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マツダ株を売却した素人投資家の意識低い系投資ルール

年始に自分はこんなnoteを書いていました。

一言でまとめると「マツダ株って配当金にも将来性にも難アリだけど、企業として好きだからロマンで買っていた」という話でした。

で、タイトルの通りなのですがそんなマツダ株を売却しました。

今回はそのご報告と、投資素人の自分のゆる甘な投資方針の話などをまとめてみようと思います。一応事実としてこのやり方で数年やってみてますが2022年現在では含み損は抱えつつもトータルでは利益は出ているため、めちゃくちゃ良くもないけど決して悪くもない方法かなぁと思っています。

"未来は読めない"を前提とした思考停止の投資

自分のポートフォリオのほとんどは超メジャーなS&P500と言った米国株式を中心に、債権や新興国株なども混ぜて一定のバランスで毎月インデックス投資信託やETFに積み立てる比較的手堅い運用をしています。

それは自分が「いくら考えたところで未来は読めない」という思想を持っているため、米国株のような世間一般で言われる「歴史上確率高く資産が増える」ものを中心に毎月定額で積み立てています。

「未来は読めない」という前提に立っているため、昨今の米国株の暴落や急激な円安に対しても、特定の対象を買い増したり損切りしたりなど特別な動きをすることはありません。
投資系YouTubeをチラ見しながらも「最近大変そうだなぁ、でも自分にはよくわかんないや、」と鼻を垂らしながら思考停止で定額の積み立てを続けています。

「自分なんかが未来を読めるはずがない」という前提に立っているため周りのニュースに流されることがありません。

実際ドル円が115円くらいのときに「さすがにここらへんで円安止まるだろ」と思ってFXに手を出してみようかと頭をよぎったこともありましたが、結局今では130円を超えてさらに円安が加速しました。やっぱり自分なんかに未来は読めないなぁとつくづく痛感しました。


日本株は「趣味」で買う

こんな感じで「海外株式や債券を一定割合で思考停止に買い続ける」という投資スタイルの自分がなぜマツダ株を持っていたかについてはnoteを参照いただきたいのですが、自分の日本個別株への投資スタンスを一言で言うなら「趣味と割り切った博打」です。

「未来は読めないという前提に立った思考停止の投資」という先程の主張と完全に矛盾するのですが、日本の個別株に関しては「こいつは今後もっと伸びるだろ!」と完全に「未来を読んで」投資をしています。

でも先程も述べた通り自分に未来が読めるはずもないし、そもそも投資のど素人なため完全に日本の個別株投資に対しては「趣味」の範囲で行うよう心がけています。

趣味なので勝つか負けるかで人生が左右されるほどの金額は突っ込まないし、負けても「まぁ楽しかったな」くらいに思える範囲の金額に留めています。

それは、そもそもとして米国や世界経済と比較して日本経済全体の成長率に期待が持てていないという部分と、一方で自分の生活を支えてくれる日本の会社には頑張って欲しいという気持ちもあり、資産の一部は日本株投資に使ってみることにしています。

また、やはり日本株に投資をすることで日々の日経株価や各企業の動きにも関心が持てるようになるため、趣味としてはなかなか良いなぁと実感しています。


取得単価より15%値上がりしたら利確

そんな自分の日本株投資のスタイルはシンプルです。

自分が気になる日本株をウォッチリストに登録しておき、「今が買いどきかも」と思ったときに余裕資金があり、かつ購入後の自分の資産に対する日本株比率が全体の許容範囲内のバランスに収まる場合は購入。
ちなみに気になる日本株の基準は配当比率や優待もありますが、「5年以上保有しても苦じゃない」と個人的に思える魅力を感じる企業をピックアップしています。

その後は株式の平均取得単価に対して15%下落したら買い増し(を検討)、15%上昇したら売却、というルールを徹底しています。

この15%という数字はわりと雰囲気で、これまでの日本株投資の経験上「10%の上下はわりとあるけど15%は結構でかい」という自分個人の感覚によるところが大きいです。

ルールの根拠はゆるゆるなのですが、一方でこのルールは徹底厳守するようにしています。

実際株価を見ていると15%以上の株価の上下は、大抵長い期間をかけて徐々に株価が上がっていくというよりは何か大きなニュース(ビジネスの転換、決算発表、企業売買収など)が起因して一気に株価が動くタイミングで発生することが多いように感じます。

そのような一過性の市場の動きに反応した株価を見るとどうしても自分の中で「これはもっと株価が上がるんじゃないか」とか「まだ下落しそうだし買い時は待つか」などという思考がどうしても頭をよぎってしまいます。

しかしこの部分は「自分ごときに未来は読めない」という考えに立ち戻り、とにかく機械的にこのルールを厳守しています。いくらまだまだ企業の将来性があろうが個人的な愛着があろうが、ルールに則ってバッサリ売却します。

というわけでマツダ株の売却もこのルールに則って利確しました。

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決算発表後に円安の影響で売上が当初の予想を上回ったことが原因で1日で一気に株価が上がったタイミングがあり、気づいたら15%のラインを超えていたため売却しました。


楽天株を購入してみました

そんな感じでマツダを売却した分、ポートフォリオに占める日本株の比率が下がったこともあり、かなり値下がりしていた楽天株を購入してみました。

実は以前も保有していて(日本郵政との業務提携発表時の株価上昇に乗じて)利確した株だったのですが、再度このタイミングで購入してみました。

様々な制度の改悪や楽天モバイルの0円廃止など結構悪い意味で世間をざわつかせていますが、最近楽天サービスに対して考え直した部分があったのと、短期的に見ればまだまだ株価上昇の要因はありそうだなぁと考えて再購入しました。

そのへんの理由ももし気が向いたらnoteにしてみようかなぁと思います。

ではでは。

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