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構想録note版〈8〉

「構想録」とは読んで字のごとく、私が考えたオリジナル・ストーリーの構想を記録していく“創作ノート”です。

-リアムス諸国設定(帝政プロシラツ 1)-

私の妄想の世界へようこそ。

さっそくですが、予告通り始めます。まずはこの国から。

●帝政プロシラツ
※民族

主要人種はワズト種で、全人口の半数以上を占める。

惑星リアムスに於いては小国家に因る分裂時代が長く、民族的統一国家の成立は、セルジア、エイルドと比べて遅い。

星間国家への移行は、他のリアムス主要国よりやや遅い。

セルジアに次ぐ、高度な科学技術を誇る。

プロシラン(プロシラツ人類)は一般的に勤勉で生真面目ではあるが、物事を感情的に捉えがちなので、視野(思考)が狭くなり、事の本質を見失い易い。

真の個人主義(自我)の確立が不十分の為、社会に付和雷同の雰囲気が強く、上意下達的な煽動や流行に左右され易い。

他国と比べて君主の独裁色が強い。

君主の権限が強い事から、政治にトップダウンの要素が濃い。その為、国民は政治に対して受動的で、無関心になりがちである。

※歴史
星間国家としては、中央集権化及び富国強兵を進めたタイデル皇帝(♂・大帝とも)の時代に、版図が最大となり極盛を迎える。

タイデル帝より3代目の帝(♂・名前未定)は、軍部に実権を奪われ傀儡となる。

軍部が国政を握ったプロシラツは、急進的な膨脹政策を推し進めた為、国際的に孤立。

その結果、エイルド・セルジア両国及びその同盟諸国に宣戦布告をするが、4年間の交戦の後に降伏。

戦後処理を決める為、戦勝国主催の国際会議が、セルジアのチュエーヌンで開催される。

ここで締結されたチュエーヌン条約に因り、母星以外の殆どの領土(植民星)を戦勝国へ
割譲。

軍備は大幅に縮小させられ帝室は権限が大幅に制限された。

※戦後
戦後、経済大国として復興を遂げる。

10数年後(←要再考)、経済の繁栄に陰りが見え始め、やがて、企業の倒産が多くなると共に、失業者数も増加する。

長年の経済的繁栄は、目先の物質的欲望偏重の価値観を生じさせ、利己主義的且つ刹那的且つ頽廃的な風潮が国民の間に強まり、社会的モラルが著しく低下した。その結果、犯罪の多発や凶悪化・低年齢化等、治安の悪化が進んだ。また、不況に因り国民間に広まった「閉塞感」もその一因となった。

必然的に政治家及び官僚も質的低下を招き、汚職等が続発。政治家は利己的になり、保身の為の派閥抗争に明け暮れ、不況や治安の悪化には、場当たり的な政策を濫発するのみで、無為無策だった。

よって、国民の政治への失望からくる無関心は一層進み、選挙の投票率は半分以下となった。その為、選挙結果は、一部の利権団体等の私意的なものが強く反映される傾向が強くなる。またこの現象が、国民の政治への無関心に拍車をかけるという悪循環に陥っていた。

次回も「帝政プロシラツ」の設定紹介です。

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〈つづく〉