夜の海とかスラム街とか②

はい、今回はスラム街編です。(前編はコチラ) と言っても、私もまともに行ったことはありません。現地の人に止められるから。と言っても「危ないからやめといた方がいいよ!」という好奇心を煽る止め方ではなく「え?なんのために?面白いとか思ってるの?」って、どっちかというと冷めた目で見られるから。

そもそもスラム街って?

Ghetto(ゲットー)と呼ばれる場合もありますね。厳密には違いがありますが、そこは今回スルーで。

★Wikipediaより
スラム(英: Slum)とは、都市部で極貧層が居住する過密化した地区のことであり、都市の他の地区が受けられる公共サービスが受けられないなど、居住者やコミュニティの健康や安全、道徳が脅かされている荒廃した状況を指す[1]。世界中のほとんどの大都市にスラムがある。

貧しい地域には不満があり、争いがある。そして負のエネルギーは強い。なぜなら恐れるものがないから。捕まるとか自分も怪我するかもとか、そんなことは気にしない。だって今、お金が欲しいから。クスリが欲しいから。仲間に分けてやりたいから。(残念ながら、最後のは割合が低めなはず。)

LAの危険地域

ちなみに、ロサンゼルスには主に4つの“危ないエリア”があります。よく聞くのはリトルトーキョーの近くのスキッド・ロウでしょうか。ふらふら歩いていると簡単に入り込んじゃいます。バス停もありますし。

★参考までに地図に印を付けてみました。

車で通るのも危険だよ!

これはアメリカ人の友達に忠告された話。「ダウンタウンのStaples CenterでNBAの試合を見てリトルトーキョーで食事して帰るよ」と話すと「運転するのは誰?LA詳しい?」と。聞くと、「リトルトーキョーのそばにはSkid Rowがある。その時間は危険だからさ」とのこと。そしてもし迷い込んでしまったときは、と前置きした彼の忠告は、、、

●車のカギは絶対に全席ロックを確認する。
●フードが付いてる服なら、それをかぶる(日本人なのを隠す)。
●ヘラヘラしない。車中でも緊張感と集中を。
●信号が赤でも、誰か近付いてきたら発進を!

これね、聞いたときは「観光客だから、大袈裟に忠告してくれてんだな」と思ってたんですよ。でも、マジでした。23時のSkid Rowはやばかった。そう、私たちは迷い込んでしまったのです。。。

これが、、、スラム街?

ちなみに言っておくと、私はあんまり怖がりじゃないです。好奇心も旺盛です。でも、たまに海外で感じる「やばい。早めにやり過ごさないと」という勘みたいなものが働く雰囲気。

落書きだらけ、ゴミだらけの道路にしゃがみ込む人。フラフラ歩いてる人。大声出してる人。私たちの車に向かって何か叫んでくる人。言わずもがな、赤信号は徐行で通過しました。この件、先程のアメリカ人に話すと、「正解だね。知らない間に窓の外に人が現れて、トントンってされて、バンってやられること、普通にあるから。」ですと。

ちなみに、この手の街はあまり警察も関わらないから、犯人が捕まることは珍しいと言われました。

海外のホームレスって・・・

…積極的に話しかけてくる。これね、ヨーロッパでもアジアでも思ったんです。お金やたばこをせびる人、タダ同然のものをイイ値段で並べる売る人、ただ世間話?をしてくる人。

で、スラム街に溜まっている、攻撃的な彼ら・彼女らのその理由を考えてみたんですが、私の中では大きく2つ。(もちろん、意識朦朧なジャンキーや大人しいホームレスもいます。そこは別の意味で怖いので今回は割愛。)

●若いホームレスが多い。(つまり元気。パワーが余ってる。)
●諦めてない。

ちなみに2番目の理由、カッコいい意味じゃないです。「社会に復帰してやる!」とかそういう根性ではなくて、「奪い取ってやる!持ってるやつから取って何が悪い?!」って感じ。

それでもちょっと覗いてみたい人は!

是非電車に乗ってみてください。Comptonを通ります。街の名前が付いた駅もあります。夜は電車自体が危ないし、街も暗くて見えないのでお昼がオススメ。私も去年乗ってみました。

昼の車内でも、おじさんと若者が言い合いになってちょっと騒然としてました。明らかに悪者のおじさん(酒を飲みながら車掌席を叩いて騒ぎ続ける)とそれをYo!Yo!と止めるお兄さん。私はお兄さんを応援してたんだけど、なぜか乗客の一人がおじさんとハイタッチしだしたり。謎の光景。ちなみに私は一人だったので、取っ組み合いになったらどう逃げようかシュミレーションしてました。

で、肝心のCompton。街の荒れた感じは電車の中からでも何となくわかります。乗ってくる人も、降りていく人も、心なしかヤバそうに見えます。(先入観?偏見?って怖い。私ももっと勉強しなければ。)

止められることほどやりたくなるし、ダメと言われるほど行きたくなる。すっごく分かるんですが、海外のそういうのは桁違いなのでなんとか我慢を。大使館や政府に余計な迷惑をかけないで楽しみましょう。

最後に路線の地図を載せますので、気になる方はご参考に!(メトロのHPはコチラです。)ちなみに私は、ブルーライン(南に走っている青の線)で一番下のロングビーチに行く途中でComptonを通りました。


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