2度、見過ごされた話・【長男編】(118)
こんばんは!今日は雨が、降ったりやんだりでしたね。
気温は、ちょっと下がったけれど、蒸し暑さはまるで梅雨のよう…
今日は新しい特茶のほうじ茶を飲んで
これからの夏を乗り切ろうと思います。
✿
さてさて、もうすぐ子育て終了の私。 寂しさは募ります。
子どもたちとの思い出を回想していくのも、自分の心を整理するのによいかな…と思い
今日は長男の入院話をしようと思います。
長男、幼稚園年長さんの頃…
季節は冬… ちまたでは、インフルエンザが猛威を振るっている時でした。
熱が39度近く出て、布団の中で、真っ赤な顔… お腹が痛いと泣いていた。
これはただ事ではないと、朝イチで小児科へ。
当時は、インフルエンザの検査薬なんてなかったように思う。
小児科の先生は60代くらい。
🥸「この症状やったら、インフルエンザやね。
インフルエンザでもお腹いたくなるから…
薬出しとくから、また4日後くらいに診せて」
当時、インフルエンザに効く薬が使われ始めたころで
それを飲んだら、たちまち熱が下がると聞いていたので
その薬をもらって帰宅した。
インフルエンザか…それにしても熱下がらんな…
3日位したら熱も下がってくるかな。
様子を見ていたが、一向に熱も下がらず、ますます具合が悪くなってきた。
心配になり、4日を待たず、もう一度その小児科へ…
🥸「薬効かんかったか…、おかしいな…
ま、こどもの熱は4日過ぎたら徐々に下がってくるから
また明日、具合悪かったら診せにきて」
その時だ。
母の勘… なんかおかしいぞ。
「先生、血液検査してもらえますか?念のためです。お願いします。」
採血後、すぐに検査に回してもらい、しばらく待合で待った。
🥸「お母さん、白血球の数値が高すぎる。ここではこれ以上はわからんから
大きい病院に紹介状書くから行ってくれるか?」
ただならぬ雰囲気。
その足でタクシーを呼ばれ、医療センターへ向かった。(なんで救急車じゃないの?と当時は思った)
レントゲンを撮ると、担当の医師からMRIも撮ります!と言われた。
たくさんの枚数の承諾書にサインをして
息子はお腹痛い痛いと言いながらも、気丈にMRIの台の上に上り
撮影。
その当時はMRIがどんなものかも知らなかったのだが
あの装置の中を幼稚園児が一人で動かないでいるのは
本当に怖かっただろうな。
そして、診断の結果、虫垂炎であることが判明した。
しかも、かなり危ない状態。
もしかすると、すでに穴が開いていて、危ないかもしれない。
緊急手術になります。
当時はまだメジャーではなかった、腹腔鏡手術。
そして、また何枚もの承諾書にサインをした。
その後の、病院でのくだりは、この記事で…
そして手術は無事に終了。
かなりヤバい状態だったが、何とか穴が開いてなかったので難をのがれた。(穴が開くと、お腹の中をきれいにしないといけないらいしい)
術後、執刀医から、息子の人参を半分に切ったような大きさの盲腸を見せられ
私も、青くなりながら
執刀医がメスで手際よく切り開き、
👨🦰「あー、これね。この石見たいのが詰まって、悪さしたんよ
お母さん、よー早く連れてきたね」
1センチくらいの小石みたいな塊を見せてもらった。
病室に運ばれてきた長男には
いたるところに管が繋がれていて
見ているだけでも恐ろしかった。
術後麻酔から覚めると、本人ここからが地獄と語っていた。
腹腔鏡とはいえ、3か所穴をあけて、それぞれにかなりの本数のホッチキスで縫合されていたので、子どもにとっては、経験のない激痛に襲われた。
絶食3日…人は点滴だけで生きれることを実感。
4日目に食事の許可が出て、重湯からスタート。美味しすぎると感動していた。
1週間が過ぎ、やっと、いろんな管が順に外れていき
親と一緒ならとお風呂の許可が出た。
そこの病院のお風呂は、割と広めのお風呂で、
傷は痛むが、久しぶりのお風呂で、泳ぎまくっていた。
10日後、抜糸…
看護師さんからは、私だけに伝えられていた。
😨「おかあさん、今からなにするの?」
「さあ、なんやろね」➡️私のいつもの常套句です(汗)
私は廊下で待たされ、
診察室からは、悲鳴が聞こえてきた(泣)
長男、めっちゃ怒ってました(笑)
約30本くらいのホッチキスの芯みたいなのを、パチパチパチっと手際よく抜いていくらしい。(私は経験がないので…)
当時は結構な傷跡だったが、今は、ほとんどわからないくらいになっている。
そう、何が言いたいかというと
母の勘は当たることが多いと言うことだ。
あの時、小児科医の言葉を鵜呑みにしていたら、大変なことになっていたと思う。
こんなことで、大きな病院なんてね…
と思わずに、勘を信じて、行動してほしいと思う。
それで、何もなければ、「あー良かった」だし
何かあれば、早期発見につながる。
子どもって、自分の口では、説明ができないので、
是非、感を信じて、動いていいんだよ!と伝えたかった。
そして、この勘は、次男の入院騒動でも発揮されるのである。
明日へ続く…
今日も長々書いてしまいましたが、
最後までお付き合い、ありがとうございました<m(__)m>
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