私が視た'22年1月アニメ新番組一覧
いつもながら地上波放送のTVアニメは年4回の改編(1月・4月・7月・10月)とせわしいものです。
そのため、怒涛のごとく始まりあっという間に終ってしまいますから、多くのアニメが瞬く間に忘却の彼方です。
そこで、備忘のために今期スタートのTVアニメの第1話で私が視たものを列挙します。
さらに、ただ挙げるだけではつまらないと思い、私の“独断と偏見”に満ちた★五つを満点とした採点と寸評も添えました。
なお、評価対象は飽くまでも第1話のみです。
受信できるチャンネルは地上波放送のみです。
ネット配信の視聴は一切行っていません。
列挙の順番は私の視聴順となっています。
東京24区 →★★★☆☆
ストーリー構成・脚本の担当がニトロプラス所属ということもあり、近未来の退廃的な東京を舞台に、やさぐれた若者達を描いた陰鬱な展開かと思った(近未来なのは当たった)。しかし存外、溌剌としたところがある明るい展開で、作品世界に入っていけた。ただし、ツッコミどころと思えるものがいくつかはあった。
ハコヅメ~交番女子の逆襲~ →★★★★☆
原作も実写ドラマも知らないので、いったいどんなアニメなのかと興味津々で視始めたが面白かった! キャラのタッチが自分好み。キャスティングもいい、特に藤聖子役の石川由依は意外性があっていい。作画・演出など全体的に破綻が無く、さすがマッドハウスの制作だ。
スローループ →★★★☆☆
毎度お馴染みと言える原作が芳文社の「まんがタイムきらら」掲載のアニメ。故に、乱暴な述べ方をすると、「やりたい事は分るのだが、作風が自分好みではなく視るのに難儀する」という作品。飽く迄も自分に合ないだけであって、丁寧な作りの作品だと思う。人物設定が面白い。
ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン →★★★★☆
「ジョジョ…」を初め荒木飛呂彦作品は恥ずかしながら全く知らない。アクの強そうな作品なので、少々迷ったものの視てみたら面白かった! 奇想天外と言える作品世界に惹かれ、次の展開が大変楽しみ。キャラのタッチも自分好み。ファイルーズあいの演技が堪能できるのが良い。
ドールズフロントライン →★★★☆☆
お約束の一つと言える“美少女と銃器”ものはあまり興味がないのだが、シリーズ構成・脚本が倉田英之なので、クセのある面白さがあると思い期待した。少女がキャピキャピした作風ではなく、シリアスな展開なのが良かった。今後が楽しみ。キャスティングもいい。EDテーマが印象的で気に入った。
CUE! →★★★☆☆
昨今多い“アイドル育成もの”の声優版。演じる実在の新人声優をグループで歌手デビューさせるため、それに合せてアニメのキャラも多数になっている。故にキャラ設定が消化不足なのが不満だった。可もなく不可もないできで、そのため視ても視なくても良い鶏肋アニメ。それにしても、本作のためにこれだけ多数の若者が声優としてデビューした訳だが、いったい何名の者が生き残れるのだろうか?
その着せ替え人形は恋をする →★★★★☆
原作を全く知らないため、どのような作品なのか分らず、自分に合うアニメなのか半信半疑で視たが面白かった! コスプレというマニアックな題材だが、マニア受けの安易な展開ではなく、破綻の無い真面目な作りで質が高い。直田姫奈の過剰に色っぽくない素直な演技も良かった。
明日ちゃんのセーラー服 →★★★☆☆
本作も原作は知らず、どのようなアニメなのか全く分らなかった。安易な作りの俗に言う“萌えアニメ”かと思いきや、日常を描いたしっかりとした作りで全編視ていられた。ただし、主人公の明日小路ただ一人がセーラー服になったいきさつが、ありえない設定で苦笑。
怪人開発部の黒井津さん →★★★☆☆
原作を全く知らず、アニメについても前知識無く、言わばたまたま視たのだが面白かった! 安易なギャグ連発でおちゃらけた作品かと思いきや、破綻の少ないしっかりとした作りで好感が持てた。次回が楽しみ。
薔薇王の葬列 →★★★★☆
このアニメもまた原作を全く知らないため、昨今流行の異世界ものと思ったが、イギリスの薔薇戦争時が舞台とは驚いた。久し振りに重厚感があり視応えのある作品だと思う。堅実と思えるキャスティングが良い。★は期待を込めて4に。
TRIBE NINE(トライブナイン) →★★☆☆☆
しっかりと良い作品を作ろうという、スタッフの一所懸命さは伝わってきて好感は持てる。ただ、あか抜けないというか、今一つハジけたところが無く、どうも惹かれるものがなかった。視ても視なくてもどちらでもいい鶏肋アニメ。
範馬刃牙 →★★★★☆
アニメ版の前2作が好きだったので、待望の新作。原作を全く知らないことから、双方を比較して良し悪し云々という考えが無いため、飽くまでも純粋にアニメ版を楽しめている。今作はどのような展開になるのか大変楽しみ。★4は期待を込めてのもの。
殺し愛 →★★★☆☆
そのタイトルから、まさに殺伐とした鬱展開と思いためらいがあったが、意を決して視てみた。単なる殺し合い連続ではなく、シャトーを初め人物の駆け引きがある重厚な展開で、30分間視ることができた。その雰囲気から原作は小説かと思いきや、漫画と知り驚いた。
平家物語<+Ultra> →★★★★☆
作画・演出など全体的にレベルが高く視応えがある。高野文子の原案によるキャラクターが大変作品世界に合致し、また象徴的なものになっていると思う。今後に大いに期待したい。平清盛の描き方に不満を覚えるのは、NHK大河ドラマ「平清盛」の影響を受け過ぎのためだろうか。
以上、全部で14作品です。
皆さんはお気に入りの作品がありますか? (^_^)
〔おわり〕