Web3は企業のコミュニティづくりをどう変えるか?【海外記事メモ】
今日はこの記事を読んでメモしてみたいと思います。
Web3におけるコミュニティづくりの重要性は私のnoteでも何度か取り上げてきたテーマでした。
そんなWeb3のコミュニティづくりの実験は主にテクノロジーに精通したギークたちの領域だったりしたのですが、スタバなどの大手もNFT事業に乗り出すなど大きな資本を持った企業も積極的にWeb3の領域へ踏み出そうとしている動きがあります。
そういった中で、企業がWeb3のコミュニティづくりをする場合の情報を得ておきたいと思い今日の記事を取り上げてみようと思いました。
本日もよろしくお願いします。
企業と消費者とのつながり方が変わった
かつて、企業はただの広告によって我々に影響を与えることができたため、我々はそれにつられて彼らの製品を買ってしまっていました。
インターネットの普及によって、望まない消費者に対して製品を売りつけることはより困難になりました。
結果的に消費者とブランドとの信頼関係は大きく変化しました。
今日の消費者は納得性の高い価格よりむしろ自身が好むブランドをより選択するようになりました。彼らは彼ら自身に合う価値観やプロダクトを求めるようになっています。
さて、これによってコミュニティの作り方の重要性が高まりました。
Web3はコミュニティに所属するという思想のもと運営されます。これは単なる広告主義や従来型のブランディングを越えたものとなっています。最先端のテクノロジーによって、Web3コミュニティは従来よりも多くのオーナーシップやガバナンス、インセンティブの設計が可能となっています。
Web3は消費者に企業に対してガバナンスを要求することができます。成功をおさめている企業というのは、彼ら自身のブランドによってクライアントのロイヤリティを高め、ターゲットユーザーに関する貴重な情報を入手しています。
Web3はどのように我々のコミュニティづくりを変えるのか
1.現在ではクリエイターやインフルエンサーと企業は収益拡大のためにSNSプラットフォームを活用していたが、プラットフォームは収益の大半を確保し、コンテンツを所有している
ソーシャルトークンによって、コンテンツクリエイターとブランドはこれらの障壁を取り除き、デジタル領域の所有権に関して新たな視点をもたらすことができます。
Web3の目的は企業やプロデューサーとターゲットユーザーとの間の相互交流を実現することです。このことはクリエイターとブランドが経済的な成功についてより声を上げやすくなることを意味しています。
2.Web3の中ではコミュニティの意味が変化する。メタバースやWeb3のユーザーは消費者であると同時に投資家である。すぐに彼らは自身のプロダクトを所有し、特定の権限をそれらに対して行使する。
私が初めてNFTへ投資をした時、私はプロダクトと使命について非常に情熱を持っていました。購入後、すぐに私はプロフィール写真を変更し、すべてのコンテンツを上げなおし、彼らが提供するものは何でも購入しました。
ある程度は、このブランドは現在の私のネット上のアイデンティティの一部になっています。
Web3ではユーザーこそが企業の最も価値あるマーケティング素材であり、最も影響力のあるステークホルダーであり、最も企業のパフォーマンスと関係が深い存在となります。
Web3が変える未来
Web3はコミュニティづくりとその参加に関して重大な変化をもたらします。これは現実に起こり得ることであるということを知っておく必要があります。
企業はこれまで何年にもわたってブランドのロイヤリティを向上させ、収益拡大のためにオンラインコミュニティを運営してきました。
しかしながら、Web3は私達に次の段階へ導いてくれるものです。私たちはこれまで不可能だった方法で個人を関与させることができます。
感想:情報格差が拡大し、非投資家が淘汰される未来
記事の内容は、企業とユーザーとが相互の目的達成のためによりインタラクティブな関係性を築いていけるという点からコミュニティの作り方や収益拡大のための施策が変わっていくことを説明していました。
ここだけ切り取れば、「いや、それって現在のWeb2時代でもあったことじゃん」とも言えますが、筆者が言及していた「消費者の誰もが投資家でありクリエイターとなる」という観点はWeb3ならではなものに感じました。
Web3の時代においてはより「投資家の視点」が重要になってくることは肌感覚としてあります。ただお金を企業側に払って(消費して)サービスを受けるという一方向的なお金の流れよりはむしろ、自分が支払ったお金がどう成長していくのかという投資家的な考え方を迫られる場面がWeb3の世界では各所に散りばめられていたりします。
企業側もこの観点に立脚してコミュニティづくりをしなくてはならないというのはもちろんですが、見方を変えるとこういった投資家の視点をもたない人々がどんどん淘汰されていってしまうという残酷な未来像も見えたりしました。
やはり色んな情報に触れ、人と交流して、自分の中の情報をアップデートしていく必要性を強く感じる昨今です。まだまだザコな自分ですが、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。
ではまた。
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@やました
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