何もしない、という介護
159本目。介護の仕事は、お年寄りや障害のある方(サービス利用者)のための仕事になります。
利用者本位
利用者さんの想いに寄り添う
利用者さんを中心に
利用者さんが選べる
日常生活に困っている人が、
自分だけではどうにもならない
介護職に助けてもらいたい
ということで、ぼくたちのような介護職が求められています。
利用者さん>介護職?
利用者さんのための仕事
介護職は、自分を犠牲にしてでも
利用者さんのためにがんばっている?
そういう人もいますし、
ぼくもそういう時はあります。
特にコロナ禍では、ちょっと怖いなと
思いつつがんばっていたし、
認知症などで、手が出る人のケアに
身を挺して入ることもある。
人手不足で、残業や連続勤務をする時は、
プライベートの時間は犠牲にしてます。。
介護職>利用者さん?
介護する人、介護される人(利用者さん)
ここには、絶対的な上下関係が隠されてます。
介護してもらわないといけない利用者さんにとって、
介護してくれる人は、絶対的に頼らないといけない人
潜在的に上下関係があるのです。
なので気を付けないと、
介護職が上から目線で
「立っちゃだめ」とか
「いいから、ここにいて」など
えらそうな態度になってしまう。
無意識に、そんな態度をしている介護職、、、
結構多い!!
自分が困っていて助けを呼ぶ。
その相手が”えらそうな態度”だったらどうでしょう?
言うまでもないですね。
介護職は、、、まず最低限!
一般的に「人が嫌がるであろうこと」
はしないようにしたいものです。
対等でありたい
支援する、介助する、助ける、お世話する
見守る、話しかける、寄り添う
専門職と呼ばれる人、
福祉の人、介護の人、
看護の人、医療の人たちは、
相手に対して、
何かしなきゃ
と思うと思います。
でも、生活の中では、、、
そっとしておいてほしい時間、
1人でボーっと考え事でもしたい時間だってありませんか。
何かしようとしている時点で、
こっち主体。こっちの勝手。
相手がいいなら、いい。
支援するとか、介助されるとか、
そういう関係ではなく、
単なる人と人。
対等な関係で、横にいないと、
伴走することは難しいと思っています。
そういう姿勢でいることを意識して向かい合えば、
自然と”えらそうな”態度にはならないと思いますし、
自己犠牲ではない対等な関係でいよう
と思えるかな、、、と思います。
できることは自分のペースでするからほっておいて欲しい
そんな風に思うこともあるでしょう。
基本的には誰しも、自力で生活したい。
特に、健常者として暮らしていて
事故などで障害者になった方(中途障害)などは、
「自分のできることはやるし」
という感じで、たいして介助することがない方もいます。
何もしない
高齢者さんにおいても、こちらが
本人の能力や意欲などをわかっていれば、
何もしなくていい、と思います。
あとは環境面。
イスや手すり、つかまるところ、
モノを置く場所
これらを整えたら、案外なにもしなくても良かったりする。
何かしなきゃ!! から
何もしない(でもいい)
を目指してもいいように思います。
これをするには、
・利用者さんのお身体の状況を知っておくこと
・どういう環境を整えればいいか、気付けること
これらの観察力とか発想力は必要です。
いわゆるアセスメント、考える介護。
こういう力を持つ介護職が増えて欲しいし、
増やしていきたいです。
一見、遊んでるような介護職が、
実はちゃんと色々見立てをしたうえで、
意図をもってやっている。
そんなプロフェッショナルな介護職になりたいし、
育成していきたいですね♬
しょうじん精進!!
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