見出し画像

フィリピン、マニラでのトラブル5選!

私は2018年からフィリピンのマニラに住んでいます。
マニラというと「治安が悪い」というイメージが強いですが、怖い思いをしたことはありません。話のネタになるようなことは何もなく、平凡に、穏やかに過ごしているつもりです。

しかし、そんな私でもつらかったなぁと感じたエピソードがいくつかあります。今回はその中から5つご紹介します。
おそらく多くの在住者にとっては、全然大したことない話だと思いますが、ご興味のある方は最後まで読んでみてください。


胃腸炎で点滴

マニラでお腹を壊すなんてよくある話…だと思うのですが、私の場合、原因がウォーターサーバーの水でした。
コンドミニアムの指定の業者から水を買って飲んでいたところ、信じられないくらいの(?)とびきり酷い胃腸炎に感染。嘔吐下痢がずっと続いて脱水症状を起こし、頭が割れそうなくらいの頭痛になったり、胃腸の痛みで夜中に飛び起きて叫んだりしました。

数日様子を見たのですが、さすがにこれは市販薬では治らないと判断し、マカティメディカルセンターに行ったところ、泊まりで点滴治療をすることに。医師をはじめスタッフの皆さんは優しかったものの、点滴は痛いし、ERの処置室がとても寒くて心が折れました。

その後も頻繁にお腹を壊して点滴治療を経験し、とうとう医師に、「日本人はWilkinsの水を飲んだほうがいいよ」とアドバイスをもらいます。
ウォーターサーバーの水でもお腹を壊すことがあるなんて…!マニラに来たばかりの頃は何も知らずに水を選んでいました。今ではちゃんとWilkinsの水を飲んでいます。

熱中症で点滴

こちらも体調不良ネタです。
フィリピン人と中国人の友達とイントラムロス観光に出かけたときの話。12月でそこまで暑くはなかったのですが、元気なフィリピン人のペースに合わせて歩き回っていたところ、熱中症になって歩けなくなりました
イントラムロスエリアの路上で立ち上がれなくなり、なんとか友達に支えてもらいながらこぢんまりしたカフェに入りました。

イントラムロス周辺には体調不良になった観光客のために看護師が巡回しています。(もしかしたら現在は違うかも)
友達がその看護師をカフェに呼んでくれて、パルスオキシメーターという指の先につける機械で酸素濃度を測ることになりました。

しかし、私はジェルネイルをしており、酸素濃度を測ることができません。どうしよう…と思っていたら、看護師がいきなり「ごめん!ネイル剥がすね!」と言って、ジェルネイルを思いっきり、力ずくで剥がしました
ジェルネイルというのは、通常3週間くらい剥がれないように爪にしっかりくっついています。つまりよっぽどの力で無理やり剥がそうとしないと剥がれないのですが、看護師はいとも簡単に、大胆に、私の親指のジェルネイルをベリベリベリ!っと剥がしました。

実はマニラで何度か熱中症になっていますが、このとき初めてジェルネイルを剥がされ、しかも剥がすという判断から実際に剥がすまでが一瞬だったので、一番印象に残っています。
カフェの窓からストリートチルドレンが3人くらいで私たちの様子を楽しそうに覗いており、ぐったりとしている私に、大きな声でなにか叫んでいた(ヤジを飛ばしていた?)ことも記憶に残っていて、せっかくの観光だったのにとてもつらかった思い出です。

この辺りを歩き回っていました

BGCからマカティまで厚底サンダルで爆走

マカティのGreenbeltの近くに住んでいた頃の話。金曜日の午後、BGCのネイルサロンに行き、Grabを使って帰ろうとしていました。
ところが金曜日の午後で雨も降ってきたせいか、いつまで経ってもGrabが捕まらない

仕方なくUCC Cafe(おそらく現在は閉店した店舗)で少し時間を潰すことに。このUCC Cafe、冷房の温度が低くてとにかく寒い!
雨が降っていたこともあって、体が急速に冷えていきました。カフェの中でももちろんGrabを呼んでみましたがまったく捕まりません。
寒さに耐えかねてカフェを出て、なぜかユニクロへ移動。ところがユニクロも寒い。しかもユニクロに入ってみたところで、店内をうろうろするくらいしかやることはありません。

外に出て歩きながらGrabを捕まえよう!

ユニクロに長居するわけもなく、とりあえず外に出てみると、道路には車、車、車!
仕方なくGoogleマップを起動して、違う道路まで歩いてみることに。しかし、残念ながら周辺の道路はすべて渋滞しており、とてもじゃないけれどこの状況でGrabを捕まえるのは無理だとわかりました。
マニラでの渋滞は日常茶飯事ですが、BGCでここまでの渋滞を経験したことはありません。

こうなったら歩いてマカティまで帰ろう

今では絶対にやらないのですが、雨の中、歩道がほとんどない(歩くことはまず想定されていない)マッキンリー・ロードを一人で、厚底サンダルで、歩くことにしました。
歩いているうちにどんどん暗くなり、これは危険かもと思い始めます。ちなみに歩いている間も道路の車はまったく動かないまま、渋滞はずっと続いていました
厚底サンダルなのに、運動が大の苦手なのに…なんとなく、「歩くのは危ないから」という理由で、雨の中を走って帰ることにしました。

結局、何事もなく、家に帰ることはできましたが、サンダルはぐちゃぐちゃになったし、夫にも心配されたし、体育の持久走ぶりに1時間くらい走ってぐったりと疲れました。
Googleマップを見てもわかりにくい道もあったので、思ったよりも時間がかかり、家に着くまで本当にドキドキだった思い出。

おそらくBGC・マカティ間を歩いたり走ったりして移動する経験なんて珍しくもなんともないのでしょうが、マニラに来てすぐのことだったので、私にとっては思い出深い珍事です。

Dusit Thaniの看板が見えたときの安心感たるや!

