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【音楽制作】 万能シンセ "AVENGER 2" で出来ること①「Synthwave IV編」

今回から新シリーズが始まります。
兎に角、あんなことやこんなこと、そんなことまで色んなことが出来てしまうという万能型のシンセサイザー、と言っても過言ではない位のソフトウェア音源「VPS AVENGER 2」(以下、AVENGER 2)に関する内容を紹介していく連載記事の第1回目です。
(連載といっても、不定期連載になるかもしれません。)

「AVENGER 2」 とは
「AVENGER 2」は、「Vengeance-Sound」と「Keilwerth Audio」によって生み出されたソフト音源です。「最大8つのオシレーター」と「1つのドラム」を備えており、計9種の異なる音色の同時演奏が可能といった特長があります。
海外メーカーによる音源ですが、日本国内では「SONICWIRE」というオンライン・ストア等で購入できます。一応、以下にリンクを貼っておきます。
https://sonicwire.com/product/C3124

拡張プリセット「Synthwave IV」
「AVENGER 2」には、別売りの拡張プリセットが多数用意されています。本記事では「Synthwave IV」を取り上げます。「SONICWIRE」によると、このプリセットは、80年代のシンセウェーブに特化したプリセットという風に紹介されています。こちらもリンク貼っておきます。
https://sonicwire.com/product/C5012

個人的には、どこか懐かしいような、それでいて新しさも感じさせる、王道ポップ調の聴き易いサウンドの数々が特長だと思っています。
で、その「Synthwave IV」のデモ動画が以下です。

際立つ「SQ」や「AR」の演奏について
さて、デモ動画で「SQ ○○○」とか「AR ○○○」といったプリセットの演奏を聞くと、ドラムを含む様々な音が流れて、まるで1つの短い楽曲(完成型)を聴いているような感覚になるかもしれません。
「SQ ○○○」の各プリセットの演奏は、動画のおよそ「0分10秒~5分10秒」あたりまで続きます。
「AR ○○○」の各プリセットの演奏は、動画のおよそ「5分10秒~7分59秒」あたりまで続きます。

ちなみに「SQ ○○○」は ”Sequences” カテゴリに属するプリセットを指し、「AR ○○○」の方は ”Arp” カテゴリに属するプリセットを指します。どちらのカテゴリも簡単にいうと、自動演奏の類いのもので、1つのキーを押しただけで、勝手にメロディが流れるというものです。動画での演奏を見ても、1つのキーを押しているだけで色んな音が同時に鳴り、メロディも付いているのが分かると思います。
これは前述の通り、「AVENGER 2」が「最大8つのオシレーター」と「1つのドラム」を備えているからこそ、成せる技かと。

これについては次回でもう少し深掘りしたいと思います。


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