たった一つの曲げわっぱとの出会い
男の子3人の子育てに奔走していた慌ただしい日々の中、出かけた先で偶然出会った曲げわっぱのお弁当箱。ひと目惚れでした。それを自分のために買ったことが、わたしの人生の大きな転機となりました。
早朝の静かな台所に立って、お弁当箱を選び、無心にお弁当を詰める
その時間が、子育てに忙しい毎日の中で、自分のためだけに使う大切な時間となっていきました。曲げわっぱと向き合う時間は、その頃のわたしにとっては癒しそのものでした。
そして、何年経ってもその気持ちは変わらない。
なんかすごいな。
心がざわざわしているときも、ごちゃごちゃな時も、お弁当を詰めると不思議と気持ちが整う。
曲げわっぱは私の気持ちを全部受け止めてくれる存在。
健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも…ってね。
偶然にもそんな存在に出会えて、ほんとに幸運な人生だと思っています。
あの日を境に、お弁当作りに追われる毎日から、お弁当を追いかける毎日が始まりました。
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