方が良いよ」


と言っていたのを聞いたので、
今度会った時に一度話を聞かせて
ほしいのだけれど、みたいな
ニュアンスで、
私をダシに使って頂いて構わない
ので、連絡をとり、話すきっかけを
作ってみてはいかがでしょうか?


また、連絡を取ること、
顔を合わせることで、
もしかしたら、今の変調に
気づくきっかけに
なるかもしれません。


例えばですが、金融機関の方が
良くしてくれたから、などの理由で、
あなたが知らない内に、
いつの間にか購入していた金融商品が
あり、損失を抱えているけれど、
言い出せなかった、みたいなことに
気づいたりできるかもしれません。


遺贈寄付の話題から、
最後は相続の準備的な話題に
今回は触れさせて頂きましたが、
問題や揉め事が起きるのは、
大部分がコミュニケーション不足に
起因するものだと私は思っています。


ご両親ともそうですし、
ご家族同士の間でもです。


もしご両親などがご健在であるならば、
あなたには、
コミュニケーション不足での仲違いや
困りごとに巻き込まれて頂きたくない、
と思います。


その点からも、ご両親に連絡を取ったり、
ご家族に連絡を取ったりしながら、
資産の全体把握などを、今の内から
始めてみるのはいかがでしょうか?


そして、遺すことになるかもしれない
資産がある時に、一部の使い道として、
遺贈寄付という使い道を選ぶことも
できるという選択肢がある点、
伝えて差し上げるのも
良いかもしれません。

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