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Ⅺ マジシャンの「6つの才能」と働き方

 「マジック」の世界において、マジックショーのパフォーマンスだけが、職業や働き方才能ではありません。

 「マジックを考える」「道具を作り出す」「マジックを教える」「マジシャンを育てる」「マジックの理論をまとめる

 といった、さまざまなタイプ・あり方があります。



パフォーマンスだけじゃない、マジシャンの才能



 「マジシャンの働き方」を考えるために、ちょっと「野球の世界」を考えてみます。

 野球に携わっている職業には、次のようなものがあります。

「選手」「監督」「コーチ」「グローブ職人」「バットのデザイン」「チアガール」「球場内のビール売り」「マスコット・キャラクターの中の人」「審判」「カメラマン」「解説・アナウンサー」「地域の野球の指導者」「野球グッズを作る人」「野球の本を書く人」「変化球マニア YouTuber」…

 そのどれもが必要で、「野球の世界」を支えています。

 というように、「マジシャンの世界」もまた、そこに携わる職業や才能は、1種類ではないということです。

 あなたに合った、「マジック」にまつわる才能を発揮することで、そして周囲の人を楽しませることで、あなたの幸せなマジシャンズ・ライフを生きることができると考えられます。

⒈ あなたの構成要素分析


 以前、以下の記事で、あなたの才能得意分野の分析をしていただきました。

 あなたに合った、天職を生きていただくために、「あなたの得意な(自然に生み出せる、研究し続けられる)クリエイションは何か?」という問いかけをしました。

 Ⅵ 𝐌𝐚𝐠𝐢𝐜𝐢𝐚𝐧'𝐬 𝐁𝐫𝐚𝐧𝐝𝐢𝐧𝐠 マジック・メニューの作り方ⅱ ~ 絞り込み・専門特化の7要素分析|⑤ 才能・クリエイション


⒉ マジシャン、6種のタイプ ~ 才能と方向性 ~


 ここから、マジシャンの6種の才能の方向性について、解説します。

 あなたは、パフォーマンス以外では、どんなマジック関連の才能があるでしょうか?

 あなたのマジシャンとしての、キャリア・ブランディングのヒントになれば幸いです。


a. パフォーマンス

演者として優れている、いわゆるマジシャン。パフォーマンス・タイプ。

b. クリエイター

作る創る)ことに長けている、クリエイター・タイプ。

 日本を代表するクリエイターである、益田克也さんは、(初めて知ったのは、僕が高校生の時でした。失礼ながら…)演者・マジシャンとしてはとっても地味で、しかし、考えるアイディアは素晴らしい

 クリエイター・タイプにも、「マジックの手順・シナリオ」を作るタイプと、ギミックのような「道具・アイテム」を作るタイプとがいるでしょう。

c. レクチャー

教えること(ティーチ)が得意な、レクチャー・タイプ。

 頭のいい人が、必ずしも「教え方」(育て方)がうまいわけではないように、教えることに長けている存在も必要なのです。

d. セオリー

 マジックの理論などをまとめることに優れている、セオリー・タイプ。

 既存の現象(マジックのみならず、マジシャンとしての仕事など)を整理することで、後進の役に立てることができます。

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