断言することの不誠実さ

※異論はしこたまあると思いますが、ぼくの意見です。

「内容よりも雰囲気！！」←アッハイ

自己啓発の本などを見ていると

「錯覚資産が大事だ！」
「人は声の大きい人に従う」

などの意見を見ます。
※メラビアンの法則とか言いますよね

メラビアンの法則とは？【わかりやすく解説】第一印象、誤解

要は、
「人を動かしたければ、正しいことを言うかどうかよりも、自信を持って断じることが大事」
という意見です。

何かいません？
いかにもスゴイ人って紹介されて、
ちょっとドキドキして話を聞いてみたら

「１＋１が何か知ってるかい？それは。。。」

的なことを2時間くらい喋ってる人。

まぁ。。。逆にすごいんですけども。。。
そこに関してめちゃくちゃに思うところがありまして。

断じることは刺激的だが…

たとえば、ぼくらの業界あるあるだと思うのですが、

「で、結局どの保険がオススメなん？」

という質問をされる方は多いです。
これに対するベストアンサーを言うと、

「少なくとも現状と理想を聞かないと分からない」

であって、間違っても

「○○生命の△△保険に××万円かけるといいよ」

ではないです。

断じない方が良さそう…？

問題なのはこの次。

この回答、
「それがベストアンサーだよねー！」って言う人、います？

「いやいや、とっとと答えを言えや」
と思うのが正直じゃないすか？

後者の方がデキル人っぽく感じちゃいません？

※ぼくはそう思ってました。

人間、どうしても

「で、結局なんなん？」

という短絡思考はあるところで、
正しいことを言われるよりも、
インパクトのあることを言われた方が
脳が喜びます。

この辺、
ホリエモンとかイケハヤとかが
まさにそれだと思っていて、
彼らは普通の人からすると

「そこまで言わなくても。。」

みたいなことを言うのですが、
それで好きか嫌いかの意見はどっちでもよく、
要はその意見がマスにセンセーショナルに響きます。

絶対は絶対にない（矛盾命題）

ただ、
その意見って正しいかどうかは
実は微妙じゃないかなってよく思います。

個人的には
「「絶対」は「絶対」にない」と思うし、
先ほどの保険なんて未来のことを話すので、
そのときに
「絶対に○○生命の△△保険が良い！」
だなんて、
うさん臭すぎて鼻がもげそうです。
(未来のことは分からない)

つまり、
正しい意見を言う人間ほど
まごまごしがちだと思うし、
堂々と断言する人間ほど
「それほんと？」って疑うべき
なんじゃないかなと。

だから結局どないせいと。。

でも、ここでじゃあ、

「○○生命だとここは良いんだけどここは微妙で、でも××生命だとそこは良いんだけどこっちが微妙で。。」

とか、

「そもそも目的達成の手段はいくらでもあるし。。」

とか言われると、

「じゃーどうせいっちゅーねん！！」

と言う意見も出てきそうです。

「相手の立場だったら自分はどうするか」

そこでぼくが思うのが、
「その人だったらどうするか」
を自分なりに言ってくれる人は
かなり良い人ではないかなと思います。

お客さんの立場になって、
自分の知識で最善を考える。
ぼくが考える最善はこれくらいです。

ただ、人は十人十色なので、
ガツンと言った方が良い人、
選択肢を与えて自分で決めたい人、
もはや雑談したい人などたくさんいるので、
どれが正解かはその場その場で変わりますけどもー！

と、最後まで歯切れの悪い文章でお届けしました。