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「柳に風」という実績

プロフィールに書ける実績が
「賞罰なし」だけ、というあなたへ


自己紹介得意ですか?

自己紹介に、特に困ったことがない方は
すみませんが、
このページに用はないかもです^^;)

「自己紹介、苦手です」の方は
引き続きお読みください。

自己紹介が出来るためには

「ねえ、聞いて!私ってね~」
と、
言いたくなるようなことがないと
いけないような気がしてませんか。

そんなあなたは
バカ正直なのかもしれないし
自己肯定感の低さが
あるのかもしれません。

私もそんな感じです(笑)

例えば、趣味を考えてみても
「映画が好きです」と言うには、
見ないときは
半年以上でも見ない
ので
躊躇してしまうし、

じゃ「休日の過ごし方」
という切り口に変えても

ほぼ、家に引きこもっているだけ
なので
「過ごし方」など何も浮かびません。

自己紹介を迫られて
何を言うか考えるたび、
まず、ここで少し心が折れます。

自分て、つまんないやつだなあと。

他に何かないかと
仕事について考えるとします。

私は小売業に20数年携わり
店長もやりました。

お、使えるか?と、
糸口を掴んだ気になりますが、

この年月を振り返ってみるに
「苦しきことのみ多かりき」

という句の一節がすぐ浮かびます。

というか、
それしか思いつかない。

仕事への情熱とか、
思いについて巡らせてみても、

「生活費を稼ぐための手段」

この意識が一番大きいです。
9割強、これです。

そして、
「とにかく、
せっせと毎日職場に通いました
、、、以上、ですね。

あと、自分のキャラクターとか
持ち出してみても

友達と呼べる人もほとんどおらず、
良い人と言われる器でもないし、
言われたこともないかも、です。

何が楽しくて生きているのか
よくわからないですし、

私なんか、
何で生きてるんだろうなぁとか、

自分が生きている意味って
あるのかなと、
ふと思うことは数え切れず、、、です。


経歴欄「賞罰なし 以上。」の人生

あれも無い
これも無い、
「自分には何にもないなぁ」

ネガティブなことにしか
思考が行きつかないとき

「無い」ということを
強みとして考えてみるのもありです。

「無い」という徳というか、

ポジティブシンキング、
発想の転換て、こういうことよね ♪
って。

私の場合「無い」は
借金がない、
悪さもしたことはない
(小さいのはありますよ( ´艸`)
ので、

一応、履歴書には「賞罰なし」
と、書けます。

「私は賞罰なしの人間です。
 よろしくお願いします!」

悪くないと思う。

でも、、、
場所や相手によっては
そんなアピール
「やる気あるのか?」
と言われそうです。

だから、苦手なんです(苦笑)。


本当の自分

正直に言っていいなら、
こうです。

毎日決まった時間に
学校や職場へ行かないといけない
ことが、
私はとにかく苦痛でした。

居心地の良い実家では
なかったのですが、
それでも
学校でも、職場でも着くとすぐ
「早くかえりたい」
と、思ってましたし、

朝、目覚めると
「今日も行かなきゃいけないんだ」
と、重い気持ちで
寝起きの悪さに拍車がかかりました。

小学校に上がった頃から
「大人になったらずっと
毎日義務だけで暮らして行く
のか」
と、
夜も眠れないほど
憂鬱になることが多かったです。
これが私です。』


ほらね、
正直に言ったとこで
誇らしげに言えたことじゃないな
って凹みます。

世間体にかなう経歴も
これといった
趣味も特技もない、

中途半端に正直で、
自己肯定感も低い

自分を
つまらない人間だなって
そりゃ、心も折れます。


風にあおられる柳の強さ

こんな風に
ああでもない、こうでもないと
うだうだと
考えることの多い人生です。
溜息。

とはいえ、
なんだかんだで生きてきて、
もうすぐ還暦 ( *´艸`)

今こうしてここにいられるのは
色んなことを
しのいでこれたってことかなと
近頃は
思えるようになりました。

歳を重ねた知恵でしょうか(笑)

嵐に巻き込まれたり
雪に埋もれそうになったりしても

いつも、
たらーんと枝を揺らしている
柳のように

自分にもそんなしなやかさが
あったからこそ
今があるんじゃないかと。

よく見れば
あちこち、小枝はもげているし
幹も傷だらけ。

はたからは
ひょうひょうと見えても
結構大変なんです、柳も。


自分にキャッチフレーズをつけて
それを実績と言い切る

生きる上で
心と体のしなやかさは
サバイバル必需品です。

生きているということは
つまり、しなやかさを持っている
と言えます。

誰もが持っています、必ず。

自分には
何もないんじゃないかと感じるなら
とりあえず、
今日まで生きてこれたという事実を

「柳のように生きてきました!」

例えばこんな感じで
自分にキャッチフレーズを
つけてみるのも
いいかもしれません。

そうすると、今までになかった
自分をみる視点が新しくできて

「そっか、私はこれでいいのかも
と、楽になったりします。

なんだかんだで生きてるぞ
という視点で

自分なりのフレーズを
見つけてみる
のはどうでしょう?

そんな考え方のお手伝いが
できるような
そんな人に私はなりたい。


宮沢賢治っぽく締めてみました(笑)

今日はこんな感じで
失礼します。。





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