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【退職 15】TAS式営業戦略で今を整理したはなし 2023年7月18日(火)

会社という大きな軍艦から自分だけの小さな浮き板に乗り換えたのは、自分で漕いでいきたい道が浮かんできたからだ。市場もニーズも顕在化していない道だ。方向は分かっているけれど、輪郭も定かでないし、何で構成されていくのか(つまり何を扱うのか)も、自分でも見えないまま、軍艦を下りることにした。

下りなければ見えてこないから。

下りれば自然とやることは降ってくると分かっていた。あせらずにそれを受け取ればいい。

途中お仕事の日もあったけれど、最初の有給消化日から3週間が経過して、この間に様々なものが降ってきた。(関連記事: 答えは投げかけると帰って来る

誰を対象にするのか、とか。
どういうアイテムで切り込むのか、とか。
その意味、価値はなんなんだろうか、とか。

それらは、人とやり取りする中で、徐々にクリアになりながら、ぽろっぽろっと、脈絡なく降ってくるので、都度、あ、これだって抱きとめる。腕の中にはバラバラな透明な玉が溜まってきていた。こぼれそうで落ち着かないのと、そろそろそれぞれの玉をつなげることが出来そうな気がして、今日はそれをやっていた。

32年の会社員生活、習い性となる。TAS(Target Account Selling)式営業戦略なんぞで、状況整理をしてみた。

やってみると当り前すぎて笑ってしまったけれど、わたしが今取りうるのは展開戦略で投資を行うしかない。ソリューションでメリットを訴える正面戦略、新たな価値ルールを提示する側面戦略は入口じゃない。つまり、今、案件はない。

ニーズを顕在化させるために投資をする。降ってきたことがすっぽりいい感じの落ち着き加減でおさまった。

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