玄関の鍵が壊れて深夜に閉め出される

よりによって、夫が出張で不在の間、深夜に何の持ち物も持っていない状況で家の中に入れなくなるということがありました。

私は寝るのがとにかく遅いです。この日もゴミ捨てをしてからシャワーを浴びようと考えて、夜の1時過ぎにゴミを持って玄関を出ました。
24時間いつでもゴミが捨てられるのは本当に便利。しかもゴミ捨て場は部屋から10秒もかかりません。iPhoneも持たずに、部屋着のまま、玄関の鍵もかけずにゴミを捨てにいきました。
ゴミ捨てが終わり、部屋に入ろうとした瞬間、「あれ?開かない!?
鍵を閉めていないはずの玄関のドアが開きません。

私はすぐに閉め出されたのを理解しました。なぜならその日の昼間、メイドさんが来ていたときにも同じように鍵を閉めていないドアが閉まったからです。その際は、間違えて施錠したけれどそのことを忘れていたのかも、とあまり気にしておらず、メイドさんがすぐに中から鍵を開けてくれたので大きな問題にはなりませんでした。
しかし、今は部屋には誰もいないし、夜1時すぎ。なんとしてでも部屋に入らなければ!と思い、すぐに1階に降りて拙い英語でコンシェルジュに説明しました。
するとコンシェルジュは慣れた対応で、遅い時間にもかかわらず業者を呼んでくれることになりました。

この業者が来るのにとても時間がかかり、結果的に40分くらいロビーのソファに座って待つことになります。持ち物を何も持っていなかったし、住民も寝静まっていたので、ただただ静かなロビーで何もせずに40分ずっと待ち続けるという…。これがかなりきつかったです。
やっと業者が到着した頃には何もしていないのにすでに疲れていました。
業者のお兄さんはすぐに作業を開始し、鍵穴に道具を入れてひたすらカチャカチャと動かします。その様子を私とセキュリティスタッフで見守っていました。

ところが、なかなか開かない!
お兄さんがかなり厳しい表情で作業するのを見て、もしかしたら開かないのかも…と段々不安になってきました。廊下はエアコンがないのでとても暑くて3人とも汗ダラダラ。
ずっと見ているのもプレッシャーになるかもしれないと考えて、廊下をうろうろしたり、少しでも作業中のお兄さんが涼しくなるように手であおいで風を送ってみたり。私にできることなんて何もないに等しいのですが、とにかく必死でした。

そして1時間近く経って、ようやくドアが開きました!!!!!
すごく嬉しかったのですが、深夜なので大きな声を出すわけにもいかず(昼間でも迷惑ですが)、みんなで静かに喜びました。

作業費は800ペソ、支払いは現金のみ…と説明されて財布を開いたところで、300ペソほど現金が足りないことに気づきます。日本のように深夜のコンビニでお金を下ろすわけにもいかず。
ずっと真剣に作業してくれたお兄さんも「支払いはまだなの?」と困惑していて、鍵が勝手に閉まったときよりもパニックになってしまいました。

咄嗟に思いついたのが「家中の小銭を集める」です。大量の小銭を箱に入れて保管していたので、それを集めて支払おうと考えました。
結局、小銭を必死にかき集めたらギリギリ足りて、なんとか支払いはできました。
しかしチップは20ペソくらいしか渡せませんでした。本当はチップも込みで1,000ペソ札でかっこよく支払いたかったです…。
(ちなみにドアが勝手に施錠された原因は、鍵の部品のネジがゆるくなっていたからです)

巨大ゴキブリ大量出没

これはもう本当に話せば長〜〜〜くなるので別の記事にします。
マニラ在住者でゴキブリに困っているすべての人を救いたいので…ちゃんと記事にします!(謎の使命感)

簡単に説明すると、引っ越してから半年経ち、突然家の中に大きなゴキブリがたくさん出るようになったという最悪すぎる事件!!
きちんと部屋の掃除はしていたし、駆虫薬を置いて、ペストコントロールもして、半年間ずっと平和だったのに。ある日突然、奴らが家の中に出没するようになったのです。

私はノイローゼ気味になり、一時的にホテルに避難もしました。
原因がわかるまで本当につらかったです。これまでで一番つらかった出来事かも。
(現在はゴキブリよりもトコジラミに怯えています)

避難していたマカティのホテル

その他

その他にも

・ドライバーに逃げられる
・渋滞中の道路で車が動かなくなる
・空港で勝手に荷物を運ばれてチップを要求される
・オーナーのせいで水道代を滞納する
・長時間の停電
・注文した家具が3か月届かない
・コンドミニアムの避難訓練中に本当に火災が発生
・ピザの箱からゴキブリが出てくる
・語学学校のトイレに大量のゴキブリの死骸を発見
・台風のたびにバルコニーに大量の洗濯物が飛んでくる
・ビザの申請で証明写真を20枚提出させられる
・高級化粧品の押し売りをされる
・マルチ商法に勧誘される
・大行列のLANDMARKのトイレにあるトイレットペーパーの販売機を破壊する(中国人の富豪に助けられる)

といった、定番の出来事は一通り経験しています。
皆さんの大変だったエピソードも聞いてみたい。

そして私は今後も何事もなく平和に暮らしたいと思っています。
これからも頑張ってマニラを生き抜いていくぞー!


★Instagram:@nachi_beauty

コスメの紹介、マニラのVlogなどを投稿

★Twitter(X):@maenatsu0505

https://twitter.com/maenatsu0505

なんでもありの雑多なアカウント

★マニラスタディルーム

マニラで勉強を頑張る女性のためのコミュニティ

★自己紹介など

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?