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出かけてきたよ⑱(因幡の白兎様🐇③)

どこまでも、どこまでも。
この街は、明るい。
「ここ、山”陰”、でしょう。
 山の陰に隠れてる、陰キャラ、って思われがちなんですよね💦」

こんなに、澄んでいて、明るいのにね。

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まずは、この地に縁あった御方をおうかがい。
彼のEthnic background は、多彩。
父母の出身地、暮らした縁ある数々の地は、広域にわたる。
正に彼は、”地球人”であったと言える。

その彼と呼応するものが、この国とこの地に、あったのかもしれない。
彼は、いかなる人種で生まれ、あらゆる土地にあっても、
人間は根底において同一であると考えていたそうだ。
情報や交通機関の発達した現在では、その考えの理解は広がっている。
しかし、彼が生きた時代、その考え方は、まだあまりにも先進的だった。

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幼少の頃から、彼は、非常に過酷な家庭環境の下で暮らした。
事故がもとで、左目の視力も失った。
その後、導かれるようにして、日本に暮らし、この国に葬られている。

非常にタフな生涯だ。
それだけに、彼は自らにしか見えぬものを信じたのだろう。
美しい庭園を眺めながら、そう思った。

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優美な、お城。
青空が広がり始めた。
天守閣に登ると、空と街の美しさをより近く感じる。

西を、東を、北を、南を。
どこを見ても美しい。
きらめく湖と”寝仏様(嵩山・和久羅山)”が、この街を見守っている。

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このお城は美しいだけでない。
敷地内には、素敵なカフェ・神社。

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お城から駅まで、バスに乗る予定だったが、
両親達が、「タクシーに乗ろう。」と言い出した。
今はお城の周り、人が少なく、タクシーも見かけない。
「ちょっと、難しいんじゃない・・・?」と言った途端、
私達のもとに、タクシーが走ってきたので驚いた。

早速、乗せてもらう。
一般的にタクシーの運転手をされている方は、年配の方が多い。
しかし、その方は、印象に残るほどお若い様子。
助手席の父と、快活な運転手さんで、この街・地方の話が弾む。
(時節柄、車内での話は遠慮するべきものだったかと・・・🙏💦)

さらに、この街の魅力を知ったところに、駅が現れた。
気持ちよく送り出されて、車外に出る前、何気なく運転手さんを見た。
がっしりとした体躯。活力ある瞳。表情は明るいけど、厳めしいお顔立ち。

・・・・・・・。
・・・・・・・!
なんと、素戔男尊様!!!!!

幻だったかのよう。
すでに、車は去っていた。

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関西への帰り道、再び大山様を拝む。
驚いた。
一日違うだけなのに、帰りのその日は雲を纏い、お姿がはっきりしない。
わずかに拝見できる瞬間があった、これが精一杯。
そうか、昨日はお姿を見せて、歓迎してくださったのだ。有難い。

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あの街で、たくさんの美味しいものに出会った。
お土産も、どれも美味しい。
雲の形の、可愛い焼き菓子。
そのパッケージの文言。

出雲の雲は
自然と人
文化と人
人と人との縁を結びます。

水の豊かなあの地は、雲が多く「八雲たつ」と言われるそうだ。
口いっぱいに広がる甘みに、雲が結んでくれた縁に導かれた旅を思い出す。



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