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vol.03 なぜやらない?なぜ考えない?

前橋たまり場、なぜ、生配信や収録後その都度配信(時系列配信)してこなかったのか。

・自分達の語り合いで響いたことやしっくりきたことを振り返りながら、どこかの誰かの共感につなげたい

・曖昧さや明確な答えがないこと、複雑性や不確実性を受け入れつつ、自分達なりの解釈を問いかけてみたい

・お互いに大切にしている価値観を活かして自分達が前進しながら、どこかの誰かに問いかけてみたい

・暮らしの中で“飾らず本当に大切にしている”ことから、自分達がそれぞれの日々の行動にもいい効果があることを届けたい

農の話もあれば、暮らしの話もあれば、生き方の話もあれば・・・ごちゃまぜすぎるトークとして思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、私たちが等身大で生きる暮らしの中で、いろいろなことを感じ・考え・語り合っている姿をお届けすることを通して、ご視聴くださる方々それぞれの中でも物語が生まれるきっかけとなると嬉しいです。


【こんなこと語り合っています】

セミナーの話もそうだけどさ。
こうすると上手くいくよっていう、セミナーあるじゃん。

そういうセミナーを実際に受けて、本当にそれをやる人って1人いないんだって、100人のうち。

聞いて終わり。
うん。
聞いて終わりって、本当にそうで。

成功するよっていうセミナーを開いて、100人来たところで、実際に本当に実践してみる人って本当にいないんだって。

だから、こうすると大根売れるよっていう動画をあげても怖くないかもね。

実際やる人が、、、

そう。
見て、ふーんと思って、やってみようとは思うかもしれないけど、本当にやるかどうかはわかんない。

例えば、100人いたとして、やってみようが50人にいたとして、やってみようから本当にやるって言ったら、1人になる。

そう。
1人いるかどうかだね。

やり続けれるは、もっといないですよね。
いないだろうね。

1回はやるけど、もうやらない、みたいなね。

だから今も言わないけど、でもやってることってね、全然普通だから。
別にこれどこが新しいのっていう感じのことだけしかやってないけど、でもやっぱりね、売れるね。

続けているから、結果としても売れている。
うん。

本当に不思議だよ。
なぜ他の人はやらないんだろう。
そうそう。

そこに行き着いたのって、やっぱりいろいろ試していった感じですか。
そうよ。
だって、売りたいじゃん。

どうすれば大根が売れるかなって考えるじゃない。
大根だからさ、できることって本当に限られてるじゃない。
うん。

色塗るわけにいかないしさ。

そうするとさ、もう見た目をちょっと変えるしかないんだよ。
ビニールに入れるとかさ、シール貼るとかさ。
その程度。

でもそのひと手間が、工夫が、結果に結びつくんですよね。
そうだと思う。

だから、劇的に変わってるわけじゃない。

先進的なことをやってるわけではなくて。
うん。
言うたら、ビニールに入れてシール貼ってるだけだからさ。
この大根はどんな感じですみたいな。

それをやらない人が多いから。
うん。
ね、不思議。

やらない人の野菜も売れちゃうから。
すごくは売れないけど、そこそこ売れるからね。
大根だからね。

そうそう。
生きていく上で食べたいって人がいるから。

そうそう。
そこそこ売れるけど、でもそのそこそこに、すごく疲れている人達もいるわけじゃやいですか、出荷とかで。
自分が思っているより利益にならないとかで。

うん。
だから、そういう人たちが大根をやるとさ、「大根なんて1本100円だから」とか言うわけよ。

「いえいえ、200円ですよ」ってなるんだよ、こっちはね。
大違いだよね。

100本出して2万円になるんだからさ。

1日100本くらいだとね、どうでしょう。
2時間ぐらいで終わるんだよ、その(出荷)作業は。

まぁ、育てるからタネ撒いたりする時間もあるけど。
でもね、1日2時間の出荷作業で2万になったら大きいよね。

出荷作業って、畑から(大根を)取って、ビニールに入れて・シール貼ってまでのことですか。
そうそうそう。

そういうのをさ、大根とかぶとネギとでやると、2万ずつだから6万円とかになるじゃない。
そうなってくると愉しいよね、農業は。

(今年の大根は)全部で1万5,000本植えたからさ。
すごい!

