耳鳴りやめまいとはどう付き合う?
こんにちは。 自身も難聴と向き合いながら鍼灸師をしています、yumiと言います。
前回、初めての投稿でもお話させて頂きました。
難聴や耳鳴りと付き合いながら、人を治療するお仕事をさせてもらっています。
多くの方がお悩みのこの症状と、上手く付き合う方法を考えてみたいと思います。
①難聴と耳鳴りが日常に
私は産まれて間もなく、右耳がほとんど聞こえていない事が分かりました。
そして左耳は突発性難聴(後にメニエール病と診断)になり、今は元の半分くらいまで聴力が落ちています。
聴力が落ちて日々困ることはもちろんあるのですが、もっと困るのは随時鳴っている「耳鳴り」。
凄ーく音が響くこともあれば、今日はそこまででもないかな?と調子の良い時もあります。
が、絶え間なく「キーン」と高音が鳴ってはいるので、なかなか気になるものです(^^;)
②ある日突然、がほとんど
突発性難聴では、ある日突然発作様にめまいや耳鳴り、耳の閉塞感を感じます。
すぐに適切な治療を行うことで、症状は落ち着きます。
メニエール病はめまいを伴うことが多いのですが、私はめまいはありませんでした。
メニエールの症状は、体調やストレスの具合によって何度も繰り返し起こる可能性があります。
難聴は初めから感じる方と、繰り返すうちに気がつく方といらっしゃるようです。
通常、自然に(年齢と共に)起こる難聴では高音から聞こえにくくなると言われますが、メニエールの場合は低音から聞こえにくくなるのだそう。
確かに、声の低い男性の方は特に聞き取りにくいです…(´・・`)
③メニエールは几帳面な性格を好む?
(私が几帳面と言ってるわけではないです。
むしろ超がつくズボラ笑)
耳の奥に何か詰まったように感じたり、「シュー」とか「キーン」と高い音が続けて聞こえるのは、心因性のものと言われています。
(他にも聞こえる音によって、様々な原因があります。)
耳鼻科などに行くと、ストレスが原因ですよ。とお話があるかと思います。
この「ストレス」は自分自身のことだけではなく、家族や身近な人に大きな変化がある時も起こるのだそう。
出産や子育て、転勤や引っ越し、環境の変化など。私の場合は息子の高校受験があったからではないか、と言われました。
季節の変わり目や気温の変化の激しい時、自律神経がバランスを崩して起きてしまうことも。
(まさに今時期…!)
めまいや立ちくらみ、動悸なども感じやすくなるかと思います。
なんで季節の変わり目に自律神経は崩れやすいのか?などはまた別の機会にお話出来ましたら。
《鍼灸での難聴や耳鳴り・めまいの治療》
全身の治療にはなりますが、私は背部と頚部、頭部を特に重点的に行います。
胸椎や肩甲骨内側の圧痛や硬結(硬い場所)部位を見たり、頭部も圧痛や反応を見ながら治療点を決めていきます。
治療により、めまいや耳鳴りが軽減したり消失することもありますが、また時間が経つと復活してしまうので繰り返しの治療とはなります。
平衡器である内耳が関与する「感音性難聴」は誰もがなる可能性がありますが(年齢と共に起こるそれも含め)、この治療をすると完治するよ!と言うのは難しいものだと感じます。
(何かしらの方法で治った方もいらっしゃるかもですが)
患者さんには、強い症状となる発作が起きたらまずは暗くて静かな場所で楽な姿勢で安静にしてもらうこと。
(かなり強ければすぐ病院へ)
天候(気圧)の変化を日々チェックしたり、調子良くないな、と思う日は予めのんびり過ごせる予定にするなど工夫してもらえるようにお話しています。
睡眠をしっかり取ることも大切です。
寝不足が続くとめまいや耳鳴りが酷くなる方もいらっしゃいます。
あと、この作業の後は耳鳴りやめまいが酷くなる!と思われることがあればなるべく避けて日常を過ごせるようにしていきましょう。いわゆるストレスを溜めない、と言ったところです(^^;)
(私は息子に怒ったりイライラすることがあると、てきめんに耳鳴りが酷くなります笑
怒るなってことですかね…)
耳鳴りやめまいとの付き合い方について、いち治療家としての考えをお話させて頂きました。
この症状にお悩みの皆さんの生活が寄り良いものとなりますよう、これからも精進していきたいと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました(^^)
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