あの世に行く前に、、、
霊を感じたことはありますか?
ぼくは今まで生きてきて、たった一度だけ、、、
あるおばあちゃんを感じたことがあります。
今回は、そんなお話(^^♪
老健(リハビリなどする高齢者施設)で介護職をしていた頃、
ひっきりなしに職員を呼ぶ方がいらっしゃいました。
認知症はなく、頭はしっかりしてるけど、
身体は難病のため自由に動かない。
どこの施設でも、
ナースコールの多い利用者さんっています。
職員からは、少しイヤだなって思われがち、、
このタイプの方って
▪寂しい
▪神経質
▪頭はクリア、身体は不自由
な方が多い。
今回の主演Kさんは、全部当てはまってました(笑)。
当初は神経質な印象もありましたが、話をすると冗談もおっしゃるし、
歌手をされていたとのことで音楽の話をしたり、
毎日のように面会にいらっしゃる旦那さんとも話をするようになり、
時々お越しになる美人の娘さんとも、よく話をさせていただきました。
今にして思えば、
施設への「家族の面会ができない」コロナ禍というのは、
家族さんと仲良くなれる機会もなく、
家族も交えて話すからこそ、入居している本人さんのことを深く知ることができるのに、その機会もないんだな、、
そして、ぼくはKさんに気に入られていました。
「ぼくモテるんです」というnoteも書いてますが、
割と、この手の「手が焼ける」タイプの人に好かれがち。
「前川さんを呼んでください」
というナースコールがよくありました。
特別何かした訳ではないのですが、
気に入ってもらえたので、率先して対応するようにもしました。
なにせ、「手が焼ける」タイプですから、
職員にとっても助かっていたと思います。
そんな方でしたが、、難病も抱えておられ、
徐々に話をすることも難しくなってきて、体調を崩し入院されます。
入院先が、ぼくの自宅の近くだったので、
お見舞いにも行きました。
具合も良くなさそうで、ぼくのこともわかっていたかわかりません。
旦那さんと少し話をして、退室しました。
そしてお亡くなりになったと、出勤時に知らされました。
お看取りしたわけではないですが、
やはり仲良くさせていただいた方なので、切ない気持ちでした。
人の死って、慣れませんね。
その後、旦那さんからメールをいただきました。
なんと、葬儀の案内でした。
ぼくは参列させていただきました。
遺影は、見たことのないお顔でした。
そういやKさんから写真を見せてもらったことはなかったな。
娘さんが美人なわけだ!
というような、とても美人な写真でした♬
葬儀に参列し、人生の一部に関わらせていただけたことが光栄に感じられて、涙が止まらなくなりました。
介護職は、一度でも
利用者さんの葬儀に参列する機会があるといいと思います。
自分たちの仕事の本質を知る機会だと思うからです。
旦那さんや、娘さんとも少し話をし、
出棺を見送らせていただきました。
そして帰宅。
当時1歳の息子を保育園に迎えに行って、
一緒に昼寝していました。
すると、、です!!
目の前に、、、
"白いKさん"を、
ふわりと感じました。
ぼくの顔の前にいて、
両手でぼくの頬を包んでいました。
目視したわけではなく、感じました。
白いKさんが、まさにふわりといる感じ。
とても優しい雰囲気で、そこにいると感じました。
すると、息子がKさんに気付いたのか、
ふにゃ~とか言って、Kさんのところを手を伸ばしたり振ったりしました。
それを避けるように、すっと少し下がり
「あらあら、ごめんなさいね」
というような感じで、ニコっと笑って
ス~っと、気配が消えていきました。
ここで、、、
「え!??今のなに?」
目を開けました。
産まれて初めて、霊を感じた瞬間でした。
そして、その初体験は、
とても穏やかな、やさしい体験でした。
「あ、わざわざ会いに来てくれたんだ」
自然にそう思えるくらい。
こんな想い出まで残してくれて。
ほんま、手の焼ける人や♬
#私の仕事
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