それを1日100本やるとさ、150回分あるじゃん150日分。
そうすると、11月・12月・1月・2月・3月のちょっとだからね、5ヶ月分ぐらいで余るぐらいだね。

1日100本(大根を)抜いて、5ヶ月出荷すると大体1万5,000本でしょ。

そういうのって、前橋に行く前から(移住する前から)考えてたんですか。
いや、全然全然。

前橋に移ってから、最初のバクチャープロジェクトをやったときはさ、野菜は作るけど、ガンガン売ろうって感じじゃなかったからさ。

そうですね。
そのバクチャーをやめて、いよいよ農業だけで、野菜だけ売って食べていこうと思ったときに、何を作るかから始めた。

まずは。
うん。

そうなっちゃうと、やっぱりここは事業なんだよね。

そうなんですよね。
ただ闇雲にっていうこと、嶋﨑さんの場合は絶対ないじゃないですか。

うん。
だからやっぱりね、最初からというか新入りで入ってきてさ、ある程度成功している人たちは、ちゃんと考えてるね。

この間ネギをやっている人がテレビで言ったけどさ。
「なんでネギですか」って聞かれたらさ、「ネギって食った瞬間に国産か海外産かわかりませんよね」と。

確かに。
要は、選ぶ基準って、長さと太さと価格ですよねと。これなら俺でもできると。

へえ。
実際はもっと難しいんだよ。

だけど、トマトとかに比べるとさ、味の差が出ないんだよ。

なるほど。
うん。
だから、本当にもう何十年もやってるさ、トマト一筋・トマト名人ですみたいな人に比べると、全然勝てないんだよね。

でも、ネギとか大根ってさ、大根ってなんぼ上手くてもさ、超美味いにはならないでしょ。

美味しくないって、あんまりないですもんね。

そう。
美味しくないもないけど、超美味いもないんだよってなるわけよ。

なるほど。
うん。
だから、素人がちょっとやればできる。

ニュースになった人も、それでネギをやり始めたと。
そうそう。
「トマトじゃ勝てませんが、ネギならいけそうだ」って言ってた。

(ネギって)トマトみたいに崩れないですよね。
(トマトは)出荷するまでも大変そうだし。

うん。
ネギは強いからね。

しかも、ネギってさ、乾燥にものすごく強いから。
取った瞬間も、2,3日経ってから食べる瞬間もあんまり変わらない。

だから、冬の越冬野菜にもね。
そうそうそう。

ちょっと考えれば、そんなんわかるんだよね。
ちょっと考えれば。
何を作ろうかなっていうときに。

敵は誰がいて、作りやすいかどうかとかさ。
観点なんかそんなにないじゃん、何を作るかどうかのさ。

でも、考えずにさ、「俺はトマトが好きだ」とかさ。
「いちご作るぞ」とかさ。

訳もわからないで作ってるから、失敗するのよね。
「なかなか出荷できません」みたいな。

そうそう。
「なんかできません」とか、「うまくできません」とか。
「作り始めて、1年・2年・3年でもなかなかまだです」とか。

「やっとできたんだけど、敵が多すぎて売れません」とかさ。

ちょっと考えたらわかることなんだよ。
だって、ものすごいいっぱい本読んで調べてさ、なんかマーケティングみたいな感じでやったわけじゃないよ。

でも、それを(考えることを)やらない人が多いんだよね。

「ちょっと考えて」ってあるじゃないですか。
うん。

なんか、今のことじゃないところでも、いろんな面でそういうこと、多くないですか。
ちょっと考えたら上手くいくのにってこと。
うん。

ちょっと考えない人って何で考えないんだろうって、どう思います?
何が足りないと思います?

うーん、ずーっと考えてないんじゃない?
ちょっと考えればわかると言ったけども、考えることが大好きでさ。
例えば、大根をいかに売るかどうかとか。

なので、もうずーっと考えているんだよね。
ずーっと考えてると、シール貼ったろとかさ。
別にそんな突飛な考えじゃないけど、何か思いつくわけよ。
それをやってみましょうと。

ずーっと考える楽しさをわかる人が増えると、すごくいいですよね。

いいよね。
だから、それはまさにあれだよね。
好きじゃなきゃ無理だよね。

確かに。
苦しいことばっかりだとね。
うん。

大根はそんなに好きじゃないよ、別に。
大根Loveではないんだけど。

でも、いかに自分が作った大根を人より高くいっぱい売るかっていうのはさ、楽しいよね、考えること。

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お読みくださり、ありがとうございました!
これから毎週1回、コンテンツ配信予定。

それぞれの関心に沿って語り合ってみたおかげで、それぞれの解釈で問いかけ合ってみたおかげで、自分達に何ができそうか・先々のことを考えて今何をした方が良いのか/やってみたいのかを語り合っているコンテンツをお届けしていきます。

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