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忘れられない夜

ーーガチャ。


あきとさんの寝室は、アロマ?お香?の香りがして、

非日常的な感覚になり、自然と、緊張感が増す。


後ろで扉を閉める音が聞こえた。


「ーーーーあきとさん?真っ暗だよ。」

「ごめん、明かりつけるね。」

一気に明るくなり、一瞬視界がぼやける。


「明るすぎ・・・?だね。」

そう言って、リモコンで明かりが薄暗くなった。


ただ立っているのも、なんか違うよな・・・

そう思い、ベッドに座る。

あきとさんも隣に座り、

「本当にいいの?」

「聞かないでよ。恥ずかしいじゃん。」

「ごめん。」


言葉と同時に、あきとさんがキスをしてくる。


どんどん濃厚になって、舌が絡み合う。

「・・・はぁ・・。苦しいよ。」

「ごめん、余裕なくて。」

「あきとさん・・・、好き。大好き。」

「どっちが勝ってるかな。笑」


気づいたら、あきとさんが私の上に覆いかぶさり、

舌先が首へ移っている。


ワンピースで来た私は、

裾から手を入れられると、もう下はパンツが露出していて・・

それだけで恥ずかしく、赤くなるのがわかる。


太ももから、ウエストを撫でて、胸に手が伸びる。

「あっ・・・んん。恥ずかしい」

「じゃあ、俺も脱ぐ。脱がせて。」

私は上半身を起こし、あきとさんのTシャツの裾に手をかけて、

上へ引っ張り、脱がす。


「・・・タトゥー、怖い?」

「ううん。怖くない。」

「ピアスは?」

「怖くない。それも含めて好き。」


ニコッと笑って、強く抱きしめ合い、キスを交わす。

また、あきとさんが上に覆いかぶさる形になり、

ブラジャーのホックを手で探っている。

誘導するように、私も背中を少し浮かす。

すると一瞬に外れ、直に胸に、あきとさんの手が触れる。


「・・・全部がきれい。かわいいよ。」

「・・やめて。恥ずかしい」


あきとさんの舌先が私の胸の天辺に触れる。

自然と、

「んん・・・」と声が漏れる。

最初は優しかった愛撫が、だんだん速度を上がってくる。


あきとさんの片手が、私の腿に触れ、

下半身へ、焦らすように触れてくる。


「・・・パンツ、脱がせてもいい?」

「・・・うん。」


パンツが足元へすり抜けると、

あきとさんの指先が私の秘部に触れる。


「なに想像してたの?分かる?俺の指が滑ってるよ。」

「・・・やめて!言わないで・・」

すると、あきとさんは指を私の中に入れてきた。

「・・あぁあ!」

初めての感覚に声が漏れる。

「痛くない?大丈夫?」

「・・うん、平気。」


あきとさんの指が私の中で動き始める。

すると親指で、敏感な部分を触れてくる。

「・・・あぁぁ。いやっ・・」

「気持ちいい?」

「・・・・・っんん!」

「声、我慢しないで・・聞かせて」

「んっ、あぁぁあ!」

「・・・れいちゃん、ホラ。」

そう言って、あきとさんは私の手を自分の下半身へ導く。

「あっ・・・」

「すげぇ、興奮してるの・・分かる?」

「うん。・・あきとさんも、脱いで。」

「脱がせてくれる?」

「・・・うん。」

あきとさんのジーンズに手をかけ、脱がし、

その下の下着も脱がす。


「・・・これでお互い隠すところなし!」

「バカー!」

と笑い合って、そのままベッドへ横になり、キスを繰り返す。


誘導されるまま、私はあきとさんの下半身へ手を置き、優しく握る。

あきとさんは、私への下半身への刺激を続け、

お互いに息が乱れ合う。


「・・・れいちゃん、もう、入れてもいい?」

「・・・うん。」


私の足を広げ、その間にあきとさん。



すると、あきとさんが、

「・・・やべっ。やばい。」

「え?」


「・・・ゴムないかも。」

「え。」

「あ、待って。」

そう言って、あきとさんはベッドから立ち上がり、クローゼットへ向かった。

「あきとさん?」

ガサガサと、紙袋のようなものを漁るような音が聞こえる。

「・・・あった。」

そう言うと、小さな箱を私に見せ、

「前に、誕生日プレゼントでもらったやつ。笑」

「もぉーーー!笑」


「ごめん、雰囲気台無しにして。笑」

そう言いながらベッドへ戻ってきて、ゴムを付けた。


「・・・れいちゃん。いい?」

「うん・・・」


徐々にあきとさんが入り込んでくるのが分かる。

痛くて、思わず眉間に力が入る。

「・・痛い?」

「ううん、平気。大丈夫。」


ゆっくり、ゆっくり、あきとさんが入ってくる。

「あぁぁああーーー。んーーーーー」

声が漏れる。


あきとさんも、眉間に力が入っていて、


「・・・きっつ・・・。」

そう言葉をこぼした。

あきとさんの全てが入り、私に顔を近づける。

「れいちゃん、大丈夫?」

「・・・うん、大丈夫。」

「少し、動いてもいい?」

「・・うん。」


そう言うと、少しずつ、少しずつ、あきとさんが動く。


「あっ、、ん・・あああぁ」

思わず声が漏れ、あきとさんの呼吸も荒くなる。


「・・幸せ。すげーいい。」

そう言って、唇を重ね、目が合う。

「れいちゃん・・・、幸せ?」

「うん。すごく幸せ。もう痛くないよ。大丈夫。」


そう言うと、また唇を重ね、あきとさんの動きが激しくなる。

「あっ、あぁ。んん・・・!!!」

あきとさんの呼吸がどんどん荒くなり、顔がどんどん辛そうに見えてきた。


「れいちゃん・・・ごめん、もう限界かも。・・・いっちゃうかも・・・」

私は頷くことしかできず、ただただ首を縦に振った。


ラストスパートってこのことか・・・と思うように、

今まで以上に激しくなり、私の下腹部のあたりが、掴まれるようにキューーンとなるのが分かった。


「あぁっ・・・」

という言葉と同時にあきとさんの動きが止み、

「このまま動きたくない。このまま寝たい。笑」

そう言って、私を抱きしめた。

「私が違和感で寝れないよ。笑 重いし。笑」

またそれで笑い合った。


ーーーーー

その後は、ベッドで少し話し、緊張が解けた私は、

「ねえ、あきとさん、お腹空かない?」

「空いた。俺からは絶対言わないって思ってたけど。笑」

「なんで。笑 私、なんか作ろうか?」

「まじ?でも、冷蔵庫、なんもないよ?多分」

「じゃー、まずは冷蔵庫見に行きましょーう!」

「いえーーい!」


そうして、私とあきとさんはキッチンへ向かった。



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