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Twitter炎上!スレ違う価値観

98本目。ぼくのTwitterでの投稿から、端からみると

炎上、、、

に見える事態が発生しました。。。

「ぐるんとびー」という介護事業所さんを訪問したのですが、

スタッフの方々がとても真剣に、利用者さんのことを考えて
穏やかながら、熱い議論をされていました。

その様子を、その場にいて拝見して、
とても素晴らしいものだったので、そのことをツイートしました。

すると、炎上のような感じになったというわけです、、、




「看取り期の方に、カツ丼を食べさせた」

という内容のツイートで炎上したことのある事業所さんです。

・利用者さんに寄り添う”いい介護”をしている
・そんなこと危ないし、リスク管理はどうなってるのか

など賛否両論ありました。

強い否定的なコメントなども飛び交い
まさに大炎上となったわけです。


ぐるんとびー代表の方の言葉については、
たしかに誤解を産む部分はあったのかもしれません。

それゆえ、反感を買ってしまったのかもしれません。

しかし、炎上の根底にあるものは、
もっと違うところにあるのではないかと考えてみました。


こんなことを書くと、もっと炎上するかもですが(笑)、
人が強く反発するとき、それは

自分の”大切な価値観”が脅かされたとき



いろんな介護現場があります。

自分が働いたところ、実際に現地に訪問して観させていただいたところ、
友人から聞く話、オンラインコミュニティのメンバーから聞く話など、

そんなあれこれの中で、
自分がやりたいケア」を実践できる事業所ってどれくらいあるのだろう?

と感覚として感じています。

データをみても、

介護労働安定センターの調査では、

介護職の退職理由として、1位人間関係、2位出産育児、、
の次にくる理由として、

法人や事業所のやり方、方針が合わない

が、きていることからも、
少ないんだろうなと思われます。

「なんであの人は気に入らない利用者のとこ行かないクセして、
 主任にはペコペコしてんの」
「主任は現場にこないのに、わかった顔で指示だけする」
「ケアマネは、事故の責任を介護が観てないからっていくけど、
 この人員でどうやって観ろっていうのよ」
「車イスの後ろにテーブル置いて動けなくしてるけど、
 なんで誰も何も言わないの」
「残業こんなにしないと回らないのに、
 なんで相談員はいつも定時で帰るの」

などなど

ぼくだって大変な現場も経験してますので、
気持ちはわかります。。


「やりたい介護」「ありたい姿」
を持っている人ほど、

やりたくてもできない

これ、つらい。。。


上司の人の価値観が、自分と合わない場合、
覆すことは、難易度が高い。


役職を持つなど、その人にモノ申せる立場を持たないと、
自分の発言力や影響力を発揮しずらい。

立場を持っても、聞いてくれない、
理解されない、など

モヤモヤしてしまう人が多いと思います。


ほんとは、こんなケアをしたい


ぐるんとびーさんを褒めたたえ、崇めるつもりはないですが、

例のカツ丼の映像:2020年5月21のツイート
(Twitterで利用者さんが召し上がる映像も)
を改めて拝見しても、

いい顔して食べてます♬


もちろん、姿勢も、意識も
咀嚼も嚥下についても、

ぼくは医療の専門職ではありませんが、問題なく観えます。

少なくともムセ、詰まるという事象はありません。


そして、医療職、家族、もちろん本人の了解も得ている。


なのに、炎上している。


炎上の理由は、代表の方のトゲがある言葉によるところもあると思いますが、根底は根深いものなんだと思いました。

根深いというのは、個人の価値観とかいうものではなく、
「介護業界として」です。


先に述べた、「法人や事業所のやり方、方針が合わない」
という理由で退職する人が多いという事実。



これこそが、ぐるんとびー炎上の
大きな理由のひとつのような気がします。

価値観を押し付けない


もちろん、価値観は様々です。

「仕事なんだから、粛々とこなすのみ」
「お金を稼ぐ手段」

それも価値観。


どちらが正解でもない。

「~~であるべき」「~~こそ素晴らしい」

のようになると、

こっち側の人、あっちの人、キラキラの人
のように、分断が産まれる。

議論にならないし、相手に対して批判的になる。

揚げ足取りになる。


どちらの立場も、ある
ということを、受け止めること。


Twitterは短い文章なので
分かり合うには、少し難しいような気もします。


コミュニケーションって、非言語といいますが、
口調、声のトーン、仕草、、、

などもとても大切。

それらに人間性が現れるので、
言葉そのものだけでは測れない、想いが感じられる。


テキストのTwitterでの、価値観をぶつける難しさ

これを実感する出来事でした。


炎上しないでね、、、

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