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神様に会いに行くぞ その3

年始早々。神がかり的チカラをイライラしながら欲するわたし。Yahoo知恵袋にきいてみたり、信頼するタロット占いのさっちゃんには聞いてみたり。なんだりかんだりしながら神がかり的チカラを島根県に求めて始めたでごんす。

旅。旅行。移動。

ハッキリ言って、自信なし。旅にも旅行にも移動にも不慣れなわたし。子供の頃から旅行なんぞは修学旅行しか行ったことがない。二十歳を過ぎて東京へ遊びに新幹線の切符を取ることはできても、首都圏の網のような電車・地下鉄に乗ることなんざできやしない。八重洲口を出ることもままならない。東京都民になり17年。起業する4年前までは立川に行くのもやっとで電車きらい。地下鉄臭い。(深い)都会に行かなくても八王子で生きていけるので八王子から。いや高尾から。一歩も出ずに生きていた。お客様宅へ訪問する仕事をしなければ未だに調布と府中の違いすらわからない人間であったと思う。

仕事であちこち行くようになり中央線にも京王線にも日比谷線にも乗れるようになったけど、チケットをwebで取得したり宿を手配したりなどは相変わらずできない。なぜなら、"do"の目的は"旅"であり、"旅行"であり、"移動"なのだ。目的地に行きたいのが目的で、チケット取ったり宿を手配するのが目的ではないので一向に覚えられない。というか覚えたくない。誰かお願い。やってください。ワンワン。「目的のためにこの努力できるでしょ?この努力さえすればあなたの目的は叶うのよ?」と耳元で囁かれてもムリである。(キレイな部屋に住みたいのであって、自分で部屋をキレイにしたいわけじゃないからできない。どうしたらいいかわかんない。というカラクリと一緒である。)

家族や友達が手配してくれるならっ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

それなら行ける。ついてく。そんな人生だったんでいきなり島根、いきなり出雲、いきなりステーキ、これはもう海外旅行クラスでハードルが高い。ハードルじゃない。高跳びだ。いや、棒高跳びだ。オーディエンスに手を叩いて煽ってもらいたいくらいである。はてさてどーしたものか。と、思うや否や、as soon as。この男の顔が浮かんだ。

"マイメン・夫・a.k.a・こうきのぞえ" である。ヘイ、こうき。お前のオンボロマーチ君で俺を出雲に連れてってくれないか(´・Д・)」 

ウチには中古でかった日産マーチがある。次女が生まれた時に買った、納車13年目の渋みと旨味と幼子だった娘たちの、それはそれはいろんな汁が染み込んだ愛車中の愛車が。愛馬と言ってもいいくらいの、走行距離10万キロはくだらないマーチ君。そんなマーチ君で出雲へ連れてってくれないか?と、マイメン夫に話してみた。

............キョトン(゜o゜)

ですよねー。なんせ愛馬は10万キロ。そして運転手は夫だけ。わたしは免許取る取る詐欺の常習犯で前科百犯である。いつになっても教習所に行く姿勢を見せないのですっっっっかり彼は諦めている。まりこにとって免許とは、それはもうヒマラヤよりも高く、冥王星よりも遠く、ハンター試験くらい過酷なライセンスである。オンボロ愛馬と免許はなめ猫の免許を携帯している42歳金髪おそうじ野郎と行く出雲旅。。。そりゃキョトンとなるのである。

だがわたしは知ってる。マイメン夫は出雲に行きたがっていることを。マイメン夫は出雲大社に行きたがっていることをっっっ!!!!

つづく。

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