古着を掘る感覚で、自由に家具を選んでほしい。|OPERE(オペレ)
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今回は、間借り出店/イベントの経験があるOPEREのお二人のもとへ。お店のコンセプトを中心に、2人の出会いから今後の将来像まで、さまざまなお話を伺いました。
ー まず、お2人の出会いを教えてください。
薫田:僕ら2人とも長野出身です。小学校から高校までずっと一緒で部活も一緒でした。大学は僕が名古屋で、
竹村:僕は大阪で、ちょくちょく名古屋に来てましたね。別々の大学に通っていても連絡は取っていました。腐れ縁ですね。
ー 地元・長野でお店を始めようとは思わなかったんですか?
竹村:長野でやるのも考えたんですけど、共通のコミュニティが多かった名古屋の方がスタートアップしやすかったです。ヴィンテージやアンティークを扱っている家具屋は沢山あるけど、学生が手を伸ばしやすい価格帯の家具も置いてある、ふらっと入れる家具屋が少ないなと思って。長いスパンで計画を立てて2人で家具屋を始めました。
竹村:僕らの周りがすごいんすよ。2人で作っているというよりかは周りのみんなと一緒に作っている感覚がありますね。例えると海賊団!ワンピースです!
ー OPEREの由来を教えてください。
竹村:フランス語で“生み出す”っていう意味があるんです。学生時代にOPEREっていうグループがあって、クリエイティブな人が集まって刺激し合っていたんですよ。家具屋をやるってなった時にそのまま使うことになりました。
ー 店舗を構える前に1年くらい間借り出店をしていたそうですが、
竹村:僕たちが出店しなければ出会えなかったであろうターゲット層と出会えるという意味でメリットを感じていました。特に男性が来てくれるとめちゃくちゃ嬉しいです。同姓からカッコいいと思われるのって嬉しいじゃないですか!?
ー 2人の中で買い付けの基準はありますか?
竹村:僕たちは「名作だから」という視点では見ていないです。最初のフィルターは見た目ですね。見た目で入ってあとからタグも見ます。
薫田:魚で言うセリのような場所にも行きます。まずそれぞれがピックして1つの台車に集めて、最終的に2人で判断しています。
竹村:OPEREとしてというよりかは個人的な意見なんですけど、かっけぇ!って思うものって絶対どこかにクセがあるんですよ。僕の中で“奇妙さ”は大きなテーマで、ロジックに沿ったものに奇妙さがぶつかったときに美しさを感じます。
ー オペレ“らしさ”とは?
竹村:家具屋だけど家具屋らしくない、ですかね。空間、ライフスタイルを提供しています。
竹村:家具好きとしては灰皿と椅子と照明は何個あってもいいんですよ。この前椅子を買ってくれた子も、自分の部屋に既に2脚あるのにも関わらず、もう一脚ここで椅子を買うっていう(笑)。でも気持ちめっちゃわかるんですよ。家具でもそうじゃないジャンルでも、語り尽くせる“何か”を持っている人、めっちゃ好きですね。僕自身そういう人になりたいですし……。友達になる人は癖が強いことが多いです!(笑)
ー 最後に、いま考えている“将来像”についてお聞かせください。
竹村:アーティストが演奏しているところを撮影する場所にしたり、僕の友達に写真展をやってもらったり商品やグッズを売ったり、クリエイティブな人たちの作品も見れるようにしたいです。
薫田:平日は2人とも別々の仕事してるので、2,3年後には家具屋1本でお互いがやっていけるように、というのは目標の一つですね。
竹村:10年後くらいには場所を変えたいです。最終的には栄・矢場町、大須の方に行きたいとは思っていますね。
= 編集後記 =
OPEREには既視感のない、存在感のあるアイテムがたくさんあって、多数のアイテムが一つの空間で調和しているように感じました。新生活を始める方も、家具の買い足しにもぜひ。お店の人というよりかは友達と接している感覚でお話できます!(Kazuki Ohtsuka)
会いに行く ▷▷▷ OPERE
文:Kazuki Ohtsuka
編集、写真:Re!na
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