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キユウをなくすユウキ

取り越し苦労、とか杞憂とかって本当ムダだなあと実感したお話です。

先々に起こりそうな不安だったり、「多分だめって言われそう。少なくとも反対されるだろうからキチンと説得しなきゃ」と考えましたが、肩透かしをくらったようでした。あれこれ悩んでいた時間はなんだったんだろう? と。

先日、レーシックについて検討してみようと書いていましたが、ひとつ不安材料があったんですね。

それは共に暮らす夫を、どのように説得するか、でした。

もちろん、私自身が感じたレーシックの利点としてメガネにまつわる、あらゆる面倒から解放されることをキチンと伝えようとは思っていました。

・毎日2、3回はメガネの汚れを拭く作業からの解放
・メガネのツル、鼻あて部分のじんましんからの解放

(今ちょっと、ややこしいじんましんを発症しています)

・スポーツ時の負担軽減(マラソンの再開とスイミングをやりたい)
などなど、です。

堀江貴文さんがやりなよって言ってた佐渡島さんの記事を読んだのがきっかけだとは、ちょっと言えませんが、自分の生活にプラスになるところを挙げるつもりでした。

ちなみに現在はメガネッ子生活ですが、それ以前はコンタクトレンズを使っていました。ただ、コンタクトレンズを使っていると、頻繁にトラブルがあり、しょっちゅう眼科に通っていたんです。

もう、そのトラブルごとに眼科に行く時間がムダ。予約していても待たされますし、定期的に眼科のために時間を割かないといけない。かといって、トラブルを無視したら結局辛いのは自分。いやいや眼科に通っていたんですけれど、先生に「もう眼科に通うの、嫌なんです」と言ってみたところ「じゃあ、コンタクトレンズはやめて、メガネかけるか、レーシックかな」と言われたので、その時はメガネを選択したんですね。レーシックは、なんとなく、怖くて。

で、今回「レーシックの手術を受けたい」と夫を説得しなきゃいけない。難しい手術じゃない、と言っても身体の一部を削るため、術前術後の検査にめいかないといけません。費用もそれなりに必要です。安い、とは言えません。

夫は新しいことをはじめたり、知らない場所に行くことに対してかなり否定的なんです。
「それ、あぶない場所じゃないの?」「その仕事、あやしくない?」

まず、疑ってかかる。そして否定するんですよね。お友達に紹介してもらったものも「その友達、信用できる?」とか言ったり。夫自身が知っている友人であっても、です。疑うことが習慣になっているのかもしれません。

レーシックという比較的新しい技術をやりたい、といったら、まず反対されるだろう。レーシックは危ない、という情報もたくさん出回っていますし、考え直したら? と言われるだろう。

そのために、夫に対してプレゼントいうか「なぜやりたいと思っているか、またレーシック後に得られそうな利点について」をいろいろと考えていました。

ああ言われたら、こう言おう、みたいなことをかなりたくさん用意していたんですね。

ですが。

「レーシック、やってみようかな?」と、本当になにげなく言ったら「あ、いいんじゃない?」と。本当にふわーっと返事をされたんです。

逆に心配になりました。普段、私が始めようとすることに、9割方「それ、大丈夫?」と疑うのに。不思議でした。

「え? 危ないと思わない?」と質問してみると「まあ、確かに危ないと言えば危ないかもしれないけど。手術自体が危ないんじゃなくて、その後のケアを怠ると、危ないんじゃないかと思う」とのこと。

さらに詳しく聞いてみると、夫の職場の人や、友人もかなりの割合でレーシック手術を受けているとのこと。夫自身は両目の視力が1.5と良好ですので、友人の体験談をふーん、と聞き流していたそうです。夫本人には特別関係のないレーシック技術でしたが、技術への信頼 > 疑惑 に変貌していたそうです。はじめはやはり怪しんでいて、同僚やら友人に「やめた方がいいんじゃない?」と言っていたそうです。

あれこれと先回りして準備したものを、なにひとつ提示することなくすんなりと受け入れられました。なんというか、「えっ? もう終わり?」と思うほどに。聞かれたことといえば「いつ頃を予定してるか?」ぐらいでした。

私は、仕事でもプライベートでも「ああ言われるだろう、こう言われるに違いない」と先回りして「やっぱり、やめておこう」となってしまうことが結構あります。

提案を断られること、否定されること自体がイヤだということと、よくよく考えてみたら、どうしてもやりたい、と熱望しているわけじゃないのかな? と自分自身を納得させてしまっていることも多いです。

だけど、提案してみたら意外とすんなりと「いいんじゃない?」と受け入れられることが多くてホッとすることの繰り返しです。

先回りして断られるかもしれないから不安だ、っていう考えは無駄だからって、あちこちでよく聞く話ですが、本当にそうだった! と体験したお話でした。杞憂に使うエネルギーも、バカにならないですもんね。

何はともあれ、レーシック手術を受けられそうです!




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