ご無沙汰恋愛短歌
君がため伸ばしてないからこの髪は失恋しても切るわけないわ
小手先の恋愛スキルに騙されて自分殺してどうするつもり
秋別れ好きだった秋憎らしい別れに秋を選んだ君も
口づけをすると決まって君は言う「なんでくちびるべたついてるの」
人ごみであなたの愛を知りたくて不意に繋いだ手を離したの
いつまでも出会った頃のキスをしてときめかせなきゃ他に行くから
この世から私が5キロ減ったなら嫌だろうからダイエットしない
クリスマス3回目だね欲しいのは愛されている安心感よ
今、わたしは黒髪を伸ばしています。理由は黒髪ストレートロングってすごく素敵じゃないかなと思ったからです。決して彼氏のためじゃないので、たとえ彼氏と別れることになったとしても、失恋を理由には切りたくないと思います。
世の中には恋愛スキルを紹介するコンテンツが溢れているけど、惑わされすぎて自分を失ったら意味がないと思います。スキルの「kill」と「殺す」で誰も気づかないような掛詞が実現してしまいました。
わたしは別れる時は全部自分からだったので、別れた季節が嫌いになったことはまだありません。好きだった季節に別れてしまったら、その季節が嫌いになっちゃうんですかね。嫌だなあ。
わたしの彼氏は、口づけをすると決まって「なんでそんなにべたべたしてるの」と言います。あなたに可愛いと思われたくてティントリップを塗っているのに、それをわかっていながら言うんです。意地悪で愛おしいです。
わたしは人ごみがすごく苦手で、すぐ揉まれて流されるタイプです。彼氏はわたしと人ごみを歩く時、絶対に手をしっかりと握ってくれるけど、もしわたしな手を離したら、わたしのことを探してくれるかなあ、とちょっと不安です。
「出会った頃のキスをしよう」と河川敷で言われたことがあります。なんちゅー恥ずかしいこと言ってるんだこの人は、と思いましたが、いつまでも出会った頃のキスをしてときめきたいのはわたしも同じです。「宇宙のどこにも見当たらないような約束の口づけを原宿でしよう」
愛する彼女がこの世から5キロ減るって悲しくないですか?わたしがダイエットしてもいいんですか?どうなんですか?
私は彼氏と3回目のクリスマスを過ごしたことなんてありません。フィクションです。
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